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掲載日:2023年11月14日

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第223回簡易アンケート「県立博物館・美術館の利用について」の結果を公表しました。

1.調査の概要

(1)調査形態

  • 調査時期:令和5年4月27日(木曜日)~5月3日(水曜日)
  • 調査方法:インターネット(アンケート専用フォームへの入力)による回答
  • 対象者:県政サポーター 3,397名(うち、県内在住 3,126人)
  • 回収数:2,231人(うち、県内在住2,048人)、回収率:65.7%(うち、県内在住65.5%)
  • 回答者の属性:(百分率表示は、小数点以下第2位を四捨五入したため、個々の比率の合計は100%にならない場合がある。)

回答者属性

  人数(うち県内在住人数) 比率(県内在住者の比率)
全体 2,231人(2,048人) 100.0%(100.0%)
年齢 人数(うち県内在住人数) 比率(県内在住者における比率)
16~19歳 9人(6人) 0.4%(0.3%)
20~29歳 120人(109人) 5.4%(5.3%)

30~39歳

221人(193人) 9.9%(9.4%)
40~49歳 419人(384人) 18.8%(18.8%)
50~59歳 583人(536人) 26.1%(26.2%)
60~69歳 419人(382人) 18.8%(18.7%)
70歳以上 460人(438人) 20.6%(21.4%)
職業 人数(うち県内在住人数) 比率(県内在住者における比率)
個人事業主・会社経営者(役員) 223人(204人) 10.0%(10.0%)
家族従業(家業手伝い) 11人(9人) 0.5%(0.4%)
勤め(全日) 820人(738人) 36.8%(36.0%)
勤め(パートタイム・アルバイト) 357人(341人) 16.0%(16.7%)
専業主婦・主夫 321人(291人) 14.4%(14.2%)
学生 45人(39人) 2.0%(1.9%)
その他、無職 454人(426人) 20.3%(20.8%)
人数(うち県内在住人数) 比率(県内在住者における比率)
1,244人(1,139人) 57.0%(56.8%)
917人(843人) 42.0%(42.0%)
回答なし 23人(23人) 1.1%(1.1%)

(2)調査結果の見方

  • 設問中の( )内の数字及びグラフの中の数字は、回答比率(%)です。
  • 回答比率(%)は小数点以下第2位を四捨五入したため、個々の比率の合計と全体またはカテゴリーを小計した数値が、100%にならないことがあります。
  • 図表中の「-」は回答者が皆無のもの、「0.0」は回答者の比率が0.05%未満のため四捨五入の結果0.0%となったものです。
  • グラフの中で「n」とあるのは、その質問の回答者の総数を示し、回答比率は「n」を基数として算出しています。
  • 複数回答の質問については、その回答比率の合計は、100%を超える場合があります。
  • 断りのないものについては、埼玉県内在住のサポーターからの回答をもとに算出しています。

2.調査の目的

   県立さきたま資料館(現・さきたま史跡の博物館)が昭和44年(1969年)に開館して以降、現在8施設ある埼玉県教育委員会が所管する県立の博物館・美術館等では、展示や講座等を通じて県民の皆様に埼玉県の魅力ある歴史、美術、自然などに触れていただけるよう取り組んできました。
   しかし、コロナ禍において休館を余儀なくされたことなどにより、ここ数年、県民の皆様に埼玉県立の博物館・美術館等をご利用いただく機会が大幅に減少しました。
   こうした状況も踏まえ、今後、より多くの県民の皆様に利用していただくことを目指して、現在、県ではポストコロナに対応した、県立博物館・美術館等の在り方を検討しています。
   この検討の参考とするため、埼玉県立の博物館・美術館等の利用状況や取組への要望等について県政サポーターの皆様にアンケートを実施しました。

   アンケート結果は、県立博物館・美術館等の今後の取組を定めていく上で参考とさせていただきます。


担当課:教育局市町村支援部  文化資源課文化財活用・博物館担当   電話:048-830-6986   E-mail:a6910-07@pref.saitama.lg.jp

3.調査結果

博物館等の認知度

→認知度が高いのは「近代美術館」が最多で4割半ば超(47.7%)

【質問1】あなたが知っている埼玉県立の博物館・美術館等を教えてください。【あてはまるものすべて】

Q1

県立博物館・美術館等に対する知名度を尋ねたところ、最も多かったのが「近代美術館」(47.7%)で、次いで「川の博物館」(47.3%)、「歴史と民俗の博物館」(45.4%)が上位となり、以下、「さきたま史跡の博物館」(40.1%)、「自然の博物館」(30.6%)、「文書館」(20.8%)、「さいたま文学館」(17.3%)、「嵐山史跡の博物館」(16.0%)となった。

博物館等の利用状況

→コロナ禍以前の5年間において、埼玉県立の博物館・美術館等を訪れた方は4割弱(38.4%)

【質問2】あなたはコロナ禍以前の5年間(2015~2019年)で埼玉県立の博物館・美術館等を利用したことがありますか。

Q2

コロナ禍以前の5年間での埼玉県立の博物館・美術館等利用の有無を尋ねたところ、「利用したことがない」が61.6%となり、「利用したことがある」との回答は38.4%となった。

来館先の博物館等

→コロナ禍以前の5年間で、来館先となったのは「近代美術館」が最多で4割強(43.5%)

【質問3】(質問2で「利用したことがある」と回答された方に質問します)
あなたがコロナ禍以前の5年間(2015~2019年)で利用したことのある埼玉県立の博物館・美術館等を教えてください。【あてはまるものすべて】

Q3

コロナ禍以前の5年間において来館先となった県立の博物館・美術館等について尋ねたところ、最も多かったのが「近代美術館」(43.5%)で、次いで「歴史と民俗の博物館」(36.6%)、「川の博物館」(33.7%)、「さきたま史跡の博物館」(29.2%)、「自然の博物館」(24.7%)、「嵐山史跡の博物館」(13.5%)、「さいたま文学館」(11.4%)、「文書館」(6.9%)となった。

博物館等への来館状況

→コロナ禍以前の5年間での来館ペースは「数年に1回程度」が最多で2割半ば超(26.2%)

【質問4】(質問2で「利用したことがある」と回答された方に質問します)
あなたはコロナ禍以前の5年間(2015~2019年)で埼玉県立の博物館・美術館等をどのくらいの頻度で利用しましたか。

Q4ver2

コロナ禍以前の5年間における県立の博物館・美術館等への来館頻度について尋ねたところ、最も多かったのが「数年に1回程度」(26.2%)で、次いで「年に1回程度」(25.4%)、「年に数回」(23.5%)、「5年間で1回程度」(21.0%)、「月に1回程度」(2.7%)、「月に数回」(1.0%)、「毎週」(0.1%)、「ほとんど毎日」(0.1%)となった。

来館理由

→来館目的は「企画展示・特別展示を観るため」が最多で6割強(63.7%)

【質問5】(質問2で「利用したことがある」と回答された方に質問します)
あなたはどのような目的で埼玉県立の博物館・美術館等を利用しましたか。【あてはまるものすべて】

Q5

県立の博物館・美術館等を利用した目的について尋ねたところ、最も多かったのが「企画展示・特別展示を観るため」(63.7%)で、次いで「観光のため」(33.7%)、「自分の学習や研究のため」(21.2%)、「体験型のイベント(子供体験教室、ガイドツアーなど)に参加するため」(11.2%)、「座学の講習会・講演会等に参加するため」(10.9%)、「ミュージアムショップの利用のため」(5.0%)、「仕事に必要な調査・研究のため」(3.3%)、「学校の校外学習のため」(3.2%)となった。

来館時に誰と行くか

→博物館等に行くのは「一人」が最多で4割弱(39.3%)

【質問6】(質問2で「利用したことがある」と回答された方に質問します)
あなたは誰と一緒に埼玉県立の博物館・美術館等を利用しましたか。【あてはまるものすべて】

Q6

県立の博物館・美術館等への来訪にあたり、誰と利用するか尋ねたところ、最も多かったのが「一人」で行く(39.3%)で、次いで「家族・親戚(18歳以下の子を含む)」(31.5%)、「恋人・夫婦」(20.6%)、「友人・職場の同僚・仕事関係者」(15.6%)、「家族・親戚(18歳以下の子を含まない)」(15.6%)、「学校の先生や生徒(学校の校外学習による)」(2.4%)となった。

博物館等を利用しない理由

→県立の博物館・美術館等を利用したことがない理由は「存在を知らなかったから」が最多で3割弱(29.7%)

【質問7】(質問2で「利用したことがない」と回答された方に質問します)
コロナ禍以前の5年間(2015~2019年)で埼玉県立の博物館・美術館等を利用しなかった理由を教えてください。【あてはまるものを3つまで】

Q7

県立の博物館・美術館等を利用しなかった理由を尋ねたところ、最も多かったのが「存在を知らなかったから」(29.7%)で、次いで「見たい展示や参加したいイベントがないから」(26.6%)、「仕事や家事などで忙しくて行く時間がないから」(25.4%)、「交通の便が悪いから」(22.0%)、「博物館・美術館の展示やイベント等情報が手に入らないから」(18.8%)、「博物館・美術館に興味がないから」(15.6%)、「博物館・美術館の楽しみ方がわからないから」(11.6%)、「いつも似たような特別展示やイベントなどで新鮮さがないから」(5.1%)、「小さな子供が楽しめる環境でないから」(5.0%)、「開館日や開館時間が利用しにくいから」(4.3%)、「バリアフリーに対応していないから」(0.7%)となった。

博物館等の情報発信について

→県立の博物館・美術館等から情報を得るのは「県広報紙「彩の国だより」」が最多で5割強(53.1%)

【質問8】あなたは埼玉県立の博物館・美術館等からの情報をどのような広報媒体で得ていますか。【あてはまるものを3つまで】

Q8

県立の博物館・美術館等からの情報を得るにあたって最も利用されているのは、「県広報紙「彩の国だより」」(53.1%)で、次いで「ポスター・チラシ」(22.5%)、「県立博物館・美術館・県のホームページ」(21.7%)、「新聞・雑誌」(12.5%)、「県立博物館・美術館・県の公式SNS(twitter、instagram、Facebook)」(10.7%)、「学校での案内や配布物」(7.9%)、「県の広報番組(テレビ・ラジオ)」(7.5%)、「他の博物館・美術館のホームページやSNS等」(7.1%)、「他の博物館・美術館の広報紙(ポスター・チラシ)」(6.7%)となった。

博物館等の取組への要望

→今後、埼玉県立の博物館・美術館等において充実して欲しい取組は「企画展示・特別展示の充実」が最多で5割強(53.9%)

【質問9】今後、埼玉県立の博物館・美術館等にどのような事業や取組を充実してほしいですか。【あてはまるもの3つまで】

Q9

今後、埼玉県立の博物館・美術館等で充実させてほしい取組で、最も多かったのが「企画展示・特別展示の充実」(53.9%)で、次いで「体験型のイベント(子供体験教室、ガイドツアーなど)の充実」(29.8%)、「施設設備の充実(ショップ・レストラン含む) 」(27.4%)が続き、「座学の講習会・講演会の充実」(18.5%)、「SNS(twitter、Instagram、Facebook、youtubeなど)を活用した情報発信の充実 」(17.8%)、「小さな子供も楽しめるコンテンツ」(14.5%)、「ホームページの充実」(13.4%)、「ARやVR等のデジタル技術を取り入れたコンテンツの充実 」(10.9%)、「鑑賞授業やワークショップなど学校と連携した取組 」(8.8%)、「バリアフリー・アクセシビリティ(利用のしやすさ)の向上 」(7.2%)となった。

自由意見

【質問10】埼玉県立の博物館・美術館等に対して期待することやご意見、ご要望などありましたら、自由にお書きください。
<主な御意見>
  • 住んでいる地域柄、利用する際には自家用車で行くことも少なくないので、駐車施設がないと利用できないこともあるので、公設の施設である場合には出来るだけ併設してほしい
  • 博物館・美術館の存在自体知らない。もっと広報活動を実施されることを希望します。この県・町の歴史・生い立ちにつきましては大変興味のある事です。是非県民・国民全体に認知されるようお願いいたします。
  • 県立の美術館や博物館というと暗いイメージがある。SNSでどんな所なのか写真付きでの発信、暗い、お堅いイメージを払拭するような明るい企画や展示、イベントで家族連れにアピール、もしくは高齢化社会なので高齢者がそこに行けば誰かとコミュニケーションを取れる団らんの場を設けるなどしてはどうか。
  • まずアクセスの方法が分からない。自分で調べてまで美術館や博物館に行こうとは思わない。(一般的認知度の高い作品を見れるとかなら別だが)まずは教育の一環として、小学生や幼稚園児が見る機会を設定していくことが大切だと思う。
  • もう少し情報発信をしたら良いと思います。この4年間埼玉県に住んできましたが、1回も博物館や美術館等の情報を耳にしたことがなかったです。また、博物館や美術館は興味がある無いに別れてしまうので、興味が無い人に「行ってみたい」と思えるようなコンセプトを作っていくのも良いのかなと思います。
  • キッズスペースや授乳室などあれば子供連れでもなんとなく安心していけます
  • 都内に立派な博物館、美術館があるため、独自性を出さない限り、存在価値は薄い。半ば遊園地やアミューズメント施設のように、子供向けに極端に偏った展示にするなど、エッジの効いた形に見直すべき。
  • 博物館、美術館に言えることは、来てね、の待ちの姿勢です、これでは興味、関心のある人のみしか足を運びません。
    提案として、江戸の神社、仏閣で行っていたような 出開帳(収蔵品)を各ターミナル駅などで県民に観覧させるべきではないでしょうか。
  • 展示やイベントが代わり映えしない印象。話題性のあるもの、県民の関心のあるもの等のリサーチ力や来館するためのマーケティングをもっと広く募る(例えば小中学生にどんな企画なら来館してみたくなるか?等)等が足りてない印象。
    交通の便が良い所は夜の開催をしてみる等(終わったら簡単な飲食出来るブースあれば尚)新しい事をしないとわざわざは行かないかな、が正直なところです。
  • 今ある博物館・美術館は維持管理しながら、閉館することなく存続させて続けて欲しい。埼玉県の文化レベルを維持して、上げていくためには財政上の理由等で廃止や閉館にはしないで欲しい。
  • 学芸員の充実を希望致します。なかなか来館はできないですけど、重要な施設だと思ってます。
  • 各種のMuseumは、その土地その土地の宝物だと思います。これからも、埼玉県の歴史・文化などの魅力を発信してください。個人的には、レプリカを触れるとかのアミューズメント化するよりも、ガラス越しでも「本物」を目にしたいです。

 

 ※上記を含め、計479件の貴重な御意見をいただきました。アンケートへのご協力ありがとうございました。