トップページ > 埼玉県議会トップ > 定例会・臨時会 > 定例会概要 > 令和2年2月定例会 > 令和2年2月定例会 代表質問・一般質問 質疑質問・答弁全文 > 3月3日(火曜日) > 諸井真英(自民) > 令和2年2月定例会 一般質問 質疑質問・答弁全文(諸井真英議員)
ここから本文です。
ページ番号:174668
掲載日:2020年3月31日
Q 諸井真英 議員(自民)
農業科についてお伺いしますけれども、代表質問や一般質問のやり取りの中で、大野知事はスマート農業の必要性というのを認識され、農業現場への導入を促進していくお考えとのことで、それについては私も大変同感であります。その上で、現場で農業をされている方への支援だけにとどまらず、県立で8校ある農業が学べる高校への支援、具体的にはドローンや無人トラクターの実機を配置することによって、活用の仕方などを授業で教え、これからの農業の現場に出ていく若手農業者を支援していくべきではないかと、そのように考えます。
県立農業高校を幾つか訪問したことがありますけれども、設備が老朽化している高校が大変多く、新しい時代の農業学習には全くマッチしていないというふうに感じます。スマート農業を学ぶ学科というのを開設し、機械を実際に配置して、そういうものに触れていくということが、本県におけるスマート農業の推進に寄与するのではないかと思いますが、教育長にお伺いいたします。
A 小松弥生 教育長
現在、農業高校の老朽化した温室や実習棟の整備を計画的に進めており、新しい施設・設備も活用して、生産工程の管理や改善を行うGAPに取り組むなど、時代に合わせた農業教育を行っております。
例えば、杉戸農業高校では、国際基準である「GLOBALG.A.P.」の認証を新たに取得し、東京オリンピック・パラリンピック大会での食材提供を目指すなど、実践的な取組を行っております。
また、スマート農業につきましても、農家や企業などから講師をお招きしたり、生徒が企業で実習したりする中で、学習する機会を設けていきたいと考えております。
児玉白楊高校では、農機具メーカーの方をお招きし、無人運転トラクターについての講義や実際の操作を体験するなど、スマート農業の有用性を学んでおります。
この児玉白楊高校は、令和5年度に児玉高校と統合し、新校となる予定であり、現在、新校の基本計画を検討しております。
新校では、スマート農業なども取り入れた先進的な農業の学びを通し、新たな時代を見据えた農業教育を実践したいと考えております。
本県農業の担い手となる子供たちが、夢を持って教育を受けられるよう、農業高校の学習環境の整備に努め、スマート農業の推進にも寄与する人材の育成に取り組んでまいります。
お問い合わせ
より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください