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掲載日:2022年12月27日
Q 石川忠義 議員(県民)
民生委員は、地域福祉のつなぎ役として高齢者や障害者、子育て中の皆さんが地域で安心して暮らせるようにボランティアでサポートをしてくださっています。複雑多様化した昨今の社会では、安心・安全な地域福祉社会の実現には必要不可欠な存在です。
しかしながら、県議会でもこれまで取り上げられているように、その重責の担い手不足が続いています。3年に1回、今年の12月1日の民生委員の改選期での委嘱状況は、さいたま市、川口市などを除く埼玉県全体の定数8,053人に対して7,285人で、768人の欠員となっています。
担い手不足の原因には、時間的制約や高齢化、精神的・肉体的な負担など様々に分析がされています。それぞれの市町村も対策を行っておりますが、県は、まず民生委員がどのような活動をして重要な役割を担っていただいているかを広く周知し、県全体に対して民生委員の活動をしてみたいという機運を醸成する必要があります。
民生委員の担い手不足を解消すべきですが、知事に伺います。
知事自身の民生委員の重要な役割に関する認識について伺います。
A 大野元裕 知事
地域にお住まいの方々が安心・安全に暮らすためには、人と人とのつながりというものが極めて重要と考えております。
しかしながら、核家族化の進展とともに人と人とのつながりが希薄化をし、一人暮らしの方や、あるいは高齢者、さらには子育てなどの悩みを抱える世帯が孤立化する傾向が強まっており、それに伴い支援を求める方も増加していると認識しています。
また、近年、老々介護や8050問題など、複雑で難しい課題を抱える世帯も増えていると理解しており、なるべく早い段階で支援の手を差し伸べることが有効と考えます。
こうした中、民生委員の皆様につきましては、地域住民の見守り役として身近な相談相手となり、支援を必要とする方と行政や専門機関との橋渡しをするなど、地域において大変重要な役割を過去においても現在においても担っていただいてきたと考えております。
本年9月の埼玉県民生委員・児童委員大会では、長年にわたり地域のために御尽力をいただいた民生委員の皆様に対して、私から直接、賞状をお渡しして、改めて感謝の意をお伝えしたのも、このような認識に基づくものでございます。
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