更新日:2025年3月28日(金曜日)

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先輩職員からのメッセージ

埼玉県職員を希望する皆さんに対し、先輩職員からのメッセージです。

警察事務職員の顔写真

【警察事務】主事

警務部 教養課 機関誌係担当

 

異動歴

年月 所属
令和2年 4月採用 上尾警察署 交通課 交通総務係担当
令和5年 4月 現課(所)

 

 

現在の仕事の具体的な内容とやりがいを教えてください。

機関誌係では、県警職員の感性・道徳心を育み、教養の向上や、親睦に資することを目的として機関誌の作成を行っています。
業務内容は、県内各地で実施されている県警のイベントに赴いての取材、原稿・レイアウト等の作成、作成したページの校正作業が主なものです。また、各種イベントや特筆すべき出来事の概要記録、いわば県警の歴史を記録する側面を担っており、必要に応じてアーカイブしたものを各課・警察署に提供しています。
作成した機関誌を通じて、各県警職員の担当分野について、またはそれ以外の分野についても情勢や動向を広く把握してもらい、警察活動に役立てて県民の方の安心安全のために還元してほしいという思いで勤務しています。そのような中、実際に役立ったなどの反響をいただいた際に、さらなる良いものを提供しようとやりがいを感じます。
また、他課の協力を得て、職員のワークライフバランスや健康等に関する情報も発信しており、職員間で話題に上ったと耳にしたときに、機関誌発行の目的を達成できたとうれしく思います。
以前の担当者から脈々と受け継がれている、「県警内の各課・警察署から、うちのこの記事を載せてほしいと言われる機関誌を作り続けてほしい」という方針に則り、アンテナを高くして、県警職員に寄り添った機関誌作りや積極的な取材実施を心掛けています。

取材中で写真撮影をしている様子

 

ある日の1日のタイムスケジュールについて教えてください。

時刻 スケジュール

 8:20

 8:30

 9:00

10:00

12:00

13:00

14:00

14:30

15:00

16:30

17:30

出勤

メールチェック、記事の投稿状況の確認

記事の校正

別記事の作成、作成した記事の内容確認

昼食

別記事の作成、作成した記事の内容確認

取材内容確認・取材準備

取材先へ移動

イベントの取材

執務室へ戻り、取材データ整理

退庁

 

 

 

職場の雰囲気を教えてください。

機関誌の作成業務には正解がなく、自分が作成したものに対して客観的な意見を得たい時などに相談しやすい雰囲気のある職場です。上司は相談に親身に応じてくださり、多角的なアドバイスをいただけるため、より正確に・面白く・役立つものを作るための磨き上げに力が入ります。
また、機関誌の掲載内容を考案するに当たり意見を求められた際には、他人のアイデアを否定せず、そのアイデアを参考に最適解を探る風潮があり、細かなことでも発言しやすい環境であると感じています。
さらに、オンとオフの切り替えがしっかりしており、休憩時は特に和気あいあいとした柔らかい雰囲気があります。大変働きやすい環境で楽しく勤務をしています。

 

今までの仕事で印象に残っていること、大変だったこと、うれしかったことについて教えてください。

交通安全運動、防犯キャンペーン、職務内容を広報するための催し、術科(警察官の職務執行に必要な術技及び体育)に関する催しや部内資料用の空撮等、今まで取材で参加した催しはどれも印象に残るものです。他課や警察署の勤務員と業務を共にする機会が比較的多く、各所で行われる催しに横断的に参加できる点がこの係の大きな魅力です。取材の場数を踏むことで機関誌の内容を充実させることができると同時に、自身の県警に対する知識が増えるため、大変得難い経験をさせていただいていると感じます。
また、前の所属では、警察署で免許事務の担当をしていました。直接地域住民の方と接し、免許更新に関する困り事や不安を解消できた際、感謝の言葉をいただけるのがうれしかったです。

 

埼玉県職員を志望した理由や、埼玉県職員になってよかったと思うことを教えてください。

元々公務員に絞って就職先を探していました。学生時代に受けた研修で、犯罪被害者の方の悲痛な声を聴く機会があったことをきっかけに、警察業務に携わり、日常生活を送る上で基盤となる安心・安全の確保に尽力したいと思うようになりました。体力面に不安があった私ですが、同研修で警察組織にも事務職員という職種があると知り、この分野であれば地元である埼玉県の治安維持に貢献できると考え、埼玉県の警察事務を選びました。
警察業務は、警察官による職務の執行と、警察事務職員が行う部内調整等の両輪で成り立っていると考えています。事務職員が直接事件に対峙する・事故に対応する、という機会はありませんが、企画、資料作成、厚生関係、給与関係、遺失拾得事務、免許事務等の業務を滞りなく行うことで、円滑な警察活動の推進に携わることができるため、警察事務を選んで良かったと思います。

 

休日やプライベートな時間の過ごし方を教えてください。

休日は読書、写真の撮影、映画鑑賞、お笑いの鑑賞などをしてリフレッシュしています。機関誌係を担当するようになってから、馴染みのない作者の本を手に取るようになり、趣味の幅が広がったように思います。
県警では、助成制度などによる自己啓発の推進、子育て休暇取得要件の拡大、男性に対する子育て関連のセミナーが開催される等、ワークライフバランスを大切にする取り組みや各種制度の充実が図られています。各々のライフプランに合わせた制度利用ができるという点に、私生活上の安心感が確保されているように思います。 

 

これからの埼玉県の未来をつくる役割の一翼を担う県の職員として、今後チャレンジしたい事やどのような職員になりたいかを教えてください。

警察事務職員の業務は多岐にわたり、さまざまな仕事を経験する機会に恵まれています。
現在は、前号よりも濃い内容の機関誌の作成を通じて、職員の新しい知識・知見の獲得や親睦の深化に貢献することを目標としていますが、今後もこのように、その時々で目標を立て、目標の達成に向けて工夫を重ね、必要な技能を着実に身に付けたいです。さまざまな経験を積み、できることを増やすことで、さまざまな角度から警察業務の推進に貢献できる職員になりたいと思います。

 

受験するにあたってのアドバイスがあれば教えてください。

受験した試験:警察事務職員採用上級試験

受験を決めた際はすでに試験日まであまり余裕がなく、急いで公務員試験対策のできる予備校のようなものに申し込み、ウェブ上での講義を倍速にして受講しました。受講後は、演習用のテキストの問題を繰り返し解くことで、出題の傾向や癖を掴み、難易度的に落としてはならない問題を落とさないようにすることを意識しました。出題範囲が広いため、いつまでにどの教科をどれほど進めておこう、という計画を立てると勉強がしやすいかと思います。
面接対策では、学校の制度などを活用して、とにかく対人で本番と同じように練習をすることに重きを置いていました。それが功を奏し、本番での緊張の緩和につながったと思います。
また、現在は埼玉県警察採用センターにおいて個別相談の予約ができるということで、心配や不安がある方は是非活用していただきたいと思います。

 

埼玉県を目指す方へメッセージをお願いします。

警察事務職員の先輩はもちろん、一緒に働くことになる警察官は、知識や経験が豊富で、優しい雰囲気の方ばかりです。多くの頼もしい先輩と関わり、多様な業務を経験できる環境に身を置くことで自身の成長を感じながら、埼玉県で暮らす人々の安全と安心に寄与しませんか。
皆さんと一緒に働くことができる日を心待ちにしています。

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