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掲載日:2023年5月8日

平成30年9月定例会 一般質問 質疑質問・答弁全文(江原久美子議員)

骨髄バンクを若者たちへ広く知ってもらうために

Q   江原久美子 議員(立憲・国民・無所属

私は、埼玉県骨髄バンク推進連絡会の皆さんとともに骨髄バンク登録説明員として様々な場所に出向き、活動しています。現在日本では毎年約1万人の方が血液疾患を発症されていて、骨髄バンクを通じて移植を必要と待っている患者さんは年間2,000人以上います。一方、最近の登録の状況を見てみると10代では4,569人、20代では7万2,909人、30代では13万6,712人、40代では20万9,854人、50代では6万4,827人となっています。10代、20代の登録者数は極端に少ないこと、また骨髄バンクの登録は54歳までという年齢の上限もあります。
献血についてはほぼ100%の認知度があり、たくさんの皆さんに御協力いただいているのですが、骨髄ドナー登録については、そもそも知らない方がまだまだ多いのが現状であるということを活動を通じて一番強く感じているところです。まずは認知度を高めることが重要な課題であると同時に、年齢の上限もあるので、特に若い皆さんに登録に協力をしていただくことがとても大切だと思っています。
ところで、県は最近、献血の普及啓発について人気ユーチューバーのMasuoさんを起用し、献血を呼び掛ける動画を配信しています。大変な人気を博していて、献血を呼び掛けたユーチューブの動画の再生回数は58万回を超える大ヒットとなっています。もちろん献血と骨髄バンクの登録は性質が異なりますが、若い人にどう届けていくのか、どう広めていくのかということは同じ課題ではないかと思っています。
例えとしてユーチューブを挙げましたが、骨髄バンク登録についても若い人たちに関心を持っていただけるツールなどを活用して広く普及啓発をすべきと思いますが、いかがでしょうか。保健医療部長の見解を伺います。

A   本多麻夫   保健医療部長

ドナー登録者数につきましては、平成4年1月の登録開始時には、国は全国で30万人を目標値としておりましたが、平成20年1月に目標値を達成し、平成30年8月末現在、全国で48万8,871人のドナーが登録されています。
議員お話のとおり、近年は登録者の高齢化が進み、若い世代に登録していただくことが全国的に課題となっており、一人でも多く若い方に登録していただく必要がございます。
本県では、平成22年度から3年間、県の緊急雇用創出基金事業といたしまして、県内の献血ルームにドナー登録説明員を配置し、献血と並行してドナー登録を行うことで新規登録者数を大幅に増やすことができました。全国的にも画期的な取組として評価をいただいているところでございます。
こうした取組により、本県の平成30年8月末現在のドナー登録者数は、2万6,221人で全国第2位となっています。
しかし、本県においても他の都道府県同様、若い世代の登録者の確保は大きな課題となっております。
御提案のユーチューブやSNSの活用などは、今後、若い世代に登録を呼びかけていく上で、ひとつの有効な方法であると考えます。
既に、日本骨髄バンクにおきまして、若者に人気の中川翔子さんやiPS細胞で有名な山中伸弥さんなどの著名人が、骨髄移植により多くの貴重な命を救えるということについて、真摯に訴えかける動画をユーチューブで公開しています。
こうした動画をより多くの方に知っていただけるよう、県のホームページや行政アプリ「ポケットブックまいたま」にリンクを掲載し、有効活用に努めてまいります。
このほか、日本赤十字社などでボランティア活動を行う学生たちと意見交換の場を設け、若者のドナー登録を進める上でどのような方法が効果的なのか、若い方の生の声をお聴きして、より効果的な方法について検討してまいります。
こうした取組を通じて、若年層の登録者数の確保に努めてまいります。

 

  • 上記質問・答弁は速報版です。
  • 上記質問・答弁は、一問一答形式でご覧いただけるように編集しているため、正式な会議録とは若干異なります。

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