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掲載日:2022年12月12日
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本日は私の方から御報告と、県民の皆様へのお願いをさせていただきたいと思っております。まず、県の教育委員会から、県内でインフルエンザによる学級閉鎖を本日より実施したとの報告を受けましたのでお知らせをいたします。今回、令和2年3月の第一週以来、初めてになりますけれども、インフルエンザによる学級閉鎖となりました。最後は、今申し上げたとおり、令和2年3月第一週であります。閉鎖されている学級は2つあります。1つは、東部地区の県立高校で1クラス。もう1つは、南部地区の県立高校で1クラスであります。なお学校名につきましては、児童生徒及びその保護者への配慮やあるいは新型コロナウイルス感染症の流行下でもあり、他の生徒の不安や教育活動の継続への影響の観点から、控えさせていただきたいと思います。御理解をいただきたいと思います。この東部地域の県立高校では、12月9日、先週の金曜日になりますけれども、3人のインフルエンザ陽性者が確認されました。土曜日、日曜日は休業日でありましたので、本日12日月曜日から14日水曜日までを学級閉鎖の措置といたしました。なお、インフルエンザ陽性の、今申し上げた3人の方ですが、生徒さんですけれども、いずれも新型コロナウイルスについては陰性でありました。インフルエンザは陽性で、コロナの方は陰性ということであります。
次に、南部地区の県立高校でありますが、こちらも金曜日、12月9日に、4人のインフルエンザの陽性者と、1人の新型コロナウイルス陽性者が確認されました。同様に今日から14日水曜日までを学級閉鎖の措置といたしました。なお、先ほど申し上げた、この南部の学校の4人のインフルエンザ陽性者は、いずれもコロナの方は陰性でありました。なお、この2つの学校は、これまでも新型コロナウイルス感染症対策として、発熱や、あるいは咽頭痛などが、体調がすぐれない時には、登校しないとか、あるいは教室の換気を徹底するなど、基本的な対策は講じておりました。また、教育委員会には、インフルエンザの注意喚起を含めて改めて対策の徹底を県としてお願いをしたところでございます。次に、新型コロナの感染状況でありますけれども、昨日の新規陽性者は6,505人と、先週の同曜日に比べて、1,116人で増えることとなりました。今週先週比も1.126と第7波の時のような急激な伸びではないものの、新規陽性者数は増加を続けており、すでに本年1月の第6波のピーク。2月5日7,353名でしたが、これを超える陽性者が発生をしている状況であります。外来診療につきましては、アンケートでひっ迫ありと回答した医療機関も徐々に増えており、そして、先週では、ひっ迫したと回答した医療機関は、その前の週と比較すると1.5ポイント増加し、38.4パーセントと。こちらも第7波のように急激な伸びではないものの、徐々に徐々に上がっている状況であります。病床につきましては昨日の即応病床の使用率は77.6パーセントと依然高い水準となっております。本日から休止しておりました南部の高齢者支援型臨時施設を再開いたしまして、軽症の高齢者の受け入れも始めることとなりますが、高齢者施設等でのクラスターも増えており、入院調整も厳しさを増している状況であります。新型コロナの感染が減らないままにインフルエンザが、流行するということになれば、外来医療機関のひっ迫を招き、そして医療の負荷を増大させ、ひいては社会経済活動にも影響を与えることになります。新型コロナは、高齢者や基礎疾患がある方に対しては、現在でも生命に関わる深刻な病気であります。是非、御自身やご家族の、関係する方々あるいは関係する方々を守る協力が必要であります。地域の異なる県立高校、県内の異なる場所の県立高校でインフルエンザによる学級閉鎖が発生したことにより、季節性インフルエンザと新型コロナのツインデミック、流行の兆しも疑われるところであります。
そこで改めて県民の皆様に、この機会にお願いをさせていただきたいと思います。まずは、日頃からの体調管理、そして、会話の時のマスクの着用、さらには手洗いなど、基本的な感染防止対策については、これはインフルエンザも、そして新型コロナウイルス感染症も同じであります。是非、これらの対策は、徹底して行っていただきたい、改めてお願いをいたします。加えて、ツインデミックとなった場合だとしても、円滑に検査から治療までつなげていただくためには、新型コロナウイルス感染症の抗原検査キットを事前に購入し、各家庭にお備えをいただくことが効果的と考えています。県としては、「備えましたか、検査キット」を標語に、県民の皆様に対して、発熱等の体調不良の場合など、速やかに自己検査ができるよう、検査キットと解熱鎮痛剤について事前の購入を以前から呼びかけさせていただいております。改めて申し上げますが、新型コロナ感染症の重症化リスクが少ない方については、検査キットで御自分で検査をしていただき、そこで新型コロナ感染症が陰性の場合には、必要に応じて医療機関を受診していただく、陽性の場合には、御自宅で、特に症状がない場合には、ご自宅で御静養いただきますけれども、陰性の場合には、必要に応じて医療機関を受診をいただきます。以前も申し上げましたが、インフルエンザの場合は、発症から48時間以内に抗ウイルス薬の服用が必要です。そのためには、このようなプロセス、つまり事前に買っておいていただいたもので、まずは、コロナであるかないかを判断していただいて、そうでない場合には、インフルエンザを含めた診療に結びつけるということが極めて効果的なので、是非、御協力をお願いします。また県医師会にも御協力をお願いしているところでございます。検査キット陽性の場合には、陽性者登録窓口でご利用いただき、速やかに療養に入っていただきます。また、検査キットの利用が進む場合には、外来のひっ迫を避けることもできます。高齢者や子供など、重症化リスクが高い方、症状が重く受診が必要な方をスムーズな診療につなげることができますので、是非そのためにも御協力をお願いをいたしたいと思います。検査キットの購入の際には、薬剤師から説明を受けて購入するなど、いくつかの注意点があるので、県のホームページで注意事項を確認の上、購入をお願いいたします。
最後に、年末年始に向けての新型コロナワクチン接種のお願いになります。このワクチン接種には、死亡リスクを大きく低減させる効果が確認されています。ツインデミックが疑われる状況にもあり、年末年始に社会経済活動を維持し、安心して、例えば帰省や初詣など、年末年始の行事に、御参加いただくお出かけいただくためにも、早めの今のうちに、ぜひワクチン接種をしていただきたいと思います。県の接種センターでは、通常の運営に加えて、今日12日から14日までになりますが、高校3年生を対象とした特別枠による接種も実施しております。対象を拡大し、高校3年生だけではなくて、例えば受験生がいる場合には、その親御さんも、当然かかると影響がありますので、高校3年生の方とその御家族、高校をすでに卒業された方でも受験を控えている方などの申し込みを受け付けているので、是非、御利用をいただきたいと思います。さらに、東部会場と、南部会場になりますけれども、仕事帰りにも、ワクチンの接種を受けていただく、立ち寄りやすいよう、金曜日には夜9時までの夜間接種を行っています。また、予約に空きがある場合に限りますが、予約なしの当日受付による接種を実施しています。県民の皆様におかれましては、是非、地元の医療機関や市町村の会場に加えて、利便性の高いターミナル駅、東西南北の県接種センターも選択肢に入れていただき、御自身のため、そして愛する御家族や御友人そして高齢者の皆さんの命を守るために、早期のワクチン接種を御検討お願いいたします。私からは以上であります。
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