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掲載日:2026年8月27日
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現在、血液は人工的に造ることができません。また、長期保存もできません。
また、献血者の健康面を考えると、ひとりの方が一年間に献血できる回数や量には上限があります。
そのため、安定的に血液製剤を供給するためには、必要な時に必要な量を確保するため、
年間を通じて多くの方に継続して献血にご協力いただく必要があります。
献血していただいた血液は、けがをした時などに輸血に使われるイメージがありますが、
多くは血液製剤として、がんなどの病気の治療に使われています。
輸血用血液製剤は献血された血液のおよそ半分で、残りの半分は血漿分画製剤という医薬品の製造に使われています。

献血者数の推移を見ると、10代、20代、30代のいずれの年代でも減少傾向が続いています。たとえば10代~20代の献血者数は、平成21年度に約7.5万人でしたが、令和6年度には約4万人と、15年間で5割近く減少しました。
一方で、50代~60代の献血者数は増加しており、現在の献血は年齢層の高い世代に支えられている状況です。
献血で集められた血液は、大きく分けて二つの用途に使われます。一つは 輸血用血液製剤 で、白血病やその他のがんの治療、手術・出産時に大量出血が起こった場合などに用いられます。もう一つは 血漿分画製剤 で、血液中の血漿成分からタンパク質を取り出して製造されます。
現在、献血で集められた血液のうち、約55%が血漿分画製剤の原料として、約45%が輸血用として使われています。
輸血用血液製剤には、次の4種類があります。
昔は血液すべての成分を含んだ全血製剤が主流でしたが、現在は患者さんが必要な成分だけを輸血する成分輸血が主流となっています。
| 赤血球製剤 | 血漿製剤 | 血小板製剤 | 全血製剤 |
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出血及び赤血球が不足する状態のとき、またはその機能低下による酸素欠乏の状態のときに使用されます。 2~6℃で保存され、有効期間は採血後28日間です。 |
複数の血液凝固因子が欠乏することにより、出血ないし出血傾向があるときに使用されます。 -20℃以下で保存され、有効期間は採血後1年間です。 |
血小板の減少またはその機能低下により、出血ないし出血傾向があるときに使用されます。 20~24℃で保存されますが、振とうさせる必要があり、有効期間は採血後6日間しかありません。 |
大量出血などすべての成分が不足する状態でね赤血球と血漿を同時に補給する必要がある場合に使用します。 2~6℃で保存され、有効期間は採血後21日間です。 |
血漿分画製剤とは、血漿中に含まれる血液凝固因子、免疫グロブリン、アルブミンなどのタンパク質を抽出、精製したものです。 (厚生労働省ホームページより)
製品は瓶入りで安定性も高く、輸送や保管が容易で、有効期間が長いというメリットがあります。
製薬企業では最先端のウイルス除去・不活化処理を行うなど安全性の向上に努めています。
主な血漿分画製剤は次のとおりです。
感染に対して有益なさまざまな抗体が含まれており、体内で病原菌やウイルスと結合し、細胞内に侵入して増殖するのを防いでくれる効果があるため、さまざまな感染症や免疫機能が低下した場合に使用されています。
アルブミンは血管内の水分量を増やし、血液の流れを調節します。 通常、やけどや出血により循環する血液量が低下したことによる低アルブミン血症、出血性ショックの治療に使用されます。
血液凝固第VIII因子は、血液凝固カスケードを構成する血漿タンパク質の1つで、健常なヒトの血漿には必ず含まれています。 第VIII因子をコードしている遺伝子の異常により不足または欠乏した場合に起きる血友病の治療に使用されます。
日本は高齢化がすすんでおり、これからも血液製剤の需要量の拡大が見込まれています。
その一方で、若年層を中心とした献血者数は減少しており、今後、血液製剤の製造に必要な献血量が確保できるか心配される状況です。
必要な献血量を常に確保するためには、必要なときに献血にご協力いただける方を確保する必要があります。
献血を経験することで、その後の献血への抵抗感が薄れるだけでなく、達成感や成功体験を得ることにもつながります。
だからこそ、ぜひとも、献血にご協力ください。
| 成分献血 |
血液中から自動的に血漿や血小板といった特定の成分だけを採血して、赤血球などの成分は再び体内に戻す献血方法です。 最も回復の遅い赤血球を体内にお返しするので、体への負担が軽く、1週間から2週間の間隔で献血できます。 |
| 200mL献血 |
血液そのもの (全血) を200mLだけ採血する献血です。日本では主に10代後半〜若年層向けに行われています |
| 400mL献血 |
血液そのもの (全血) を400mLだけ採血する献血です。全国において、医療機関の需要、つまり患者さんが必要とする血液の95%以上が400mL献血由来の血液製剤で、200mL献血由来の血液製剤より圧倒的に多い状況です。 ひとりひとりの血液は、たとえ血液型が同じでも微妙に違っています。ゆえに、複数の献血者の血液をあわせて一人の患者さんに輸血するほど、副作用(発熱、発疹など)発生の可能性が高くなります。 そのため、安全性の向上を図るために、可能であれば全血献血は400mL献血をお願いしています。 |
| 全血献血 | 成分献血 | |||
| 400mL献血 | 200mL献血 | 血漿成分献血 | 血小板成分献血 | |
| 1回あたりの献血量 | 400mL | 200mL | 600mL以下 | |
| 年齢* |
男性 : 17歳~69歳 女性 : 18歳~69歳 |
16歳~69歳 |
18歳~69歳 |
男性 : 18歳~69歳 女性 : 18歳~54歳 |
| 体重 | 50kg以上 |
男性 : 45kg以上 女性 : 40kg以上 |
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| 血圧 |
最高血圧:90mmHg以上 180mmHg未満 最低血圧:50mmHg以上 110mmHg未満 |
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| 脈拍 | 40回/分以上 100回/分以下 | |||
| 体温 | 37.5℃未満 | |||
| 血色素量 |
男性:13.0g/dL以上 女性:12.5g/dL以上 |
男性:12.5g/dL以上 女性:12.0g/dL以上 |
12.0g/dL以上 (赤血球指数が標準域にある女性は 11.5g/dL以上) |
12.0g/dL以上 |
| 血小板数 | なし | なし | なし | 15万/μL以上60万μL以下 |
| 年間献血回数 |
男性:3回以内 女性:2回以内 |
男性:6回以内 女性:4回以内 |
成分献血合計で24回以内 (血小板成分献血1回を2回分に換算) |
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| 年間総献血量 |
200mL献血と400mL献血合わせて 男性:1,200mL以内 女性:800mL以内 |
なし | ||
| 共通事項 |
※ 65歳~69歳の方は、60歳~64歳の間に献血経験のある方が対象です。 なお、以下の方は献血に御協力いただけません。 1. 妊娠していると認められる方、又は過去6ヵ月以内に妊娠していたと認められる方 2. 採血により悪化するおそれのある循環器系疾患、血液疾患その他の疾患に罹っていると認められる方 3. 有熱者その他健康状態が不良であると認められる方 |
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| 前回の献血 → 今回の献血 | 間隔 |
| 200mL献血 → 200mL献血・400mL献血・成分献血 | 男女とも4週間後の同じ曜日から献血できます。 |
| 400mL献血 → 200mL献血・400mL献血 | 男性は12週間後、女性は16週間後の同じ曜日から献血できます。 |
| 400mL献血 → 成分献血 | 男女とも8週間後の同じ曜日から献血できます。 |
| 成分献血 → 200mL献血・400mL献血・成分献血 |
男女とも2週間後の同じ曜日から献血できます。 ※ 血小板成分献血では、血漿を含まない場合1週間後に血小板成分献血ができます。 ただし、4週間に4回献血した場合は、次回まで4週間あける必要があります。 |
1. 献血は献血ルームや献血バスでできます。献血する際は、ぜひご予約をお願いします。
献血ルームのご紹介・献血バス運行スケジュール・献血のご予約 (埼玉県赤十字血液センターホームページ)
2. 検査の手順については、埼玉県赤十字血液センターのホームページでご確認ください。
3. 献血をすると、血液検査結果が献血者に提供されるサービスが受けられます。
検査結果提供サービス (埼玉県赤十字血液センターホームページ)
埼玉県で実施している献血キャンペーンのお知らせや、高校生献血カードやポスターコンクールなどの啓発事業、献血について理解を深めるための血液に関する出前講座、献血に関する読み物や動画のご紹介などをしています。
献血の手順や献血できる方の基準のご案内、献血ルームや献血バス運行スケジュールのご案内のほか、血液の基礎知識、検査結果提供サービス、血液事業に関するお知らせなどを掲載しています。