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掲載日:2024年11月20日
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【参考】麻しん及び風しん流行情報(埼玉県感染症情報センターホームページ)
マイコプラズマ肺炎が、過去10年で最も流行しています。
溶血性レンサ球菌は、一般的に急性咽頭炎(いわゆる かぜのような症状)を起こす細菌ですが、まれに引き起こされる重篤な症状として、劇症型溶血性レンサ球菌感染症(STSS)が知られています。
溶血性レンサ球菌は、一般に飛沫感染や接触感染による感染が多いので、手指衛生や咳エチケットなど基本的な感染対策を行いましょう。また、手足などの傷口から感染する場合があるので、傷口の清潔な処置等も心がけましょう。
溶血性レンサ球菌が引き起こす咽頭炎(A群溶血性レンサ球菌咽頭炎)については、2023年10月以降、過去10年で最大規模の流行が本県を含め全国的に起こっていました。STSSについても、令和5年の埼玉県の報告数は64人で、統計を取り始めた1999年(平成11年)以来、最大の報告数となっています。
STSSの患者数が増えた理由ははっきりわかっていませんが、A群溶血性レンサ球菌による咽頭炎の患者数が増加したことも原因の一つである可能性が考えられています。
2024年4月以降、STSS、A群溶血性レンサ球菌咽頭炎の患者数はともに減少していますが、引き続き基本的な感染対策を行いましょう。
初期の症状としては手足の痛み、腫れ、 発熱、血圧低下などがあります。
発病から病状の進行はとても早く、発病後数十時間以内に軟部組織壊死、急性腎不全、成人型呼吸窮迫症候群 、播種性血管内凝固症候群(DIC)、多臓器不全などショック状態から死に至ることも多いです。
【参考】
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