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掲載日:2022年2月2日
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総務省統計局では、国民生活における家計収支の実態を把握し、国の経済政策・社会政策の立案のための基礎資料を提供することを目的に、一定の統計上の抽出方法に基づき選定された全国約9,000世帯を対象として、家計の収入・支出、貯蓄・負債などを毎月調査する「家計調査」を行っています。
そして、家計調査の1世帯当たり品目別年間支出金額及び購入数量(二人以上の世帯)のデータから、どのような品目でどの程度の地域差があるのかを明らかにするため、平成26(2014)~28(2016)年平均の品目別都道府県庁所在市及び政令指定都市(※)ランキングが集計されました。その中で、さいたま市民の消費についての特徴をまとめました。
※2010年4月1日現在で政令指定都市であった都道府県庁所在市以外の都市(川崎市、相模原市、浜松市、堺市及び北九州市)
1 さいたま市の品目別3か年平均支出金額ランキング(平成26~28年平均)
2 さいたま市の品目別3か年平均購入数量ランキング(平成26~28年平均)
前回から連続でさいたま市が1位にランクされた「スパゲッティ」と「他の調味料」について、今までと同様に東京都区部や横浜市、京都市などの首都圏の大都市が上位を占める結果となりました。
また、前回は4位以下だった「梅干し」が2位、「豚肉」、「ウイスキー」、「油脂」、「ミネラルウォーター」、「上下水道料」が3位になるなど、さいたま市での支出が全国3位以内に入る品目が増えました。
さいたま市での支出が前回48位だった「粉ミルク」が、今回は最下位にランクされました。
「砂糖」は、前回に引き続き、さいたま市、大阪市、東京都区部がワースト3を独占し、48位と49位もそれぞれ札幌市と堺市という大都市圏ないしそれに近い都市がランクインするという結果になりました。
さいたま市で「食料」全体に支出した3か年平均の合計金額は1,027,413円となりました。そのうち、自炊と外食はそれぞれ825,391円と202,022円で、割合としては80.3%と19.7%でした。
【「食料」3か年平均支出金額(表)】
【「食料」3か年平均支出金額(円グラフ)】
☞詳細につきましては、こちらからご確認ください。
「家計調査(二人以上の世帯) 品目別都道府県庁所在市及び政令指定都市(※)ランキング(平成26年(2014年)~28年(2016年)平均)」(総務省統計局のページ)
前回と同様、「スパゲッティ」が支出金額と並んで、購入数量でも1位となっています。
その他も3位までにランクインしている品目は、「ウイスキー」を除き、いずれも野菜関連の品物ですので、さいたま市ではヘルシー志向が強いと言えるのかもしれません。
前回はさいたま市が最下位にランクインした品目はありませんでしたが、今回は「粉ミルク」が最下位となっています。
なお、さいたま市が50位と購入数量が低かった「砂糖」については、東京都区部が最下位、横浜市や千葉市も平均を下回っていて、首都圏全体で購入数量が少ないことがうかがえます。いずれの市も、外食及び調理食品での支出金額が多いため、他の地域と比べて、家で調味料を使って料理する機会が少ないのかもしれません。
☞詳細につきましては、こちらからご確認ください。
「家計調査(二人以上の世帯) 品目別都道府県庁所在市及び政令指定都市(※)ランキング(平成26年(2014年)~28年(2016年)平均)」(総務省統計局のページ)
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