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掲載日:2023年2月7日
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本日は、私の方から何点かご報告をさせていただきたいと思います。まずは、「オミクロン株対応の新レベル分類における本県のレベル」についてであります。現在、本県は新レベル分類で言いますと、レベル3の医療負荷増大期であります。これは昨年の12月27日よりレベル3に引き上げたところであります。他方、新規陽性者数、病床の使用率など複数の事象や指標を検討をし、また専門家会議の委員のご意見も踏まえて、総合的に勘案した結果、本日よりレベル2に引き下げることを決定をいたしました。また、レベル2の移行に併せて、病床については、現時点ではフェーズⅣでありますが、これをフェーズⅢに、また重症の病床につきましては、フェーズⅡでありますが、これをフェーズⅠにそれぞれ移行の要請を行うことといたします。なお、要請と申し上げましたけれども、病院においては病床、突然数を変えることはできませんので、なかなか困難なので、フェーズの移行日そのものは2月13日の月曜日、レベルの方は今日引き下げますけれども、フェーズについては今日要請をして、移行日については2月13日の月曜日といたします。ちなみに、フェーズⅣからⅢに移行する場合、移行後の即応病床数は1,220床を予定をしております。内訳でありますけれども、重症病床については50床に、そして、その他の病床については1,170床、計1,220床を予定しています。なお、レベル2になったとは言え、新型コロナウイルス感染症の感染拡大が収束したわけではありません。インフルエンザも引き続き流行していると考えていることから、県民の皆様には引き続き基本的な感染防止対策の徹底をお願いを申し上げます。
次に、「WEリーグを盛り上げるための県の取組」についてご報告いたします。県としては、埼玉県5か年計画の施策におきまして、「女性の活躍推進と男女共同参画の推進」を掲げ、男女が共に尊重し、個性と能力を発揮できるよう取り組んでいるほか、埼玉県スポーツ推進計画でも「スポーツによる共生社会の実現」を掲げ、これまでも取り組んで参りました。そして、女性のスポーツ実施率の向上や、女子スポーツの振興を通じた女性活躍を推進をしているところであります。今回ご紹介をする「WEリーグ」は、2021年9月に創設をされた日本初の女子プロサッカーリーグで、「日本の女性活躍を牽引すること」や「女子サッカー・スポーツを通じて、夢や生き方の多様性にあふれ、一人ひとりが輝く社会の実現・発展に貢献すること」を目的に設立をされました。この理念は、埼玉県が目指すものと共通しており、県としてもWEリーグを支え、プロスポーツを目指す女性やサッカーを支援し、地域の女性の社会進出を後押しすることが極めて有意義だと考えました。また、WEリーグにつきましては、ご覧の通り、全国で11チームありますが、三菱重工浦和レッズレディース、大宮アルディージャ・ベントス、ちふれASエルフェン埼玉、この3チームが埼玉県内に本拠地を置いており、11チーム中3チームでありますが、WEリーグの成功はまさに本県における盛り上がりにかかっていると言っても過言ではないと思います。そこで、埼玉県が旗振り役となって、WEリーグを盛り上げていくために、2022年3月、WEリーグ気運醸成委員会を設置をいたしました。WEリーグの気運醸成委員会でありますけれども、埼玉県におけるWEリーグの発展と女子サッカーの盛り上げを通じた共生社会の実現や女性活躍の推進を図る活動を進めていくために、県を含めた16の団体で構成をされています。構成団体には、先ほど申し上げた、埼玉県内の女子サッカーチームの3チームのほか、県サッカー協会、或いはWEリーグのほか、これらのチームがホームタウンとしているさいたま市、熊谷市、狭山市、日高市、飯能市、そして女子サッカーがテーマのアニメである「さよなら私のクラマー」の舞台となった蕨市が参加をしています。その他、株式会社テレビ埼玉、埼玉新聞社、株式会社エフエム ナックファイブ、埼玉大学も参加をしていただき、WEリーグ全体が盛り上がるような取組を企画し、実行しています。WEリーグ気運醸成委員会では、これまで、選手主導によるサッカー教室、県民手帳などを活用したPR、SNSでの拡大、誘客をねらったフラワーウォールの展示、ホームタウン市等によるバスツアーなどの様々な企画を実施をして参りました。そして、今年度の新たな取組といたしまして、県民の皆さんに、そして全国のWEリーグファンに県内3チームをより一層知っていただくために、埼玉ダービー「知事杯」を開催をすることといたしました。埼玉ダービーは、リーグ戦における県内3チームによるホーム&アウェイの計6試合を埼玉ダービー「知事杯」として位置付け、総得点1位のチームに優勝トロフィーを授与するものでございます。順位の決定方法でありますけれども、3チーム同士の勝敗による勝ち点のほかに、リーグ戦のホーム全試合における観客動員数1位のチームには、勝ち点を1プラスし、さらには、サポーター投票1位のチームにも勝ち点1を加算して、この総合点1位のチームに、優勝トロフィーを送ることになります。この優勝トロフィーにつきましては、昨年の10月20日から11月の24日にかけての期間、WEリーグの理念や埼玉県の魅力が表現されたデザインを広く公募をいたしました。その結果、全国各地、4歳から73歳までの幅広い層から、計79点もの素晴らしいデザインが集まりました。WEリーグ気運醸成委員会で1次審査を行い、5作品まで絞り、最終作品は、WEリーグチェアの髙田 春奈氏、県展で知事賞の彫刻部門審査主任を務める斎藤 由香氏、そして私の3人で審査を行いました。応募作品はどれもが素晴らしいデザインであったため、最優秀作品を選ぶことは極めて難しい課題ではありました。本日はこの場をお借りをし、私から佳作となる「WEリーグ賞」「芸術賞」、そして「最優秀作品賞」を発表させていただきたいと思います。まずは、「WEリーグ賞」と「芸術賞」の発表であります。こちらの「WEリーグ賞」は、サッカーの躍動感や女性活躍が表現された作品に贈られるものであります。「WEリーグ賞」には、戸田市、須藤 綾さんの作品を選ばせていただきました。この作品は、翼がモチーフになっており、世界に羽ばたく想いが込められています。受賞者の須藤さんは、ご本人がサッカーをする高校生ということもあって、女子プロサッカー選手に対する憧れが見事に表現された素晴らしい作品でありました。そして、「芸術賞」であります。こちらは芸術性に優れた作品に贈られるものであります。「芸術賞」には久喜市の日野 遥菜さんの作品を選ばせていただきました。この作品は、透明な素材感とデザインが見事に調和をしており、選手がこのトロフィーを掲げた時の姿が彷彿できる、そんな素敵なデザインです。受賞者の日野さんは、美術部に所属をする高校生と聞いており、日々学校で学んだ技術や感性が表現されているというふうに感じました。そして、このたび、埼玉ダービー「知事杯」の優勝トロフィーとなるデザインに選ばれた「最優秀作品賞」には、愛知県岡崎市の土屋 貴仁さんの作品を選ばせていただきました。これは埼玉県の愛称である「彩」という漢字と、数字の「1」を基にデザインされたものであり、シンプルでわかりやすく、多くの皆様に親しみを持っていただけることから最優秀作品に選定をいたしました。これは完成のイメージ図になりますけれども、この優勝トロフィーをめぐって、埼玉の3チームがしのぎを削った熱い戦いを見せてくれるとともに、WEリーグを盛り上げ、その理念を広く日本中に広めていただきたいと考えています。さて、このWEリーグ、今シーズンですが、昨年10月から始まり、今年6月で終了します。県内のチーム同士の対戦である埼玉ダービー、6試合の中でこれまで2試合が行われております。現在の順位はこのパネルの通りであります。私も、昨年12月3日、ナックファイブスタジアムで行われた大宮アルディージャ・ベントス対浦和レッズレディースの試合を観戦いたしました。会場はサポーターの観戦と熱気に包まれ、Jリーグの試合に負けないと思われる、素晴らしい盛り上がりを見せていました。試合では選手たちがフェアプレーを貫き、華麗な足さばきで、ひたむきにボールを追う姿は大変感動的でした。今年の埼玉ダービーの試合は、3月12日、5月3日、6月3日、6月10日とまだ4試合あります。埼玉ダービー「知事杯」は、県内3チーム同士の勝敗による勝ち点だけでなく、観客動員数やサポーターからの投票など、皆様の応援が勝敗を左右します。この4試合、ぜひサポーターの皆さんご参加をいただきたいと思います。初代埼玉ダービー「知事杯」の争奪戦、目が離せないと思います。スタジアムに足を運び、或いは選手に応援をしてください。そして、サポーターの投票はリーグの閉幕まで実施しています。期間中、お1人様1日1回まで何度でも投票可能です。詳しくは、「スポナビ!サイタマ!」で検索をし、ぜひご参加をいただきたいと思います。なお、今年は7月の下旬から8月にかけて、女子のサッカー ワールドカップがオーストラリアとニュージーランドで開催をされます。女子サッカーの気運も高まると考えており、県内3チームからも日本代表選手が選ばれることを期待しています。ぜひ、皆様には、試合会場での応援やサポーター投票を通じ、埼玉ダービー「知事杯」にご参加をいただき、女子サッカーに熱い熱い声援をお願いをいたします。以上です。
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