ページ番号:26300

掲載日:2024年8月15日

ここから本文です。

風水害への備え

大雨や強風などの風水害は、最も発生するおそれの高い災害です。風水害を正しく理解し、風水害に備えましょう。

風水害を知る!(大雨や強風による災害)

風水害とはどのような災害を指すのでしょうか。風水害を知り、そのイメージをつかみましょう。

また、各種の気象情報についても学んでおきましょう。

洪水災害

河川の流量が異常に増加することによって起こる災害をいいます。一般には、堤防の決壊や河川の水がはん濫することを洪水と呼びます。外水はん濫ともいいいます。

浸水災害

河川の増水によって排水がはばまれたり、河川への排水が追いつかず下水路や用水路などがあふれる災害をいいます。内水はん濫ともいいます。

土砂災害

  • がけ崩れ
    集中豪雨や地震等の影響によって、斜面が崩れ落ちる現象をいいます。突然発生し、強い破壊力を持ちます。
  • 土石流
    谷や山の斜面にある土や岩などが台風や集中豪雨などの大雨により崩れ、下流へ一気に流れ出る現象をいいます。流れが急な川があるところや扇状地で起こることがあります。
  • 地すべり
    地下水の影響により、地面がゆっくりと移動する現象をいいます。広範囲にわたって発生します。集中豪雨や地震等により突然大規模な移動をすることがあります。

強風災害(台風)

  • 転倒・転落
    思いがけず突風で転んだり、作業中に高い所から転落するなどの事故が起きやすくなります。
  • 窓ガラスの破損
    強風で窓ガラスが割れ、近くにいた人が怪我をするなどの事故が起きやすくなります。
  • 飛来物・転倒物
    強風で看板や屋根瓦が飛んできて頭に当たったり、屋外の棚が倒れて下敷きになるなどの事故が起きやすくなります。
    ドアによる挟まれなど家や車のドアなどが強い風を受けて閉まる際に、挟まれたり、叩きつけられたりすることがあります。

「大雨の時にどう逃げる?」

台風・豪雨といった風水害への備えとして「自らの命は自らが守る」ための基本的な知識と取るべき行動を学ぶことが重要です。

気象庁のeラーニング教材では、

(1)避難行動を行うためのポイント

(2)自宅の災害リスク

(3)大雨の時の避難先

(4)避難にかかる時間

(5)避難のタイミング

等について、時間や場所を気にせず、誰でも楽しく学ぶことができますので、是非ご活用ください。

【リンク】eラーニングで楽しく学ぶ「自らの命を自らが守る」(気象庁HP)

マイ・タイムライン

台風などの風水害の際には、早めの準備と避難が重要です。
避難に備えた行動を一人ひとりがあらかじめ決めたものがマイ・タイムラインです。

<どんなときに使うの?>

台風が近づいているとき

大雨が長引くとき

短時間の急激な豪雨が発生するとき

など、風水害が発生する可能性があるときに使用します。

<マイ・タイムライン作成のポイント>

 ・ハザードマップを確認する
→市町村が作成するハザードマップを確認し、自分の身の回りに起こりやすい災害リスクを確認しましょう。

 ・避難するタイミングを決めておく
→気象情報や避難情報が避難の準備や避難開始のタイミングを決める目安となります。情報の入手方法(防災無線、県ホームページ等)も決めておきましょう。

 ・避難する場所を想定しておく
→ハザードマップを確認し、避難する場所を事前に想定しておきましょう。

【リンク】マイ・タイムライン(国土交通省関東地方整備局HP)

マイ・タイムラインを作ってみましょう!

以下のテンプレートを使用して、マイ・タイムラインを作成してみましょう。

mytimeline

 マイ・タイムライン(記入例)(PDF:2,723KB)

mytimeline2

マイ・タイムライン(作成用)(PDF:1,759KB)

防災マニュアルブックも参考に避難のタイミングを確認しましょう。

マイ・タイムライン作成についての詳しい説明や事前に確認するべき事項をまとめたマニュアルブックです。こちらにマイ・タイムラインも記入できます。

表紙

 防災マニュアルブック(風水害・土砂災害編)(PDF:3,087KB)(別ウィンドウで開きます)(別ウィンドウで開きます)

雨の強さ・イメージをつかむ

【リンク】雨の強さと降り方(気象庁HP)

風の強さ・イメージをつかむ

【リンク】風の強さと吹き方(気象庁HP)

台風の大きさ・強さ

台風の大きさと強さ(気象庁HPから)

大きさ

風速15m/s以上の半径

(表現しない)

500km未満

大型:(大きい)

500km以上800km未満

超大型:(非常に大きい)

800km以上

強さ

最大風速

(表現しない)

33m/s未満

強い

33m/s以上44m/s未満

非常に強い

44m/s以上54m/s未満

猛烈な

54m/s以上

 

風水害に備える!!

テレビ・ラジオ・インターネット等により大雨や台風等の最新の情報を把握しましょう。いざというときに備え、家の内外で対策をとっておきましょう。

家の外の備え

  • 屋根:瓦、トタンのはがれ、ズレをチェック。また、不安定なアンテナを補強
  • 窓:ひび割れ、窓枠のガタつきをチェック。雨戸を閉める(飛来物への対応)
  • 外壁等:壁、ブロック塀の亀裂をチェック。プロパンガスもしっかり固定
  • ベランダ:竿、植木鉢などは、風に飛ばされないように室内へ
  • 雨どい:枯れ葉や砂が詰まっていないかをチェック。

家の中の備え

  • 非常用品の準備(必要最小限に!)
  • 日用品
  • 携帯電話(充電器、予備バッテリーも)・懐中電灯・ラジオ・電池・軍手・カイロ・マスク・生理用品ティッシュ
  • 衣類(下着・タオル・寝袋・雨具)
  • 非常用食料等(飲料水・乾パン・缶詰)
  • ※赤ちゃんがいる場合:粉ミルク・お湯
  • 医薬品(救急医薬品・常備薬)
  • 貴重品等(現金・預金通帳・印鑑・保険証 )
  • むやみに外出しないようにしましょう。
  • 室内での安全対策
    飛来物の飛び込みに備えて、飛散防止フィルムをなどを窓ガラスに貼ったり、カーテンやブラインドを下ろしておきましょう。
  • 水の確保
    断水に備えて飲料水を確保するほか、浴槽に水を張るなど生活用水を確保しましょう。
  • 停電への対応
    懐中電灯、携帯ラジオ、電池、ローソク、マッチなどを近くに準備しておきましょう。

避難場所等の確認

  • 小中学校や公民館など、避難場所として指定されている場所への避難経路をあらかじめ確認しておきましょう。
  • 市町村の作成する洪水ハザードマップで浸水想定地域や避難場所を確認しておきましょう。
  • ふだんから家族で避難場所や連絡方法などを話し合っておきましょう。
  • 避難するときは、持ち物を背負うなどし、両手は使えるようにしておきましょう。

その他

  • お住まいの地域で過去にどのような災害が起こっているのか調べてみましょう。
  • 自宅の周辺にどのような危険な場所があるか調べてみましょう。
  • 地域ぐるみの避難訓練を実施し(参加し)、いざというときに備えましょう。
  • 埼玉県防災情報メールを利用すると、気象情報や避難情報が携帯電話のメールで受け取れます。
    【リンク】埼玉県防災情報メール
  • 川のレジャーを楽しむ場合には、河川の急な増水などに注意しましょう。
  • 局地的大雨の発生件数が増加傾向にあります。局地的大雨から身を守るために、こちらについても参考にしてください。
    【リンク】災害から身を守ろう(気象庁HP)

風水害の危険性が高まったら!!!

大雨警報や洪水警報が発表された時は、市町村から発令される「警戒レベル3:高齢者等避難」「警戒レベル4:避難指示」といった避難情報に注意してください。これらは、防災無線・広報車・消防車などによって伝えられます。

お住まいの地域が「警戒レベル3」になったら、高齢者の方など避難に時間を要する方は危険な場所から避難をしてください。

高齢者等以外の方も、必要に応じて避難の準備をしたり、危険を感じたら自主的に避難するタイミングです。

「警戒レベル4」になったら全員が必ず危険な場所から避難を行ってください。

poster

 

 

避難情報と防災気象情報

市町村が発令する避難情報だけでなく、国や都道府県が出す防災気象情報も5段階に整理しました。

避難情報とともに、防災気象情報も参考に避難をしてください。

kisyouzyouhou

注意報・警報の種類と発表基準【リンク】埼玉県の注意報・警報の種類と発表基準(気象庁HP)

避難

避難を行う際の注意点

避難する場合は、あわてず冷静に行動しましょう。

避難が必要な場合には、以下の点に注意して、迅速に対処しましょう。

  • はき慣れた底の厚い靴をはきましょう。
  • 火の始末、電気のブレーカーを落とす、ガスの元せんを閉めましょう。
  • 戸締りを忘れずに
  • あらかじめ確かめてある避難路を通って避難しましょう。
  • 避難路が冠水する地域では、早めの避難をこころがけましょう。
  • 垂れ下がった電線に触らない。
  • 隣近所に声をかけて互いに安否を確認しましょう。要援護者の避難にできる限り協力しましょう。
  • できるだけ高い所を選び、水がたまっている所は避けましょう。やむを得ず流水や冠水の中を歩くときは、杖などで溝やマンホールの蓋が外れている場所がないか確認して歩くようにしましょう。
  • 2人以上で避難しましょう。

なお、「がけ崩れ」・「土石流」・「地すべり」などの土砂災害の危険性が高まった時には、

「警戒レベル4:避難指示」を待たずに自主的に避難してください。

※土砂災害の前兆

がけ崩れ

  • がけから音がする。
  • がけや斜面から水がふき出す。
  • 小石が落ちてくる。

土石流

  • 山鳴りがする。
  • 雨が降り続いているのに、川の水位が下がる。

地すべり

  • 斜面にひび割れ、変形がある。
  • 地面に陥没や隆起が起こる。

土砂災害の危険度が高まったときには、「土砂災害警戒情報」が県及び熊谷地方気象台から共同発表されます。

大雨や台風は事前に予測できることが多く、風水害が発生する前に避難をすることができます。

避難に備えた行動を一人一人があらかじめ決めたものがマイ・タイムラインです。

お問い合わせ

危機管理防災部 災害対策課  

郵便番号330-9301 埼玉県さいたま市浦和区高砂三丁目15番1号 危機管理防災センター2階

ファックス:048-830-8159

より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください

このページの情報は役に立ちましたか?

このページの情報は見つけやすかったですか?