更新日:2025年3月28日(金曜日)

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先輩職員からのメッセージ

埼玉県職員を希望する皆さんに対し、先輩職員からのメッセージです。

保健師職員の顔写真

【保健師】技師

保健医療部 健康長寿課 母子保健担当

 

異動歴

年月 所属
平成29年 4月採用 保健医療部 鴻巣保健所 保健予防推進担当
令和  2年 4月 保健医療部 朝霞保健所 保健予防推進担当
令和  5年 4月 現課(所)

 

 

現在の仕事の具体的な内容とやりがいを教えてください。

健康長寿課の母子保健担当では、妊娠・出産に関わる健診や支援に関すること、予期しない妊娠や不妊症・不育症に関する相談窓口の整備、プレコンセプションケアに関する普及啓発、小児慢性特定疾病に関わる医療費助成事務や支援に関すること等の業務を行っています。
私は、妊娠や不妊等の相談窓口整備に関わる業務や、市町村等の保健師や医療機関の助産師、学校の養護教諭など母子保健に関わる専門職を対象にした研修会の企画・運営業務を担当しています。
研修会では、母子保健にまつわる専門的知見を持った医師や大学教授等の講義のほか、実在する事例を基にした事例検討や、当事者の声を伺う「体験発表」を盛り込んだプログラムを企画し、専門職の相談支援スキルの向上に寄与する内容となるよう工夫しています。
研修に参加した方から、「研修で学んだことを、明日からの業務に早速活かしていきたい」といった前向きな言葉をいただけると、励みになり、やりがいを感じます。
子育て家庭が抱える課題を的確に捉え、研修を通し、県内の専門職が個々のスキルアップを図ることはもちろん、さまざまな職種が連携して支援することができるネットワークづくりを目指し、今後も多職種へ向けたアプローチを行っていきたいと考えています。

打合せをしている様子

 

ある日の1日のタイムスケジュールについて教えてください。

時刻 スケジュール

 8:15

 8:30

 9:00

11:00

12:00

13:00

15:00

17:30

出勤

1日のスケジュール確認、メールチェック

研修会企画案作成・電話等

相談事業に関する実績のとりまとめ

昼食

研修講師との打ち合わせのため出張

帰庁 打合せ記録作成、研修会場調整等

退庁

 

 

 

職場の雰囲気を教えてください。

頼れる同僚や上司に囲まれ、周りに相談しながら業務を進めることができています。育休取得やテレワークを活用する職員も多く、プライベートと仕事を両立しやすい環境があります。
埼玉県は、保健師同士の交流の機会も多くあり、課や担当を超えて保健師の同僚や先輩と情報交換をしたり、勉強会を行ったりしています。

 

今までの仕事で印象に残っていること、大変だったこと、うれしかったことについて教えてください。

現在の所属に配属される以前は、保健所で感染症業務に長く従事してきました。
印象に残っている業務は、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の対応です。国内で感染者が確認された当初から、陽性者の健康観察や、療養先の調整、接触者の検査の調整などあらゆる業務を担当しました。知見が無い中で模索しながら対応することには苦労も多くありましたが、職員一丸となり、地域の関係機関と協力しながら感染拡大の波を乗り越えることができたことは、貴重な経験であったと感じています。
また、新型コロナ対応を契機に、保健所と医療機関等の関係機関とのやり取りが密になり、定期的な情報交換を行うことができるようなネットワークを作ることができたときには、地域や人を繋ぐ「行政保健師」の本質を感じることができました。

 

埼玉県職員を志望した理由や、埼玉県職員になってよかったと思うことを教えてください。

大学時代に公衆衛生看護学の実習を通して行政保健師の仕事について知り、地域で暮らす人々の健康に広く関わることができる仕事に魅力を感じ、行政保健師を志しました。埼玉県内の大学に進学したため、在学中に県内の自治体や施設等に実習に行く機会が多かったことから、仕事のイメージや雰囲気を掴むことができたことも、理由のひとつです。
私は東北地方の出身であるため、首都圏である埼玉県には都会的な印象を持っていましたが、県内には自然豊かな地域もたくさんあり、地域によって異なる特色や暮らしに触れることができます。

 

休日やプライベートな時間の過ごし方を教えてください。 

温泉が好きなので、休日は国内の温泉地に旅行に行くことが楽しみです。今年は夏休みを活用して、2泊3日で四国4県を巡りました。その土地の美味しいご飯を食べたり、温泉に浸かったりすることがリフレッシュになっています。

 

これからの埼玉県の未来をつくる役割の一翼を担う県の職員として、今後チャレンジしたい事やどのような職員になりたいかを教えてください。

私はこれまで、保健所における感染症業務、精神保健業務、本庁における母子保健業務に携わってきました。まだ経験したことのない分野が多くあるため、さまざまな業務に関わる中で研鑽を積み、保健師として相談支援の幅を広げていきたいと考えています。常に新しい知識を学ぶ姿勢を忘れず、地域全体に健康支援のアプローチができるよう、広い視点を持つことを心がけていきたいです。

 

受験するにあたってのアドバイスがあれば教えてください。

受験した試験:免許資格職職員採用試験(保健師)

受験にあたっては参考書を購入して勉強したり、大学の先生方に面接練習をしていただいたりして対策を行いました。特に面接では、保健所等で行った実習での経験などから、埼玉県で保健師として働きたいと思った理由について自分の言葉で伝えることができるように意識しました。
試験を想定した面接練習を何度か行っておくと、当日落ち着いて話すことができるのではないかと思います。

 

埼玉県を目指す方へメッセージをお願いします。

埼玉県の保健師の活躍の場は、母子保健、精神保健、感染症、難病患者支援、職員の健康支援、市町村支援などさまざまあり、多様な経験を積むことができます。保健師の専門研修体制も充実しており、仲間とともに学びながら働くことができる環境があります。埼玉県で一緒に働く保健師の仲間をお待ちしています。

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