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私が留学したナナイモはバンクーバー島東岸に位置する自然豊かで小さな都市だ。周りが海に囲まれているためカヤックや釣りなどを楽しむことができる。ナナイモは自然が生活の一部になっており、時間を気にせずにゆったりとした生活を送ることができた。私が留学で印象に残っているのは先住民の理解度がとても高いことだ。街中の郵便ポストや看板などは先住民たちの伝統柄や言語で装飾されており彼らへの尊敬を感じる。また学校の授業で歴史や文化、言語を調べて発表する機会が設けられるなど先住民と市民を切り離さずに互いに尊重し合う部分はとても興味深いと思った。私がナナイモの学校に通って驚いたことは全ての生徒の時間割が異なることだ。全ての生徒が同じ授業を受けるのではなく、大学のように自分だけの時間割を作ることができる。必修の科目を取り入れながら授業選択できるのは自分の得意や好みに合わせて考えられるのでより楽しく学校に通うことができると思った。留学に来た当初は英語でコミュニケーションをとることが1番苦労したが学校の友人やファミリーとの会話のおかげで自分の英語力の成長を感じることができた。
埼玉親善大使としての活動では、彩の輝きを使ったカレー作りをファミリーとした。彩のかがやきを食べたときのお米のふっくら感や風味の違いはとても美味しかったと言ってくれた。また埼玉から持ってきた草加せんべいは大好評で、日本らしい醤油の風味とバリッとする食感がとても美味しいと気に入ってくれた。さらに学校では埼玉の魅力を発表するために埼玉の観光スポットをまとめた模造紙を作成した。四季を感じることができる長瀞の川下りや日本の鉄道を知れる鉄道博物館はクラスメイトに人気の場所となった。自然と都市を融合させた文化はナナイモと埼玉の似ている部分だと思った。これからも埼玉の魅力や素晴らしさを伝えられる活動を英語や自分のコミュニケーション力を用いて行っていきたい。
彩のかがやきを使ってカレーライスを振舞ったときの写真
ナナイモでできた友人たち
写真の授業で訪れたカナダのお城
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