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掲載日:2023年12月28日
Q 渡辺大 議員(自民)
臨時的任用教職員ですが、着任すれば任される仕事は正規職員とほぼ同じです。担任を持つことも、部活動の顧問を担当することもしばしばのようです。また、通常業務に追われ、試験勉強のための時間をとるのも厳しい状況でもあります。
そもそも日頃から教員として勤務している臨時的任用教職員には、教員としての適性とその能力があると認められているからこそ勤務しているのであり、別途適性を確認する必要性は大きくありません。仮に試験を実施するとしても、面接のみなど非常に軽いもので足り、臨時的任用教員としての経験も大きく評価するべきです。
ただ、実際には、直近3年間で7か月以上の勤務実績がある人等が受験資格のある臨時的任用A選考では、一般教養と教職科目が免除されるだけで、一次試験は専門分野、集団面接、二次試験については免除の要素はありません。一般選考と同じです。そして、実際の試験結果は、小学校、中学校ともに一般選考より臨時的任用A選考の方が合格率が低くなっています。
ちなみに、彩の国かがやき教師塾として、教員の確保のために大学生に小・中学校での教員体験プログラムを提供するコースがあります。そこの修了生は特別選考枠があり、小学校60名受験、中学校19名受験で全員合格、合格率100パーセントです。
臨時的任用教員は、学校での体験どころか実際に教壇に立ち、担任や部活顧問などもこなし、正規職員と同様の仕事をこなしています。これ以上の体験はありません。臨時的任用教員の先生方の学校での実際の教員としての経験が、採用選考試験においてももっと評価されるべきだと思いますが、教育長の御所見を伺います。
A 日吉亨 教育長
臨時的任用教員は、教科指導のみでなく、クラス担任や、部活動指導にもあたるなど、学校の一員として重要な役割を担っています。
本県の教員採用選考試験では、臨時的任用教員の経験を適切に評価するため、一定の勤務実績がある者には、一般教養等の試験を免除する代わりに集団面接を行っています。
さらに、その中で、一次試験に合格し、最終合格に至らなかった者には、翌年度から2年間、一次試験を免除しております。
私自身も、臨時的任用教員の方には、本県の教員採用選考試験に是非チャレンジしていただき、面接試験において、日頃、学校現場で培った経験を十分に伝えていただきたいと考えております。
県では、今後とも、臨時的任用教員を含め、より良い人材を確保するため、人物重視の視点から、教員採用選考試験の工夫を行ってまいります。
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