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掲載日:2023年12月13日

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火山灰対策

1  火山灰とは

(1)火山灰とは

  火山灰とは火山から噴出された灰のようなもので、直径2mm以下の岩片の総称です。
  木や紙などを燃やしてできる灰とは、成分も性質も根本的に異なります。

(2)降灰の想定

  埼玉県には火山はありませんが、近隣火山の噴火で、県内への降灰も考えられます。

  富士山火山防災協議会による富士山ハザードマップ検討委員会報告書(2004年)などによれば、県南地域は最大で2~10cm、その他の地域では最大で2cm未満の降灰の可能性が示されています。

  降灰の範囲や量は、噴火の規模や風量、風向で異なります。

  このため気象庁では、0.1mm以上の降灰が予測される噴火が発生した場合、どこにどれだけの量の火山灰が降るかを降灰予報(速報、詳細)として発表しています。参考にしてください。

 ・気象庁 - 降灰予報(外部サイト)

2  火山灰への対処法

(1)火山灰が健康に与える影響

  独立行政法人防災科学技術研究所によりますと、火山灰が健康に与える事項としては、ア  呼吸器系への影響、イ  目の症状、ウ  皮膚への刺激があります。十分注意してください。

  • ア  呼吸器系への影響
  • 【症状】鼻の炎症と鼻水。のどの炎症と痛み。息苦しくなる。 等
  • 【対策】防塵マスクの着用。ハンカチなどで口元を覆う。ドアや窓を閉める。 等
  •  
  • イ  目の症状
  • 【症状】目の痛み、かゆみ、充血。目の異物感。ねばねばした目やに、涙。結膜炎 等
  • 【対策】ゴーグルや眼鏡の着用。コンタクトレンズを外す。 等
  •  
  • ウ  皮膚への刺激
  • 【症状】皮膚の痛みや腫れ。引っ掻き傷からの二次感染。 等
  • 【対策】長袖など、肌を覆う衣服の着用。 等

     ・詳しくは「火山災害(国立研究開発法人防災科学技術研究所)」(外部サイト)へ(別ウィンドウで開きます)

(2)火山灰による農作物被害の技術対策

  埼玉県では、降灰対策として技術対策資料を作成しました。参考にしてください。
  ・技術対策について

  ・火山灰による農作物被害の技術対策(別ウィンドウで開きます)

(3)火山灰による流通への影響 ~家庭での備えが重要です~

  火山が噴火した場合、高速道路への降灰等に伴い、物資の輸送に支障が生じる可能性も考えられます。

  様々な災害に備えるためにも、家庭内における備蓄を行いましょう。

  ・3日分以上の水・食料の備蓄 ~命を守る3つの自助の取組~

3  その他の県の取組

(1)地域防災計画の策定

  平成26年3月、埼玉県地域防災計画に「火山噴火降灰対策」を追加しました。

  埼玉県地域防災計画

(2)国への要望

  平成26年11月、内閣府及び気象庁に対し、「火山噴火対策の強化」を要望しました。

<内容>

  火山噴火被害の軽減を図るため、監視・観測体制の強化や大量の火山灰が降灰
  した場合における火山灰の処理について明確な指針を示すこと。

3  関連サイト

お問い合わせ

危機管理防災部 災害対策課  

郵便番号330-9301 埼玉県さいたま市浦和区高砂三丁目15番1号 危機管理防災センター2階

ファックス:048-830-8159

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