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掲載日:2020年4月20日
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お疲れ様でございます。
埼玉県の新型感染症対策本部会議を、たった今、開催をさせていただきました。私の方からまず、4月7日、国が緊急事態宣言を行ったことを受けて、埼玉県では不要不急の外出の自粛をお願いをして参りました。県民の皆様には大変なご不便をおかけしご協力をいただいておりますが、それでも8割の人の接触を減らすにはまだまだ不足していると考えています。
そのような中、4月17日、国は、7都府県に出されていた緊急事態宣言を全都道府県に拡大をすることになりました。ゴールデンウイークに向けて、人の移動で感染が拡大することが懸念されていると言われています。埼玉県といたしましても改めて、特措法45条1項に基づき、改めて、外出の自粛、求めるところであります。
それと合わせまして埼玉県外へのお出かけ、あるいは埼玉県には多くの魅力的な行楽地がありますが、埼玉県にお越しになることも、ご遠慮をいただきたいと思っています。皆様には改めて大変なご不便おかけを申し上げますが、ぜひ今が大変、大切な時期だと思っています。 ご協力をいただけるようお願いをしたいと思います。
次に、医療提供体制の確保についてでありますけれども、新型コロナウイルスの感染者の陽性患者数が650人を超えた現状におきまして、今後の患者の増加に備えた病床の確保は喫緊の課題であると思います。先般にも、お話をいたしましたが、この患者の受け入れのための病床の確保に向けて、当面24日を目標にして、病床を増やしていくと申し上げました。
そのために、まずは公立病院、公的な病院に対して、新型のコロナウイルスの陽性患者を病棟単位で受け入れていただけるよう働きかけを始めており、私自身、幾つかの病院に連絡をさせてお願いをしております。これらの病院では、医療支援のシフトによって、例えば入院されている患者さん、あるいは手術を予定されている患者さんに対して調整が行われるなど、県民の皆様に、ご迷惑をおかけする可能性があると思いますが、ご理解をいただき、ご協力をお願いを申し上げます。
また重症者や、重症化するおそれが高い方に対する入院・医療の提供体制を確保するために、軽症や、無症状の感染者の方々については、受け入れの基準を変えてまいります。例えば軽症、無症状の方で、一般の医療機関には基礎疾患のある方、あるいは発症から8日未満の方には、一般医療機関に入っていただくつもりであります。というのも知見をこれまで積み重ねた中で、金曜日の専門家会合においてもご議論いただきましたけれども、発症からしばらくの間、軽症でそこから重症になる方がおられます。
しかしながら一定期間たった後に、そこから重症になっていく方というのは極めて限られているということでございますので、これらの方々については、一般の医療機関には8日未満、そして、8日以降についてはホテルもしくは自宅にも、行けるようなかたちにさせていただき、特にご自宅にお帰りになって、環境上例えば高齢者の方がご一緒におられるとか、基礎疾患のある方がおられる、こういった方についてはホテルに受け入れられるよう、体制を構築を、体制を整えるという方針に、変えていきたいと考えています。
県民の皆様には不要不急の外出を、特定の事業者の方には営業の休止などをお願いをしており、大変なご不便、ご迷惑をおかけしておりますけれども、新型コロナウイルスを封じ込めていくために、うつらない、うつさない、感染症の爆発的な拡大を防ぐために、極めて重要な時期にきていると思っています。ご協力を改めてお願いを申し上げ、私からの最初の報告とさせていただきます。
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