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掲載日:2021年9月28日
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知事
皆さんお疲れ様でございます。先ほど、埼玉県の新型感染症本部会議を開催をさせていただきました。その結果を交えて、ご報告をさせていただきたいと思います。
さて本県では、4月20日からまん延防止等重点措置を、また8月の2日から緊急事態宣言の措置を実施をし、県民、事業者の皆様には、不要不急の外出自粛、あるいは営業時間の短縮など、様々なご協力をいただいてまいりました。本日の1日当たりの新規陽性者数は、昨日7月5日以来、100人を切る78人となりましたが本日も97人でございます。このように100人を下回るとともに、病床や重症者用の病床の使用率も、緊急事態宣言の目安となる50パーセントを下回ることとなっております。改めて、医療機関の関係者の皆様のご努力とともに、多くの皆様、事業者の皆様の高い危機感を持っていただいた感染防止対策の結果と、御礼を申し上げたいと思います。本当にありがとうございました。しかしながら、現在のところ、重症や、或いは通常の病床いずれもステージ3であり、すべての措置を緩和するレベルには達しておりません。そこで一昨日、国に対し、首都圏の1都3県の知事連名で段階的緩和に向けた具体策を基本的対処方針に明記するよう要請をしておりました。このような中、先ほど政府の新型コロナウイルス感染症対策本部が開催をされ、本県を含む19の都道府県において、緊急事態宣言の解除となる決定がなされました。本決定を受け、再度の感染拡大を防止するために本部会議において、10月1日以降の措置等、いわゆる段階的緩和措置等の内容を決定をさせていただきました。これは先ほど申し上げた政府の基本的対処方針に基づくものでございます。引き続き、感染状況が低下するのであれば、コロナ禍においても、一定の社会経済生活を再開することが可能となります。しかしながら、再度の感染拡大を予防しなくては、緩和には繋がらないと信じています。したがって今回の決定によって一部の措置は緩和されるものの、昨日の専門家の会合においても緩和には必ず感染リスクが伴う。このような厳しいご指摘をいただきました。県民、事業者の皆様には引き続きご不便をおかけをすることになりますが、感染防止策の徹底等について、皆様の愛する人を守るため、ご家族を守るため、そして一刻も早く経済社会活動を再開するためにもご協力をお願い申し上げます。それでは、先ほどの本部会議で決定をした概要についてご説明をさせていただきます。
さて政府対策本部は、埼玉県の緊急事態宣言の解除を決定をいたしました。これを受けまして、本県では、この後段階的に措置を緩和していくことを決定をいたしましたので、ご協力をお願いを申し上げます。対象区域につきましては、埼玉県全域。緊急事態宣言が発令されていた埼玉県全域の緊急事態宣言の解除。そして段階的な、いわゆる段階的な緩和措置への移行になります。また、期間でありますが、10月1日より10月24日日曜日までとなります。ただし、イベント等の開催制限につきましては、10月30日土曜日までとさせていただきたいと思います。先ほど、10月24日までと申し上げましたけれども、感染状況に応じて、適時見直してまいりますので、当然それを目指して可能な措置の緩和等、我々は行っていきたいと思っておりますけれども感染状況によります。
さて要請の中身ですけれども、県民の皆様への要請等ですが、外出する場合には、ぜひ混雑をしている場所、あるいは時間帯を避けて、可能な限り少人数で行動をお願いをいたします。また、帰省や旅行、出張など、都道府県をまたぐ移動の際には、基本的な感染防止対策を徹底をお願いします。また、企業における在宅勤務、いわゆるテレワークなどの推進状況を踏まえながら、柔軟な働き方をぜひお願いをいたします。これらについて、特措法第24条第9項に基づきお願いをいたします。そして、その他のお願いとして、いわゆる3つの密を徹底的に避けていただきたい。その上で、「人と人との距離の確保」、「マスクの着用」、「手洗いなどの手指衛生」等の基本的な感染対策の徹底を引き続きお願いを申し上げます。また、感染防止対策が徹底されていない飲食店等や、あるいは営業時間の短縮の要請に応じていない飲食店の利用は控えてください。これらの飲食店を利用することによって感染を拡大させてはなりません。その際にはぜひ「彩の国「新しい生活様式」安心宣言飲食店+(プラス)」、この認証を受けてるお店をご利用いただけるようお願いをいたします。なお、県民の皆様には大変ご不便をかけますが、飲食の際は120分を限度としていただき、マスク飲食や静美食等を徹底していただけるようお願い申し上げます。また、会食についてはできるだけ4人以内、同居家族や介助者を除く4人以内でお願いをいたします。次のパネルをお願いします。
次に、飲食店や結婚式場等の事業者に対する要請であります。24条9項に基づきお願いをさせていただきますが、この場合には、「彩の国「新しい生活様式」安心宣言飲食店+(プラス)」の認証を受けている店と、認証を受けていない店によって、要請の内容が異なります。認証店につきましては、営業時間は午前5時から午後9時まで、お酒の提供については、午前11時より午後8時まで、とさせていただき、また非認証店、認証を受けていないお店については、営業時間は認証店より1時間短い午後8時まで。そして、お酒の提供については、終日行わないように、また酒が飲める機会、飲酒の機会を設けないようにお願いいたします。また共通するものとして、飲食店及び遊興施設等については4人以内、もしくは同居家族のみ、これは介助者を含みます、のグループに限るよう働きかけをお願いいたします。また、結婚式場については1つのテーブルに4人以内で、感染防止対策を徹底をしていただきたいと思います。また、これらの非認証店、認証を受けていないお店につきましては、ぜひこの認証を取得していただきたい。速やかに取得していただけるよう、改めてのお願いをさせていただきたいと思います。
次に、劇場など、あるいは商業施設、遊興施設に関するその他のお願いでございます。これらの施設の営業時間は午後9時までとしていただきたい。酒類の提供については終日自粛をし、同様に飲酒の機会を設けないように措置をしていただきたいと思います。さらには、混雑を避けるために入場整理を徹底をし、ホームページ等を通じて、混雑を避けるよう入場整理を行うこと等について、広く周知をしていただきたいと思います。また、劇場、映画館、博物館等の人数要件等については、この後お話をさせていただく、イベント等の開催制限と同じとなります。なおこれは劇場等についてであります。
次のパネルでありますが、イベント等の開催制限。これは特措法の24条9項及びそれ以外にもなりますけれども、このお願いですが、イベントの人数については、この表に記載されている通り、人数上限と収容定員の50パーセント、このいずれか小さい方を上限としていただきますが、この上限については1万人以下で5,000人または収容定員50パーセントのいずれかの大きい方といたします。収容率については、大声での観戦声援が想定されない、あるいはないイベントについては100パーセント、それ以外については収容定員50パーセントのいずれかとなります。営業時間につきましては、無観客の場合を除いて午後9時までとなりますので、無観客の場合はこの後も開催ができるということになります。酒類については、基本終日提供を自粛していただき、同様に酒の提供の機会、飲酒の機会を設けないようにお願いをしてまいります。また、これらの感染防止措置、入場整理の徹底についてもお願いをさせていただきたいと思います。
次に事業者へのお願いであります。まずは、クラスターの発生が複数確認されている業界への取り組みの要請です。業務に関連して、密になる場面や作業所や事業所、寮など多くの人が出入りし、接触する場面での感染防止対策の徹底をお願いいたします。また、サークル活動や、集団での行動や活動を通じて、学生さんや外国人コミュニティの方々の中でのクラスターが発生していることに鑑み、これらのものを従業員等として雇用している業界については特に留意をいただきたいと思います。次に職場における対策として、テレワーク、在宅勤務や、ローテーション勤務などを徹底し、休暇の取得の促進による出勤者数の制限や接触機会の低減など、ご工夫をいただけるようお願いをいたします。
最後、県主催のイベントの取り扱いであります。県が主催するイベントについては徹底した感染防止対策を講じることを条件に開催をいたします。屋内の県有施設については、営業時間の短縮及び人数上限等の要請を厳守すること。あるいは、以下のような徹底した感染防止対策を講じ、主催者に徹底をさせることを条件に開館をすることといたします。なお、宿泊施設については、当面休館といたします。以上が、先ほどの本部会議で決定した事項であります。
なお県庁での職員の応援体制についてでございますが、感染状況や対応策等に応じて、応援職員が必要になった際に柔軟に対応できるよう一定の待機人員を確保し、全庁ワンチームで応援体制を継続いたします。
また、教育機関に関しましては、24条7項に基づく感染防止対策のお願いをさせていただいているところ、教育長よりご説明をお願いいたします。
教育長
それでは、10月1日以降の県立学校の対応についてご説明をさせていただきます。県内の陽性者の状況と同様に子供たちの感染者数もここのところ大きく減少しておりまして、落ち着いた状況になっております。しかしながら、決して楽観視できる状況ではないと考えておりますので、引き続き高い緊張感を持って、感染防止と教育活動の両立に取り組んでまいります。
基本的な考え方といたしましては、これまで分散登校を実施してまいりましたけれども、感染防止対策を徹底した上で、通常登校に戻してまいります。まずその前提として、資料の左側まる1、基本的な感染防止対策の徹底でございます。資料に記載の事項を中心に、学校での感染拡大を防止する上で重要となる事項を徹底してまいります。特に出席停止、あるいは学級閉鎖の措置等、陽性者が発生した時の迅速かつ適切な対応を行うとともに、併せて保健所と連携して行政検査の実施を徹底してまいります。
次にまる2、教職員、生徒のワクチン接種の促進についてです。県内の教職員のワクチン接種はかなり進んでおりますけれども、接種を希望しているもののまだ接種できていない教職員も一定程度おりますので、各市町村での個別接種に加えて、県の集団接種会場も活用しながら接種を加速させてまいります。また、県の集団接種会場も含め、県内各自治体では12歳以上の全年齢を対象としたワクチン接種が進む状況となっております。学校では、希望する生徒が安心して速やかに接種を受けることができるよう、出席の扱い等について適切な配慮をしてまいります。その一方で、ワクチン接種が任意であることを踏まえまして、接種の有無による差別やいじめ、あるいは部活動や学校行事への参加に関連した同調圧力等が生じることがないよう、十分に留意してまいります。
次にまる3の登下校、まる4の学習活動については、資料の記載のとおりでございます。
次に右側まる5、学校行事ですけれども、文化祭や体育祭の学校行事については、児童生徒、教職員のみで実施することといたしまして、実施の方法や企画の内容を工夫して、感染防止を徹底してまいります。また、泊を伴う修学旅行等につきましては、目的地の感染状況等を踏まえて慎重に判断することといたします。
次にまる6、部活動でございます。部活動につきましては、部員に陽性者が発生した際に、保健所の積極的疫学調査と連携して、一定期間の活動停止、あるいは部員の出席停止等の対応を行うなど、感染拡大防止対策を徹底しながら、段階的に活動の制限を緩和することといたします。そこで、初めの2週間、10月15日までは公式大会やコンクール等に出場する場合を除き、活動の一部制限を継続いたします。具体的には、登下校による生徒の接触機会を削減するため、土日の活動を禁止することとして、活動は平日のみ、週4日以内、時間は2時間以内といたします。練習試合等については引き続き禁止といたします。10月16日以降は、県のガイドラインに基づいた活動を可能として、平日週4日に加え、土日のいずれか1日も活動できることといたします。ただし練習試合や県外での活動は、感染状況などを踏まえて慎重に判断することといたします。以上が、県立学校の対応でございます。なお、各市町村教育委員会に対しましては、県立学校の対応を踏まえまして、各地域の感染状況等を踏まえて、適切にご対応いただくよう要請してまいります。教育局からは以上でございます。
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