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掲載日:2020年12月23日
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お疲れ様でございます。
今日、県の対策本部会議をただいま開催をさせていただきました。本県では、極めて厳しい状況が継続をしている中、後程詳しく、おそらく事務的にお知らせをいたしますが、今日も過去最高を更新をすることとなりました。国の分科会が示した6つのステージ判断の指標のうち4つがステージ3の基準を超えている中、本県は極めて深刻な状況にあると考えています。医療体制が日に日に厳しくなる中、また年末年始がこれから控えていく中、感染拡大に歯止めをかけなければ手遅れになってしまうという懸念を持っています。こうしたことを踏まえて、今日の対策本部会議で決定した事項についてご報告をさせていただきます。
まず、対策本部において、新型インフルエンザ等対策特別措置法第24条9項に基づき、さらに一段強い協力要請を県民、事業者の皆様にお願いをさせていただきたいと思っています。要請の期間は明日24日から来年の1月17日までといたします。県民の皆様への協力要請でありますが、高齢者や基礎疾患のある方は、不要不急の場合の外出を自粛をしていただきたいと思います。ただし、仕事や事業、病院の受診、買い物、屋外での運動散歩などを、除くことともちろんいたします。また、家庭内での感染が、今も高止まりをしており、全体の感染経路の中でも最大となっています。これを少しでも、減らしていくために、感染リスクの高い場所に行った時、あるいは、ご自宅に高齢者や基礎疾患のあるご家族がいる時、あるいは発熱など、体調が悪い時には、家庭内でもマスクをしていただけるようにお願いいたします。
ここで、「愛する人を守るため、『おうちでマスク』キャンペーン」についてご紹介をさせていただきます。新型コロナウイルス感染症については、本格的な冬を迎えて、増加の傾向になっています。現在の感染経路の中では、先ほど申し上げた通り、家庭内での感染が疑われるケースが最も多くなっています。そこで、家庭内でのマスク着用や家庭内での感染防止を呼びかけるために、街頭キャンペーンを開催をさせていただきます。併せて、年末年始の時期に長時間の飲酒を避け、静かな年末年始を過ごすことを呼びかけさせていただきます。キャンペーンですが、12月25日金曜日、18時から18時40分の間、大宮、川口、南越谷の3つの駅で開催をさせていただき、私は「おうちでマスク」の呼びかけを大宮駅で行わさせていただきます。なお、その際には、県医師会、郡市医師会や地元の市長の皆様にもお越しをいただき、マスクを配布しながらPRをさせていただく予定であります。チラシでは、家庭内でのマスク着用を呼びかける。こういうビラを配布をさせていただきます。また、先ほど申し上げた、家庭内でのマスク着用をお願いするケースや、感染予防のために、家庭でできることを、紹介をさせていただいています。また同時に、このキャンペーン徹底していく必要があると、こういうふうに考えているところ、キャンペーン動画を大宮、川口、越谷の各駅の大型ビジョンで動画として示させていただいたり、あるいはJRの車内のモニターで25日から順次放映をして、若者にも積極的にアピールをしていきます。
次に、これまでも高齢者への感染防止についてはお願いをさせていただいておりますが、ぜひ年末年始においては、今年に限っては、可能な限り、高齢のご親族に会うことは、自粛をしていただきたいと思います。また、お買い物はお店が混雑しないよう、できる限り1人でお願いします。また、飲食を伴う忘年会や新年会、さらには、成人式の後、楽しみだとは思いますけれども、その後の会食、飲み会は、是非、大人の責任として、人の命を守るためにも自粛をしていただきたいと思います。
次に、事業者の皆様にお願いであります。事業者によるテレワーク、時差出勤。さらには休日の分散の推進をお願いします。また店舗においては入場制限。混雑しないように、かつて、緊急事態宣言の時には、行っていただいている店も多かったですが、入場制限の徹底をお願いをいたします。また、観客が発声するイベントについては中止をお願いいたしますが、これ中止を目的ではなくて、是非、安全にイベントを楽しんでいただくために、発声を取り止めていただくようにお願いをさせていただきたいと思います。
そして、次に屋内県有施設の休館であります。県内の県有施設につきましては、明日24日から1月17日まで、原則、休館とさせていただきます。ただし、県民への皆様の影響にもご配慮させていただき、すでにチケットの販売、事前予約等を行われているものについては、例外として取り扱います。また、仮に施設を使用する場合には、主催者に対して、徹底した感染防止対策を行うよう強く要請をいたします。
次に営業時間の短縮要請であります。12月27日までの期間で、さいたま市大宮区、川口市、越谷市内の、「酒類の提供を行う飲食店」及び「カラオケ店」に対して、営業時間の短縮を要請していますが、政府から「首都圏でできるだけ足並みをそろえる」といったことが要請されたこともあり、来年1月11日まで、これまでと同様の形で延長をさせていただき、またこれに伴い、協力金も1日4万円とこれまで同様ですが、全体でご協力いただいたところに対して、1店舗当たり60万円を支給をさせていただきたいと思います。またその他の支援要件も第1期、第2期と同じとをさせていただき、「彩の国『新しい生活様式』安心宣言」を遵守し、店頭に掲示していること、「埼玉県LINEコロナお知らせシステム」のQRコードを店頭に掲示していることなどが必要になります。第1期、第2期とは申請を、手続きを分けて、別途申請を受け付けます。第1期、第2期は協力していただけませんでしたが、第3期から協力する場合にも協力金の支給は行います。なお、第1期、第2期でご協力いただいている場合には、第3期の申請そのものの手続きは簡素化させていただきたいと思います。申請の受け付けは、要請期間が終了した1月12日以降速やかに開始をさせていただきます。電子申請が原則ですが、できない場合には郵送での申請も受け付けさせていただきます。これまで要請にご協力をいただいていない事業者の方々もおられましたが、ぜひ、命を守るためのご協力に参加をいただきたいと思っています。
次に、県立学校における感染防止対策であります。県立学校におきましては、これまでも冬期における、感染対策の徹底を図ることや、冬季休業の開始日から、1月3日までの部活動を停止していましたが、先ほど教育長からも会議の席で説明があったとおり、高校における部活動を経由しての感染が多いことにも鑑み、冬季休業開始日から1月17日までを部活動の原則中止と延期をさせていただきたいと思います。それ以外にも登下校の際の3密の回避、高等学校では、感染経路不明の割合が多いことから、県立高校において、始業時間の変更を行う、例えば繰り下げですね、等を行うなど、電車バス等による登下校の過密状態を回避していきたいと思います。また、飛沫の感染防止対策の再徹底もお願いをいたします。合唱時のマスク着用の徹底や、食事中の会話など近距離で大声を避けることを、徹底をお願いをいたします。引き続き、感染拡大防止、感染予防を徹底し、県立高校における感染防止対策を講じたいと思います。事業者の皆様、県民の皆様におかれましては、引き続きのお願いで、大変心苦しいところではございますが、陽性者の数を下げることに、まずはご協力をいただく。そして、極めてリスクの高い、高齢者の方々、命に関わる方々、基礎疾患のある方々に、感染を拡大させないこと、さらには医療機関の負担を減らしていくために、ぜひともご協力をお願いをいたします。これまでご協力を、なかなかいただけない事業者の方々も一部では見られました。そして、県民の皆様の中にも、もう大丈夫ではないか、このように思われる方もおられるかもしれませんが、今、しっかりとした感染防止対策を講じなければ、ステージ3に埼玉県が相当するに至った場合には、より強い、措置に踏み切ることも検討せざるを得ません。皆様のお力で、県民の救える命を1人でも救っていく。そして経済社会活動は、可能な限り、通常の形で進めていく。そして、皆さんの愛する方、ご家族を守るためにも、引き続きのご協力をよろしくお願いいたします。
私からは以上でございます。
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