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掲載日:2020年12月18日

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年末年始の新型コロナの外来診療・検査体制に関する知事発言内容(12月18日)(テキスト版)

   お疲れさまでございます。

   12月の定例会も終わりました。私の方から2点、ご報告をさせていただきたいと思っています。今月の4日からでありますけれども、事業者の皆様に対する営業時間の時間短縮要請等を行い、また今日18日から、第2期が始まっています。多くの事業者の皆様、そして県民の皆様のご協力に改めて感謝を申し上げたいと思います。他方、新型コロナウイルス感染症の埼玉県における発生動向ですけれども、直近の1週間における新規陽性者は、1,175人と過去最高になっており、極めて厳しい状況が引き続き、続いているのが現状であります。特に医療体制が厳しくなる年末年始に向けて、第一に感染拡大を何としても押さえ込んでいく、この努力が必要であります。そのため、先日16日に1都3県の知事として、「大晦日の終夜運転の中止等に関する共同要請」を行うなど、引き続き、感染拡大を抑える取り組みを行っております。これを継続していきます。極めて厳しい状況が継続する中、もう年末年始は10日後になります。そこで本日は、年末年始の取り組みとして、2点ご説明をさせていただきたいと思います。 

   まず、「年末年始の新型コロナに関する外来診療検査体制」について、ご説明をさせていただきます。12月29、30、31、そして、新年の1、2、3と、6日間の体制でありますけれども、年末年始では発熱患者等の外来診療や、あるいは検査を行う診療検査医療機関を含む、多くの医療機関が休診となります。診療検査医療機関の指定を受けていない医療機関も含めて、各地域で工夫を凝らした体制を構築をすることといたしました。県では、保健所等を通じて、各地域の郡市医師会と丁寧に協議を重ねた結果、それぞれの地域で、年末年始の診療検査体制を確保できる見通しが立ちました。この体制の中で、新型コロナウイルス検査を行う医療機関に対しては、郡市医師会が行う発熱外来PCRセンターの業務を再委託する形で、1日当たり15万4,840円の委託費をお支払いをいたします。各地域では、地域の実情に応じて、郡市の医師会から、地域の中核的な医療機関で診療と検査を実施するケース、あるいは、同じく再委託を受けて、休日の急患診療所で診療と検査を実施するケース、あるいは、やはり再委託を受けて、在宅当番医等で診療と検査を行うケース、また、4つ目には、在宅当番医等が診察を行い、検査については、発熱外来PCR検査センターで行うなどのこの4つのケースを地域の実情に合わせて、うまく組み合わせて体制を構築していただきました。年末年始は通常の診療検査医療機関とは異なる特別な体制になります。このため、県民の皆様については、先ほど申し上げた6日間でありますけれども、そこについては、年末年始も休まず稼働させる、「埼玉県受診相談センター」、もしくは「新型コロナウイルス感染症県民サポートセンター」にお問い合わせをいただきたいと思います。次のページお願いします。

   次に新型コロナウイルス感染症の入院受入体制についてであります。年末年始は通常、各医療機関の職員体制が手薄になるなど、平時と異なる体制となるため、入院調整がより困難になり、患者の受け入れが滞る恐れもあります。そこで、陽性患者を受け入れる医療機関に対して、入院協力金を増額するとともに、夜間の輪番体制を整備することで、円滑な入院受入を実現することといたしました。これも同様に、29日から、1月3日までの措置になります。まず入院協力金ですが、現在、県独自の措置として、陽性患者を1人受け入れた場合には、25万円お支払いをしております。この25万円についてですが、年末年始も引き続き受け入れていただく場合には、医療従事者の確保に要する医療機関の負担への対応として、入院協力金を倍増いたします。25万円から1人に対し、1人につき50万円に、倍増をさせていただきます。また次に、夜間の輪番体制ですけれども、夜間は日中に比べてどうしても受け入れの体制が脆弱になる傾向があります。しかも、夜間に入院調整が必要な患者さんは、早急に入院が必要と判断される患者さんに、一般論としてあります。そこで、しっかりとした速やかな入院受入体制を、年末年始も敷く必要があります。そこで、夜間のセーフティーネットとして輪番体制を敷くことといたしました。搬送にかかる時間等を考慮し、県を東西で2つに、地域に分けて、それぞれの地域で輪番体制を組ませていただきます。現在、夜間におよそ10人程度の平均でこれまで入院調整を行って参りました。

   そこで、1日当たりですが、重症を含む5医療機関、重症を受け入れられる機関を含む5医療機関を指定をし、東西2地域、これで10診療機関でありますので、平均10人と申し上げましたけども、この2つの取り組みによって、年末年始の円滑な入院受け入れを実施をしたいと思います。他方、県民の皆様に改めてのお願いでございますけれども、受診や、あるいは検査の体制もしっかりと行います。入院の体制も、我々として年末の体制を敷いて参りますが、引き続き年末年始における感染の拡大防止にご協力をいただき、ぜひ、このような受診をしなくていいような、また皆さんに愛する人が命の危険を及ぼさないような体制を、ぜひ皆さんとともに協力をいただいて、構築したいと思いますので、お願いをさせていただきます。

お問い合わせ

保健医療部 感染症対策課  

郵便番号330-9301 埼玉県さいたま市浦和区高砂三丁目15番1号 本庁舎4階

ファックス:048-830-4808

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