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掲載日:2024年10月2日
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近年注目を集めている「オーラルフレイル」を中心にお話をしたいと思います。
~もくじ~
オーラルフレイルとは、かむこと、飲み込むこと、話すことなどの”お口の機能が衰えること”です。
このオーラルフレイルは、全身的なフレイル(虚弱)や要介護状態へと至る前段階のサインとして、注目を集めています。
お口の機能が、加齢などにより衰えることが原因とされていますが、特徴は以下のとおりです。
オーラルフレイルの症状には、次のようなものがあります。
一見すると、誰でもすぐに気が付きそうな症状です。ところが、この症状が毎日の生活の中で少しずつ、少しずつ起こり、進行していくとしたらどうでしょうか。ご自身では気が付かず、いつの間にか食べられる食品がわずかになっていた!ということもあるのです。
ご自身では気が付きにくい”ささいな衰え”。
ご家族や趣味の仲間など、身近な人が気が付いてくれることがあります。
身近な人達からこんな言葉が聞かれるようになったら要注意!お口の機能の衰えが進み始めているかもしれません。
「人に言われるまで分からないなんて困るから、自分でチェックしたい!」
「自分がオーラルフレイルかどうか、チェックできないの?」という方のためにチェック表があります。
早速、チェックしてみましょう。
(1)左(上段)のチェック表の各項目について、「はい」「いいえ」で回答しましょう。
(2)各項目の回答欄に書かれた、点数の合計を出しましょう。(空欄は0点)
例)義歯を入れている はい:2点
口の乾きが気になる はい:1点
⇒合計:3点
(3)左(下段)の評価表から該当する項目があなたの評価になります。
上記例では、合計が3点でした。
評価は「オーラルフレイルの危険性あり」となります。
実際に「オーラルフレイルかどうか」を判断するためには、歯科医療機関等で口腔機能評価を行う必要があります。この機会に、歯科医療機関で相談してみましょう。
口腔機能評価とは(準備中)
オーラルフレイルの予防と改善(準備中)
【用語解説】 フレイル
「加齢により心身が老い衰えた状態」のこと。しかし、フレイルは早く介入して対策を行えば、元の健常な状態に戻る可能性がある。また、高齢者のフレイルは、生活の質を落とすだけでなく、さまざまな合併症も引き起こす危険がある。
厚生労働省研究班の報告書では「加齢とともに心身の活力(運動機能や認知機能等)が低下し、複数の慢性疾患の併存などの影響もあり、生活機能が障害され、心身の脆弱性が出現した状態であるが、一方で適切な介入・支援により、生活機能の維持向上が可能な状態像」とされており、健康な状態と日常生活でサポートが必要な介護状態の中間を意味する。多くの方は、フレイルを経て要介護状態へと進むと考えられているが、高齢者においては特にフレイルが発症しやすいことがわかっている。
(公益財団法人長寿科学振興財団ホームページ 健康長寿ネット「フレイルとは」から抜粋(一部改変))
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