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心理
福祉部 川越児童相談所
家族・自立支援担当 主事
経歴
- 令和3年 4月採用 現課(所)
現在の仕事の具体的な内容とやりがいを教えてください。
子どもの心理判定、心理面接やプレイセラピー、電話相談への対応などを行っています。
心理判定では、虐待や養育者の不在などによりこれからの生活の場を検討していく必要のある子どもに対して、その発達面の特徴や傷つきなどをアセスメントするため、さまざまな心理検査を実施します。家庭や施設にいる子どもに対しても、生活の中で見られる発達や行動上の問題について、児童相談所も一緒に対応を考えていくために判定することがあります。判定が終わったら、子どもが周囲により理解してもらいながら過ごせるよう、結果を説明します。
心理面接やプレイセラピーについては、主に施設で生活している子どもたちを担当しています。児童相談所に来てもらっているケースもありますが、施設を訪問して行うことが多いです。虐待の傷つきを遊びで表現する子ども、面接やワークを通して自分の感情に気づいていく子どもなど、見せてくれる表情はさまざまで、いつも子どもたちの柔軟性と潜在的なパワーに驚かされます。
難しさを感じることも多いですが、子どもが子どもらしく、のびのびと過ごしている様子を見聞きできることが一番のやりがいです。児童相談所では、それまでの過酷な経験の影響から、大人の顔色をうかがったり周囲に攻撃的になったりする子どもに多く出会います。子どもが持っている力を安心して発揮できるよう、日々考えることが自分の役目だと感じています。
今までの仕事で印象に残っていること、大変だったこと、うれしかったことについて教えてください。
暴力を受けて家を離れている子どもの心理判定で、検査に応じないどころか、名前すらも答えてもらえなかったときには大変戸惑いました。警戒心をあらわにし、答えまいと懸命に唇を引き結んでいる様子がとても印象的でした。上司からの助言で、それまでの私は“検査から言えること”に頼っていたのだと気づかされました。どうにか安心してほしいと思い、手紙やぬいぐるみを使った間接的なコミュニケーションを繰り返すうちに、遊びの中で怒りや傷つきを表現してくれるようになりました。警戒モードと安心モードについて心理教育をしたときには「○○さん(心理司)はいつもにこにこ、あーんしん」と言ってくれて、少しでも大人との間で安心して過ごせたのではないかと思うと、何よりもうれしかったです。このケースに限らず、子どもからもらった言葉を、自信をなくしそうなときのお守りにしています。
また、前年度まで担当していた療育手帳の判定業務では、子どもの知能検査を行ったり、保護者の方から生活状況を伺ったりしていました。どんなに慣れてきても、手帳に該当するかどうか、結果を伝えるときには毎度緊張していたように思います。子どもの特性に合わせた工夫を、日々接している保護者の方から学ぶことも多かったです。
休日やプライベートな時間の過ごし方を教えてください。
退勤後や休日は家でゆっくり過ごすことが多いのですが、最近は絵の個展に行ったり、ふわふわした動物に触れたりして、五感を癒やしています。また、夏季休暇やリフレッシュ休暇を利用して、年に3回は実家に帰っています。現在の担当業務は自分で予定を決められることが多く、休みが取りやすいところも魅力の一つです。
1日のスケジュール
- 9時20分 出勤、1日のスケジュール確認
- 9時30分 メールチェック、車で施設へ出張
- 10時00分 施設職員との協議
- 12時00分 昼休憩(外でランチ)
- 13時00分 所に戻って記録作成、電話対応
- 16時00分 プレイセラピー
- 17時00分 記録作成、先輩職員に相談
- 18時30分 退庁
※児童相談所は8時30分~18時15分開庁
※9時30分~18時15分勤務