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掲載日:2024年2月22日

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ダム用語解説

ダムの貯水位

設計洪水位

ダム設計洪水流量の流水がダムから流下する場合の貯水池の最高水位です。

サーチャージ水位

洪水時にダムによって一時的に貯留することができる最高の水位です。

常時満水位

平常時(非洪水時)にダムによって貯留することとした流水の最高水位です。

最低水位

ダムの取水口の最低敷高で通常これよりも下の貯留水が利用できない水位です。

洪水期制限水位

洪水調節容量を大きくとるために洪水期に常時満水位よりも水位を低下させる場合の水位です。

ダムの容量

総貯水容量

堆砂容量、死水容量、利水容量、洪水調節容量を全部合計したものです。

有効貯水容量

ダムの総貯水量から堆砂容量及び死水容量を除いた容量です。

有間ダムの場合

 「非洪水期」10月から6月(雨の少ない時期)は、725万m3 です。

 「洪水期」7月から9月(雨の多い時期)は、285万m3 です。

※洪水期は、有効貯水容量を少なくしておき、洪水が来たときにダムで受け止める(洪水調節)ポケットを用意しておきます。

洪水調節容量

常時満水位(又は洪水期制限水位)からサーチャージ水位までの容量です。

利水容量

最低水位から常時満水位までの容量で、河川維持用水、都市用水等に利用される水を貯めるための容量です。

死水容量

発電ダム等で堆砂容量の最上面と最低水位が合致しない場合その間の容量です。

堆砂容量

一定期間(一般には100年間)にダム貯水池に堆積すると予想される流入土砂を貯える容量です。また堆砂容量の砂をダムに敷きならしたときのダム底面を堆砂面と呼びます。

貯水率

貯水量を有効貯水容量で除した値です。(貯水量÷有効貯水容量)

「有効貯水容量」は、上記のとおり「非洪水期」と「洪水期」で容量が異なります。

 その他

洪水吐

設計洪水流量以下の流水を安全に流下させる施設で、ダムには必ず造られます。

試験湛水

ダムの安全性について十分に確認するため、ダム工事では本体打設の完了後に試験的に水を貯め、ダム本体、放流設備、貯水池周辺等の安全性を実際に検証します。これを試験湛水といい、この後通常の管理に移行します。

湛水面積

ダムの水が貯まっている水面の面積です。単に湛水面積といった場合は常時満水位の湛水面積を指すことが多いです。

集水面積

ダムに流れ込む雨が降る地域の面積です。

多目的ダム

ダムの目的は大きく分けて次の4つあります。

  • (1)洪水調節
  • (2)流水の正常な機能の維持
  • (3)都市用水の確保
  • (4)発電
  • これらのうち2つ以上の目的を持ったダムを多目的ダムといいます。

ロックフィルダム

くだいた岩石を積み上げて造るダムです。ダムの底の面積が広いので、基礎地盤にかかる力がコンクリートダムに比べてはるかに小さく、このためコンクリートダムをつくることができないような基礎のあまりよくない場所にも造ることが可能です。

お問い合わせ

県土整備部 飯能県土整備事務所 ダム管理担当

郵便番号357-0021 埼玉県飯能市双柳75 埼玉県飯能県土整備事務所

ファックス:042-975-1417

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