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掲載日:2026年2月12日

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特定非営利活動法人笑顔の種を訪問しました(令和7年度)

活動目的

 

    急速な少子化の進行並びに家庭及び地域を取り巻く環境の変化に鑑み、児童福祉法その他の子どもに関する法律による施策と相まって、子ども及び子どもを養育している者に必要となる支援を行い、子どもやその家庭を地域で支え、すべての子どもたちが安心・安全な環境の中で、生活のリズムや学ぶ意欲を育むことで、将来子どもが自立する力を補完し身につけ、一人ひとりの子どもが健やかに成長することができる社会の実現に寄与することを目的としています(定款第3条より)。

活動・訪問内容

    当法人は活動目的を達成するため、以下の事業に取り組んでいます。

  1. 子どもたちの居場所の提供に関する事業
  2. 体験活動や講習会等の企画及び開催に関する事業
  3. 児童及び家庭への相談支援に関する事業

    今年度は上記の1に該当し、毎週火曜日に実施している「たねのひろば」の様子を見学しました。活動場所は、嵐山町の旧・めぐみのその保育園(第1火曜日は武蔵嵐山駅西口通りROPA COFFEEのレンタルスペース)。嵐山若草保育園に併設されている本施設は、当初、小規模保育園として使用されていたこともあり、温かみのある内装で、とても過ごしやすい雰囲気を感じました。施設内は4~5人が過ごせるような小さめの部屋と、10~20人ほどが過ごせる大きめの部屋の2つに分かれていました。利用者が少ない時は小さな部屋、利用者が多い時やイベントを開催するときは大きな部屋で活動を行っています。

    今回は大きな部屋に案内していただき、はじめに目に入ったのは、机に並んだ手芸品の数々です。製作者は中学生で、ご家族のかたにお話を伺いました。手芸は初めから得意だったわけではなく、ご自身の意思で、書籍などを用いて独学でここまで仕上げたそうです。生地選びからデザインの企画、裁断、縫合などを自由に行う活き活きとした姿が容易に思い浮かぶようなものがたくさんありました。これらは昨秋ごろに、武蔵嵐山駅で開催された「らんざんマーケット(ROPA COFFEE主催)」で、当法人を通して販売されました。

    また、今回訪問した活動とは別に、事業2に該当するものとしてクリスマスなどの季節に合わせたイベントを実施しています。11月に実施した「さつまいも掘り」は代表のご自宅で実施し、掘るだけでなく、焼き芋にして食べるなどして、子どもたちに体験してもらうことに焦点を当てました。また、今年度は学生から「やりたい!」という声があり、音楽祭を開催しました。学生が主体となって企画を行い、大人はサポートに徹する、当法人の、「子どもの主体性を大切にする」姿勢が強く感じ取れました。

    事業3としては、毎月第3日曜日に「親子のえんがわ」も開催しています。「たねのひろば」と同様に、旧・めぐみのその保育園(嵐山町太郎丸381)で実施しており、子育て中の親子を対象としています。子ども中心となりがちな支援に対し、陰で孤立している保護者に焦点を当てた支援となっています。詳細な実施スケジュールについては、法人のインスタグラムを確認してください(本ページ下部に記載のリンクからご覧ください)。

    令和5年度に設立した当法人ですが、令和7年度の延べ利用者数は約120人。利用者数は多ければ多いほど良いと思われがちですが、当法人は必要な人に必要な支援を行き渡らせたいという思いで活動をしており、「何もしなくてよい」、子ども主体の居場所を提供しています。行政が行う子ども支援では、計画を立て、成果を上げることが前提とされます。しかし、当法人は「来るだけでよい」「話さなくてよい」「何も生み出さなくてよい」、「存在していい場所」を保障する支援を行っています。

    

法人代表にお話を伺いました!

    法人の代表者である前田さんにお話を伺いました。

  • 法人設立のきっかけを教えてください。

    もともと役場の福祉課で子どもたちの支援をしていましたが、行政ではできない、手の届かない所があると感じていました。役場を退職しましたが、その想いは強く、何かできることはないかと思いNPOを立ち上げました。

  • 「行政とは別の視点からの支援」とは具体的に何を指しているのでしょうか。

    行政支援は、子どもではなく、行政が主体の計画を立てたうえで、成果が求められます。一方、笑顔の種には以下のような特徴があります。

  • 支援しすぎない支援
  • 整えない居場所
  • 生きているだけで肯定される場の提供

    上記は行政と競合せず、補完関係となり、行政支援の「すき間」を埋めることができます。

  • コミュニケーションを図るうえで意識していることはありますか。

    「信頼関係を築くこと」を大切にしています。居場所づくりというと、子どもだけに焦点が当たりがちですが、保護者も同様に孤立しています。子どもであれば本音を言える大人の存在、保護者であれば感情に寄り添う支援が大切になります。そのためには「聞くこと」や「否定しないこと」を意識しています。

  • 活動をしていてよかったと思うこと、活動の原動力を教えてください。

    居場所のない子どもたちが、安心して来てくれるようになった時、この活動をやっていてよかったと感じます。活動の原動力は、孤立してしまい助けを求められない子どもたち(保護者も含め)に、何とかして、つながっていたい、みんなが笑顔でいられるようになりたい、子どもには無限の可能性があるという想いからです。

  • 今後の法人としての展望を教えてください。

    居場所づくりは、子どもたちだけでなく、子育てに悩む保護者にも必要なことだと思っています。行政とは違った視点で柔軟に社会のニーズに対応した活動を続けていきたいと思います。現在は毎週1回の活動です、活動しているスタッフの負担にならずに、継続的に続けていくことが重要だと思っていますので、まずは、これまでの活動を振り返りながら、さらに内容をよりよいものにしていきたいと思っています。

法人からのメッセージ

    笑顔の種は、子どもたちが安心して過ごし、自分らしく育つことができる居場所づくりを行っています。行政や学校、地域の皆さんと手をつなぎ、子どもと家庭を見守り、支え合う社会を育てていきます。

法人データ

    名              称   :特定非営利活動法人笑顔の種

    事務所所在地   :埼玉県比企郡嵐山町吉田1531番地

    インスタグラム:https://www.instagram.com/npo.seedsmile/

 

担当あとがき(おまけ)

    行政組織の一員として働いた経験のある代表だからこそ、行政と「補完関係」にある法人を設立し、運営できていると感じた訪問でした。また、法人の認知度を高めることで、必要な人に必要な支援を行き渡らせたいという代表のまっすぐな思いを感じました。若年層の会員を増やしていきたいとのことなので、関心のあるかたは是非イベント等に参加してみてください。

おわり

お問い合わせ

企画財政部 川越比企地域振興センター 東松山事務所  

郵便番号355-0024 埼玉県東松山市六軒町5-1 埼玉県東松山地方庁舎1階

ファックス:0493-23-8510

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