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掲載日:2024年7月12日
Q 泉津井京子 議員(民主フォーラム)
私の父方の祖母は目が不自由でした。小さい頃から同居していたため、祖母がけがをしないよう家族で支え合うことが自然になっていました。私自身、祖母と一緒に過ごす経験の中から、障がいをお持ちであったとしても誰一人取り残されることのない、皆で支え合う社会を目指す必要があると考えております。
最近、サピエ図書館というインターネット図書館があることを知りました。このサピエ図書館には全国約480の家電施設・団体が加盟しており、約40万件に及ぶ点字・録音図書目録の検索をはじめ、点字データ、デイジーデータなどのダウンロードもできるほか、様々な情報が得られます。埼玉県立熊谷点字図書館ももちろんこのサピエ図書館に加盟しており、製作したデイジーデータをサピエ図書館に提供したり、サピエ図書館の案内をしており、これはすばらしい取組だと思っております。
しかしながら、このサピエ図書館を利用するには登録が必要です。登録をするためには、サピエ図書館に加盟している施設での手続が必要で、埼玉県内ではこの登録ができる施設は10施設しかありません。
自分の住んでいる地域の近くに登録できる施設がないと、諦めざるを得ない方がいらっしゃるかもしれません。サピエ図書館を更に普及させるには、県内で登録できる施設を増やす必要があると思いますが、県として登録施設を増やすお考えはあるのか、福祉部長にお伺いいたします。
A 細野正 福祉部長
議員お話しのサピエ図書館とは、視覚障害者を始め、目で文字を読むことが困難な方に対して、点字図書や録音図書のデータを提供するオンライン図書館です。
利用するためには、サピエ図書館に加盟する施設を通じて利用登録する必要があります。
県内のサピエ図書館の加盟施設は、県立熊谷点字図書館など広く県民を対象とする施設が3施設、市民を対象とする市立図書館が7施設あります。
このうち、熊谷点字図書館では、電話やメールでサピエ図書館の利用登録をできる仕組みとなっており、窓口に出向く必要はなく、自宅に居ながらにして手続きをすることができます。
近くに施設がないからと言って、利用登録をあきらめることはありません。
こうした方法について、障害当事者や御家族の方へ周知を図ってまいります。
一方、利用登録後、点字図書や録音図書を選ぶ際に、身近な市町村立図書館で司書に直接お会いし、相談しながら選びたいという方もいらっしゃいます。
こうした方のニーズに応えるためには、身近な図書館がサピエ図書館に加盟していただく必要があります。
県としては、市町村立図書館に対して、こうしたニーズがあることや、サピエ図書館の意義などをお伝えし、加盟を働き掛けてまいります。
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