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掲載日:2024年12月19日

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がん医療

埼玉県では、県内どこでも「質の高いがん医療」を提供することを目指して、がんに関する優れた医療・相談・情報提供体制を備える医療機関の整備を進めています。

がんの治療法には、局所療法として手術療法及び放射線療法、全身療法として化学療法があります。治療に当たっては、がんの病態に応じ、これら各種療法を効果的に組み合わせた「集学的治療」の実施が必要です。

加えて、緩和ケアや各学会の診療ガイドラインに準ずる「標準的治療」等のがん患者の状態に応じた適切な治療の実施も必要です。

必要な医療を地域全体で切れ目なく提供できるよう、がん医療における医療連携体制の構築のため、埼玉県では、がん診療連携拠点病院(国指定)や埼玉県がん診療指定病院(県指定)を中心に、各地域の医療機関の機能分化を進め、がん医療連携体制の構築を促進します。

県内の医療機関の指定状況(令和6年8月1日現在)

地図:県内のがん診療連携拠点病院等

 

指定医療機関の一覧(令和6年4月1日現在)

都道府県がん診療連携拠点病院(国指定)

がんの医療圏

病院名

所在地

指定期間

県央

埼玉県立がんセンター                               

伊奈町      

令和6年4月1日~令和9年3月31日

地域がん診療連携拠点病院(国指定)

がんの医療圏

病院名

所在地

指定期間

南部 川口市立医療センター 川口市 令和5年4月1日~令和9年3月31日
南部 済生会川口総合病院  川口市 令和6年4月1日~令和9年3月31日
南部 戸田中央総合病院 戸田市 令和6年4月1日~令和9年3月31日
南西部 独立行政法人国立病院機構埼玉病院 和光市 令和5年4月1日~令和9年3月31日
東部 春日部市立医療センター 春日部市 令和6年4月1日~令和7年3月31日
東部 獨協医科大学埼玉医療センター 越谷市 令和5年4月1日~令和9年3月31日

さいたま

さいたま赤十字病院

さいたま市

令和6年4月1日~令和9年3月31日

さいたま

さいたま市立病院

さいたま市

令和6年4月1日~令和9年3月31日

さいたま

自治医科大学附属さいたま医療センター   

さいたま市

令和6年4月1日~令和9年3月31日

県央 上尾中央総合病院 上尾市 令和5年4月1日~令和9年3月31日
川越比企 埼玉医科大学総合医療センター 川越市 令和5年4月1日~令和9年3月31日
西部 埼玉医科大学国際医療センター 日高市 令和6年4月1日~令和9年3月31日

北部

深谷赤十字病院

深谷市

令和6年4月1日~令和9年3月31日

埼玉県がん診療指定病院(県指定)

二次保健医療圏

病院名

所在地

指定期間

南部

埼玉協同病院 川口市 令和6年4月1日~令和10年3月31日

南西部

TMGあさか医療センター

朝霞市

令和6年4月1日~令和10年3月31日

東部

秀和総合病院

春日部市

令和6年4月1日~令和10年3月31日

東部

越谷市立病院

越谷市

令和6年4月1日~令和10年3月31日

さいたま

埼玉メディカルセンター

さいたま市

令和6年4月1日~令和10年3月31日

さいたま

彩の国東大宮メディカルセンター          

さいたま市

令和6年4月1日~令和10年3月31日

さいたま さいたま市民医療センター さいたま市 令和6年4月1日~令和10年3月31日

西部

埼玉石心会病院

狭山市

令和6年4月1日~令和10年3月31日

西部

防衛医科大学校病院

所沢市

令和6年4月1日~令和10年3月31日

利根

行田総合病院

行田市

令和6年4月1日~令和10年3月31日

利根

新久喜総合病院

久喜市

令和6年4月1日~令和10年3月31日

利根 羽生総合病院 羽生市 令和6年4月1日~令和10年3月31日
北部 熊谷総合病院 熊谷市 令和6年4月1日~令和10年3月31日

小児がん拠点病院(国指定)

二次保健医療圏

病院名

所在地

さいたま

埼玉県立小児医療センター                    

さいたま市 

がん診療連携拠点病院等とは

がん診療連携拠点病院(国指定)

全国どこでも、「質の高いがん医療」を提供することを目指して、各都道府県による推薦をもとに、厚生労働大臣が指定した病院です。
がんに関する医療や設備、情報提供、他の医療機関との連携などについて国が定めた基準を満たしているもので、原則4年ごとに指定が更新されます。

都道府県がん診療連携拠点病院

本県におけるがん医療の中核的な拠点病院であり、各地域がん診療連携拠点病院の人材養成や情報提供、診療支援などの機能を有しています。
各都道府県に1か所ずつ指定されるものです。

地域がん診療連携拠点病院

各地域におけるがん医療の中核的な拠点病院です。
都道府県が定めるがんの医療圏ごとに原則として1か所ずつ指定されるものです。

がん診療指定病院(県指定)

埼玉県は、人口が多く、がん医療に対する需要も大きいため、優れたがん医療機能を備えた医療機関を整備していくことが必要です。
そこで、平成20年度から国指定の「がん診療連携拠点病院」に準じる質の高い医療機能を有する医療機関を県独自で「がん診療指定病院」として指定することとしました。
がんに関する医療や設備、情報提供、他の医療機関との連携など、「がん診療連携拠点病院」の指定基準に準じた県の指定基準を満たすもので、原則4年ごとに指定を更新します。
人口や面積などを考慮して、2次保健医療圏ごとに県内にバランスよく指定していきます。

どのような機能を持っているか

がん医療の専門医療機関です。

  • 専門とする分野において、集学的治療(手術・抗がん剤・放射線治療等の組み合わせ)を実施します。
  • 専門とする分野においては、各学会の診療ガイドラインに準ずる標準的治療を実施しています。
  • がん医療に関するセカンドオピニオンを実施しています。
  • 緩和ケアの専門チームを設置し、きめ細かい緩和ケアを提供しています。

地域の医療機関との連携したがん医療を提供します。

  • 地域の診療所等へがん医療に関する情報提供を実施しています。
  • 地域の医療従事者に対する研修を実施し、地域のがん医療を支える人材を育成します。

がん医療にかかる専門相談を受けています。

  • 院内に「がん相談支援センター」を設置し、専任の相談員を配置しています。
  • 病院の患者に限らず、地域のがん患者やご家族からの相談にも対応しています。

 がん診療連携拠点病院(国指定)の指定・更新

がん診療連携拠点病院は、各都道府県からの推薦に基づき、厚生労働大臣が指定しています。
国の整備基準により、「都道府県がん診療連携拠点病院は都道府県ごとに1か所」、「地域がん診療連携拠点病院はがんの医療圏ごとに1か所」とされています。

埼玉県には現在10か所のがんの医療圏があり、令和6年4月1日現在で、都道府県がん診療連携拠点病院が1か所、地域がん診療連携拠点病院が13か所指定されています。地域別には、利根地域と秩父地域の2か所に拠点病院が指定されていませんが、他の地域の拠点病院でがん診療の連携を担当することとしています。

埼玉県がん診療指定病院(県指定)の指定・更新

埼玉県がん診療指定病院は、国のがん診療連携拠点病院の整備基準に準拠した県の指定基準に基づき、県知事が独自に指定しています。

県の基準に達していれば指定を受けることが可能であり、がん診療連携拠点病院とともに、地域住民に質の高いがん医療を提供していただく役割となっています。

埼玉県がん診療指定病院の指定は、がん診療連携拠点病院の指定・更新の時期に合わせて行います。 

指定基準

がん診療連携拠点病院の指定基準

国の指定基準(厚生労働省健康局長通知 令和4年8月1日)

埼玉県がん診療指定病院の指定基準

県の指定要綱(令和5年10月10日)

がんゲノム医療

ゲノム医療を必要とするがん患者が、全国どこにいても、がんゲノム医療を受けられる体制を構築するため、国が定めた整備指針に基づき、「がんゲノム医療中核拠点病院」と「がんゲノム医療拠点病院」を指定、「がんゲノム医療連携病院」を公表しています。

詳しくは、厚生労働省ホームページ「がん診療連携拠点病院等」を参照してください。

  • がんゲノム医療中核拠点病院:がんゲノム医療を牽引する高度な機能を有する医療機関として、がんゲノム医療の中核となる拠点病院(全国13か所)
  • がんゲノム医療拠点病院:がんゲノム医療を提供する機能を有する医療機関として、がんゲノム医療の拠点となる病院(全国32か所)
  • 令和5年3月29日、埼玉県では「がんゲノム医療拠点病院」として、埼玉県立がんセンター、埼玉医科大学国際医療センターが指定されました。

第5回がんゲノム医療中核拠点病院等の指定に関する検討会(指定結果)(厚生労働省)

お問い合わせ

保健医療部 疾病対策課 がん対策担当

郵便番号330-9301 埼玉県さいたま市浦和区高砂三丁目15番1号 本庁舎4階

ファックス:048-830-4809

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