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掲載日:2019年6月26日

平成28年6月定例会 一般質問 質疑質問・答弁全文(本木 茂議員)

外国人観光客向けの県内周遊ルートの策定について

Q 本木 茂議員(自民

2019年のラグビーワールドカップ、2020年の東京オリンピック・パラリンピックの開催を控え、今後ますます多くの外国人観光客の来訪が見込まれます。各自治体とも地域活性化の一つの戦略として外国人観光客誘致を掲げ、いかに外国人観光客を呼び込むかを競い合っています。例えば、岐阜県の人気観光地として長良川の鵜飼があります。2014年には全体の乗船客数が減少する中、外国人観光客が72パーセントも増えたと聞いています。これは日本らしさの残る観光資源を大切に守り続けていることと、海外での商談会や現地旅行会社へのPRなど地道なプロモーション活動が実を結んだ結果であります。
埼玉県にも日本らしさの残る魅力的な観光地がたくさんあります。東京に近く江戸時代の情緒を味わえ、美しい蔵並みの町並みが魅力の川越では、多くの外国人観光客を見かけるようになりました。川越に近い入間や狭山では狭山茶の茶摘み体験ができるなど、本県にはまだまだ活用できる観光資源があります。
残念なことに、一方で、宿泊者は少なく、観光庁の調査では平成27年の本県の外国人宿泊者の延べ人数は約16万1,000人となっており、成田空港のある千葉県の約347万8,000人は別格として、群馬県が約16万2,000人、栃木県が20万4,000人、茨城県が約20万2,000人など、隣接県と比べても低い数字にとどまっています。
県内地域の活性化のためにも、今後は宿泊を伴う観光客を増やす必要があると考えますが、県としてどのように取り組んでいるのか、産業労働部長に伺います。

A 立川吉朗 産業労働部長

議員お話のとおり、都心から交通の便も良い川越では、多くの外国人観光客を見かけるようになりました。
川越市の調査では、外国人観光客数が平成25年の4万5,000人から平成27年には11万9,000人となり、約2.6倍でございます。
そこで、今年度から、海外でも知名度の高い川越から秩父、長瀞へ周遊し、宿泊してもらうモデルルートとして「SAITAMAプラチナルート」を創設いたしました。
台湾から本県への教育旅行では、主な訪問先は川越でしたが、本年5月に初めて秩父地域の温泉旅館に宿泊し、長瀞のライン下りを楽しんでもらいました。
このほか、秩父地域では、「秩父地域おもてなし観光公社」が中心となって、一般家庭で野菜の収穫や調理などを行う生活体験型の民泊を実施しております。
今までは、国内の生徒を対象にしておりましたが、今年度、初めて訪日教育旅行で実施することができ、生徒たちに好評でございました。
台湾の学校では、こうした一般家庭での生活体験のニーズが高く、訪日教育旅行の宿泊地を選択する際に、大変有利になります。
訪日教育旅行は、高校生たちが大学生や社会人になった時、また友人や家族と一緒に、再び本県を訪れ宿泊することが期待できるため、今後も重点的に取り組んでまいります。
本年8月には、台湾に「埼玉国際観光コンシェルジュ」を設置し、現地の教育関係者や旅行会社に「SAITAMAプラチナルート」を売り込むなど継続的な誘致活動を行ってまいります。
加えて、タイやシンガポールで開催される旅行博にも出展し、PRしてまいります。
「SAITAMAプラチナルート」が定着することで、移動経路での立ち寄りなど周辺観光地への周遊も期待できます。
今後とも様々な機会を通じて、本県観光の魅力を伝え、外国人観光客の宿泊が増えるよう積極的に取り組んでまいります。 

  • 上記質問・答弁は速報版です。
  • 上記質問・答弁は、一問一答形式でご覧いただけるように編集しているため、正式な会議録とは若干異なります。

注意:議員の氏名の一部にJIS規格第1・第2水準にない文字があるため、第1・第2水準の漢字で表記しているものがあります。

お問い合わせ

議会事務局 政策調査課 広報担当

郵便番号330-9301 埼玉県さいたま市浦和区高砂三丁目15番1号 議事堂1階

ファックス:048-830-4923

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