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掲載日:2023年10月20日
Q 安藤友貴 議員(公明)
知事が初当選後、公約に掲げられ、この2期目においても、あと数マイルプロジェクトに力を入れていくと期待をしております。そのあと数マイルプロジェクトに位置付けられた東京12号線の延伸は、本県の発展に大きく寄与すると確信しています。
国交省の鉄道延伸・新設の認可条件の一つとしては、事業費に見合う整備効果が30年で得られるかどうかというB/Cの考え方があり、人口減少の時代に入り、ただ利便性だけでは延伸や新設を要望しても国は認可しない方針のようです。となれば、事業費に見合う整備効果が30年間で得られるような新駅周辺の都市計画まちづくり構想が計画されなければなりません。
新座市の新駅予定地の周辺は、360ヘクタールの市街化調整区域です。この新駅予定地を中心として、市施行による土地区画整理事業で市街化区域編入が可能となります。都市計画道路や新座料金所付近へのスマートインターチェンジの新設、物流事業者の誘致、商業施設の整備、大学の誘致など大きな可能性があるエリアと確信をしております。
大野知事のリーダーシップにより、市とも共有しながら延伸の条件をクリアする大々的な調査を踏まえ、延伸の具体的な方策、そして大きな構想案の策定を県と市で共有しながらワンチームで進めていくべきと考えますが、知事、どうか決意をお願いいたします。
A 大野元裕 知事
交通の利便性の高さは本県の大きな強みであり、これを更に伸ばすため、2期目の政策集においても、東京12号線をはじめとする5路線の鉄道延伸を掲げ、引き続き検討を進めることを県民の皆様にお約束をいたしました。
東京12号線の延伸については、平成28年の国の交通政策審議会の答申、また令和2年に県が設置した公共交通の利便性向上検討会議においても、事業性の確保が課題の一つとされております。
そのため、本県では、1を超えるB/Cの確保に向けた方策や効果的・効率的な延伸ルートの検討など、課題解決のための調査を令和3年度より毎年継続的に実施しているところです。
沿線周辺のまちづくりにおいては、大きな構想として、例えば、新座市が、新駅周辺におけるまちづくり構想の見直しに向けた検討を進めていくこととしたと伺っており、まちづくりの具体化に向けた取組の進展が期待されます。
県としても、鉄道の延伸とまちづくりは車の両輪との認識の下 、県主催で地元市と連絡会議を毎年開催し、調査結果を共有するとともに、令和5年度は沿線自治体からなる協議会の勉強会に参加をするなど、地元市のまちづくりの取組に積極的に協力しているところです。
今後は、「あと数マイル・プロジェクト」の早期実現を目指す観点から設置する新たな会議体においても、まちづくりの重要性を踏まえ、延伸に向けた課題や方策の検討を進めていきたいと考えています。
引き続き、延伸に向けて県と市がワンチームとなり、これらの課題の克服に向け、一つずつ着実に進めてまいります。
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