環境科学国際センター > 試験研究の取組 > 光化学スモッグによるアサガオ被害調査 > 光化学スモッグによるアサガオ被害調査の背景と目的
ここから本文です。
ページ番号:27912
掲載日:2023年2月1日
埼玉県は、日本の中でも、とくに光化学スモッグの発生が多い県として知られています。また、埼玉県では、毎年、光化学スモッグによる植物被害が、いたるところで観察されています。
夏の風物詩であるアサガオは、光化学スモッグの主成分であるオゾンに感受性が強く、私たちの目に見える形でその被害を葉に発現します。そのため、アサガオは、オゾンの指標植物としてよく知られています。このアサガオの被害は、夏場、埼玉県内の庭先ではよく見かけられます。しかしながら、残念なことに、この被害がオゾンによる被害だということはほとんど認識されていないのが実状です。
また、埼玉県では、昭和48年から、オゾンによるアサガオ被害の状況を、県内の約10地点で調べてきました。しかしながら、この調査は、毎年ほぼ同じ地点で実施されており、県内全域にわたる植物被害の実態を把握するまでには至っていないのが実状です。
これらのことから、当センターでは、平成17年度から、県民の皆さまに光化学スモッグによる植物被害について理解を深めていただくことをかねて、アサガオ被害調査にご協力いただき、県内での光化学スモッグによる植物被害の実態を把握する調査を実施しています。これにより、当センターでは、県民の皆さまと、光化学スモッグによる植物被害に関する理解を共有するとともに、県内全域における植物被害の実態を把握することを目指しています。
お問い合わせ
より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください