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掲載日:2022年7月19日

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専門家会議後の知事発言内容(7月19日)(テキスト版)

 

知事

皆さんお疲れ様です。今日は冒頭、聞いていただきましたけれども、第60回の新型感染症専門家会合を開催をさせていただきました。そこでは今般の埼玉県の対応状況等についてお諮りをするとともに、いくつかの提案或いはその打診をさせていただき、先生方にご議論をいただきました。そこについて一部説明をさせていただきたいと思います。

まず、感染急増に伴う発熱時等の検査・診療・入院に係る緊急体制の整備でありますけれども、今、ご存知の通り、新規陽性者が埼玉県でも、非常に増えてきております。埼玉県では、陽性が疑われる場合には、診療・検査医療機関の機関名1,400以上ありますけれども、そこを公開、公表させていただいて、そしてそこにコンタクトするという形になっていますけれども、この診療・検査医療機関、毎週アンケートをとって、その中の1項目が、現在の体制が逼迫しているかというものでありましたが、7月の第1週は4.3%の逼迫が、第2週は8.6%と倍増しています。そこで、この3連休をきっかけに、少し体制を強化しようということで始めたものになり、その延長線上ですけど、まず、県民の皆様には先ほど申し上げた診療・検査医療機関に、疑われる場合には連絡をしていただきます。この診療・検査医療機関が、先ほど申し上げた逼迫すると答えたところが上がってきていますので、これまで指定していなかった医療機関について、医師会長と私の連名で、7月15日に手挙げを依頼をさせていただきました。新たに診療・検査医療機関に加わってくださいというお願いをいたしました。そして、指定済みの医療機関に対しては同じ時に拡充をしてください、検査体制をもう少し増やしてください、このお願いをさせていただきました。7月19日の14時時点で、224の医療機関が予約枠の拡大等について対応する、つまり拡充するというお答えをいただきました。まずはこの最初の窓口について強化をさせていただきました。また、入院体制、これは検査だけではなくってこの中で、入院が必要になる方もいるかと思われますけれども、これは以前お話した確保病床940床を、7月25日、11日の時点で要請しましたが、1,508床フェーズⅣ確保見込みでございます。そして、高齢者支援型の臨時施設を2か所開設準備中です。これどういうことかというと今まで、いわゆる酸素ステーションとして、確保していた現場について、高齢者の方で、要介護2以下の方で、なおかつお医者さんのケアが必要な方については、このもともと酸素ステーションですから酸素のステーションとしての機能もあります、を今ほとんど使われていないので、そこに入っていただいて、それぞれの例えば、ホテルの部屋では、バリアフリーになっていないので、そういったところに入れない人も、ここで皆さん見ていただくことで、2か所開設を近く行います。つまり、入院とそれから高齢者用の場所を開設をいたします。

それから二つ目でございますけれども、今度は、この検査医療機関体制は強化いたしましたが、それでも、なかなか難しい方々が、例えば、有症状者の場合ですけども症状がある方、なおかつ、50歳未満で基礎疾患ない方に限りますけども、この方は、この診療・検査医療機関、拡充はしましたが、それでもすぐに受診、検査を予約できない場合などが、これから想定されるかもしれません。そこで、県のホームページから検査キットを申し込みます。そうすると、これが送られますので、それで自己検査をしていただきたいと思っています。ただし、これは基本は診療・検査医療機関なので、この希望する方は2日程度で、自宅に郵送になります。若干タイムラグがあります。そのあと、7月20日から1日に2,000個を上限として行いますけれどもこういう体制を、これにプラスして作らせていただきたいと思っています。ただし、その際には、自己検査の結果を、これは一定の期間内に県に報告することを条件とさせていただきます。つまり、不安があるので、とりあえずもらっといて、家の中にタンスにしまっておこうというんじゃなくて、これは症状がある方で、しかも一定の条件がある方で、なおかつその結果を報告していただける方を、先ほど申し上げた診療・検査医療機関にプラスして用意をさせていただきます。そして、検査キット陽性者の相談窓口ですけど、ここで送られた検査キットで、仮に陽性が出たとします。ただし、これは抗原定性検査でありますので、そこで確定にはなりません。そこで、オンラインでお医者さんが、この手持ちのキットで陽性になった方は連絡をしていただくと、お医者さんと相談をして、その場合には、その指示に従っていただいて、その場で陽性になることもあるかもしれません。それは、お医者さんの判断でございます。いずれにしても、そういったことがあります。なお、この場合には、郵送されたキットじゃなくて、厚労省が認めたキットであり、手持ちのキットがある場合にはそれで陽性の場合も同様に、オンライン診療をさせていただき、これは、7月17、18日、この連休中に実は緊急的な措置として試しでやってみました。試験的に、このどうしても週末の時には、診療・検査医療機関が減るものですから、窓口が、ここでやってみました。そこで、これは19日以降、つまり本日以降も継続をすることとさせていただきたいと思っております。この体制の強化を行わせていただきました。

それから、無症状者の検査ですけれども、これはちょっと後程、岡部先生にもお話いただこうと思いますが、無症状者についても、いろいろ先生方からのご指摘がございましたが、埼玉県としては、学校では、夏休み終わりの時に、先生方が、特にこれまでもそうですけれども、学校にウイルスを持ってきてしまう可能性がこれまでもありましたので、県立から私立の学校の教職員に抗原定性検査を実施します。これは他の小中学校や市町村については、それは市町村の判断ですけれども、これを実施します。そして県外で行われる合宿に参加する場合、或いは、大会に参加する場合には、無償の検査を推奨をさせていただくということをしておりました。これを継続をさせていただきます。それがまず一つ目。二つ目の固まりとして、高齢者施設などでは、施設・事業所で職員に対して、抗原定性検査キットを活用して、頻回検査、週2回の検査を実施する場合、経費を補助いたします。これ、経費の補助になります。最後に、このターミナル駅、想定は大宮駅です。大宮駅で臨時検査を開設して、8月の上旬から中旬、お盆とかに帰る前に検査をしていただくための無料検査場を用意したいと思っています。無症状者に対する検査の充実です。

そして、夏休みシーズンが参ります。大切な方を守るため、「三つの密」の回避など、引き続き感染防止対策の徹底をお願いをいたします。特に、感染不安、帰省や旅行を予定の方は、無料検査の利用をお願いをいたします。そして、移動先での感染リスクの高い行動はぜひ控えてください。そして、体調がすぐれない場合は、お盆の時期に、せっかく楽しみにしていたという方おられるかもしれませんが、その場合には、外出はお控えください。また、熱中症に注意をしていただく必要もありますけれども、こまめな換気、それから適切なマスクの着用、以前から申し上げているとおり、埼玉県では、屋外で距離がとれる場合、話をしない場合には、マスクは着用しないでいただきたいと申し上げております。そして、飲食については、このマークの認証店をお使いください。このマークの認証店は、お客様に対して感染症の責任を負うことを宣言しているお店です。これ以外のお店は、可能な限り利用しないでください。このお店を利用してください。

そして、ワクチンの接種をお願いします。夏休みシーズンに向けて、早めのワクチン接種をお願いします。ワクチンを接種しても、これすいません、岡部先生の前に大変恐縮ですけれども、しばらく接種しても、すぐには効果は出ません。そこで、夏休みシーズンを控え、帰省やお出かけの方おられると思います。今日も専門家の方から、重症化するのはほとんどが全く接種をしてない方が多いとご指摘もありました。重症化しないためにも、また安心してお出かけいただくためにも、ぜひお出かけの直前ではなく、なるべく早い時期に、初回の接種、或いは3回目の接種を県の接種センターでもできますのでお願いします。また、4回目の接種の実施をしていますので、当てはまる方については実施してください。また前々回、前回とご報告いたしましたが、4回目の接種者の対象として、医療従事者や高齢者、つまり、自分が重症になるとリスクがある方ではなく、リスクがある方に頻繁にお会いする方、この方々にも接種をするべきではないかということで、前回の専門家会合でお話があり、6月23日に私の方から国にこういった方々に接種させて欲しいという要望書を提出しております。また、7月の12日には、全国知事会に、私どもからお願いをして、国に全国知事会経由で緊急要望していただきましたところ、7月14日、総理の発言の中で、4回目接種の対象を医療従事者等に拡大するとの方針が発表もされましたので、この方々、ぜひ分かりやすい場所にございますので、接種を行っていただきたいと思います。私からは以上でございます。

 

岡部先生

川崎市の健康安全研究所の岡部ですけれども、大分距離も離れてるんで、マスクは外させていただきます。私は別に資料を用意してるわけではないんですけれども、今日の会議の中で、確かに患者さん、感染者数が急増している。これは埼玉だけではなくて、全国いろいろなところで見られている状況ですけれども、幸いに最重症である亡くなられてる方というのは、やはり数が少ない。そうであれば、埼玉県が一番重点等置いてるというのは、重症される方への対策が一番重要であるというようなことをおっしゃってるのは、今日の専門家会議でも、出てる人たちが皆それを支援するところでもありました。そのためには、重症になられる方は、やっぱり何としても入院をしていただくんですけれども、少し様子を見られる方、入院の必要がないというふうに医学的に判断できる方であるならば、お家或いは宿泊療養っていうところを使って、ベッドをできるだけ重症の方に今使うようにしておいた方がいいのではないだろうか。そんな話がありました。ただ、それはご本人は少しでも熱があれば重いと思うでしょうし早く回復したいというふうに思うので、放っておいていいということでは決してないので、やはり医療で経過を見ていく、或いは外来の医療機関に行っていただくというようなことは必要だろうと思います。それが先ほど知事がおっしゃったいくつかの医療機関がそういうようなところを積極的に参加していただけるという手が挙がってきたとような話も伺いました。主な方針としてそういうようなところが適切ではないか。そんな話が今日はありました。

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