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掲載日:2024年10月21日
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【令和4年12月更新】
すべての拉致被害者をすぐに返せ!
目次
【拉致被害者救出についての知事メッセージ】
埼玉県知事の大野元裕でございます。
竹本博光代表をはじめ、「北朝鮮に拉致された日本人を救出する埼玉の会」の皆様におかれましては、拉致問題の解決に向け、たゆみない運動を展開しておられますことに深く敬意を表します。
拉致被害者の方々の救出は、我が国の主権と国民の人権に関わる由々しき問題です。
県内には拉致被害者である田口八重子さんや、拉致の可能性を否定できない多くの失踪者がいらっしゃいます。今この瞬間も拉致被害者の方々は北朝鮮で苦しんでおられます。
平成十四年に北朝鮮が拉致を認め、五人の拉致被害者の方々の帰国が実現して以来、過去十八年間は残念ながら大きな進展がありません。
昨年、拉致被害者の横田めぐみさんの父親の滋さん、有本恵子さんの母親の嘉代子さんがお亡くなりになりました。謹んでお二人に哀悼の意を表します。私たちに残された時間には限りがあり、拉致問題の解決に向け、歩みを進めなければなりません。拉致問題の一刻も早い解決を政府に求めます。
私は国会議員時代には拉致問題等に関する特別委員会筆頭理事として、度々この問題を取り上げ、政府担当部局にも緊密に働きかけを行ってまいりました。また、「北朝鮮に拉致された日本人を早期に救出するために行動する議員連盟」にも所属しておりました。
私が、これまで政治家として最も大切にしてきた「人の命を守る政治」は、知事となった今も変わることはありません。政府に対して県民の皆様の声を強く訴えてまいります。
昨年七月二十一日には、当時の拉致問題担当大臣であった、菅義偉総理大臣に直接お会いして、拉致被害者の救出を強く要望させていただきました。
菅義偉総理大臣は御就任以来、北朝鮮による拉致問題を最重要課題と位置付け、条件を付けずに金正恩総書記と直接向き合っていくとしています。
アメリカではバイデン大統領が就任され、北朝鮮に対する具体的な政策はまだ不透明ですが、日米の政府が連携して北朝鮮との交渉を前に進めていただくことを期待しています。
そのためにも、拉致問題について必ず解決するという国民の固い意志を北朝鮮に対して発信し続け伝えることが重要です。
昨年十二月の北朝鮮人権侵害問題啓発週間には、「救う会埼玉」の皆様と「北朝鮮による日本人拉致問題の早期解決を図る埼玉県議会議員連盟」の皆様とともに、浦和駅西口で街頭署名活動に参加させていただきました。
また、啓発週間には、県庁内でパネル展の実施や県民案内室でのDVD上映などの取組も行いました。
一方、新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、昨年の「拉致問題を考える埼玉県民の集い」や二月に桶川市で開催を予定していた拉致問題啓発舞台劇は中止を余儀なくされました。
しかし、このような時こそ、皆様とワンチームになって、取り組むことが必要です。
拉致被害者の方々の一刻も早い救出を実現するため、様々な手段を用いて幅広い世代に働き掛け、改めて日本全体の機運を盛り上げるとともに、好機をしっかりつかみ取れるよう、政府を力強く後押しするため、共に行動してまいりましょう。
※こちらのリンクから動画再生ページへ移動することができます。 → 「大野元裕埼玉県知事のメッセージ」
1970年代から1980年代にかけて、多くの日本人が不自然な形でその消息を絶ちましたが、これらの事件の多くには、北朝鮮による拉致の疑いが持たれています。政府は、これまでに17人を北朝鮮による拉致被害者として認定していますが、さらにこの他にも拉致の可能性を排除できないケースがあります。
埼玉県においても、政府が認定した拉致被害者1名を含む21人の安否がいまだに確認されていません。
平成14年9月に北朝鮮は日本人拉致を初めて認め、同年10月に5人の拉致被害者が帰国しましたが、他の被害者については、いまだ北朝鮮から安否に関する納得のいく説明はありません。
残された被害者たちは、今なお自由を奪われ、北朝鮮に囚われたままの状態で、現在も救出を待っています。
平成18年6月に「拉致問題その他北朝鮮当局による人権侵害問題への対処に関する法律」が施行され、毎年12月10日から同月16日までを「北朝鮮人権侵害問題啓発週間」とすることとされました。
埼玉県では、「拉致問題を考える埼玉県民の集い」の開催や県内各地におけるパネル展示など、様々な啓発活動に取り組んでいます。
拉致問題の解決には、被害者や御家族の早期帰国を願う思いを忘れることなく、解決を望む国民の強い意志を北朝鮮に伝えていくことが大切です。県民の皆様には、今後も拉致問題への一層の御理解と、拉致被害者や特定失踪者の御家族への暖かい御支援をお願いします。
北朝鮮でも日本からのラジオ放送を聞くことができるのはご存知ですか?
日本政府が運営する短波放送【ふるさとの風】、民間団体の特定失踪者問題調査会が運営する短波放送【しおかぜ】では、北朝鮮に拉致され、今なお囚われている被害者の方々に向けて、ラジオ放送で毎日メッセージを送っています。
これらのラジオで放送するためのメッセージや歌声等を公開で収録するイベント、『北朝鮮向けラジオ放送「ふるさとの風」「しおかぜ」共同公開収録 ~希望の光、届け海を越えて!~』を埼玉県蕨市で開催いたしました。
大野知事もビデオメッセージにて呼びかけを行いました。
今回収録した内容については、令和6年10月14日~20日の「ふるさとの風」で放送されました。
内容については、政府拉致問題対策本部のホームページでお聞きいただけます。
北朝鮮向けラジオ放送「ふるさとの風」(令和6年10月14日~20日放送分)
北朝鮮向けラジオ放送「ふるさとの風」(政府ホームページ)(別ウィンドウで開きます)
県は「北朝鮮に拉致された日本人を救出する埼玉の会」と共催で「拉致問題を考える埼玉県民の集い」を令和6年9月21日、埼玉会館小ホールで開催いたしました。
主催者である大野元裕埼玉県知事、齊藤邦明埼玉県議会議長及び田村琢実北朝鮮による日本人拉致問題の早期解決を図る埼玉県議会議員連盟会長から、拉致問題解決に向けた強い決意が表明されました。また、林芳正拉致問題担当大臣(代理 奥田隆則内閣官房拉致問題対策本部事務局総務・拉致被害者等支援室室長)からは、拉致問題解決には世論の力強い後押しが必要との挨拶をいただきました。
このほか、特定失踪者問題調査会代表の荒木和博氏から埼玉県内の特定失踪者問題の現状についてご講演いただきました。さらに、拉致被害者田口八重子さんのご長男であり、北朝鮮による拉致被害者家族連絡会事務局長である飯塚耕一郎氏から拉致問題解決にむけ切実な訴えがあり、拉致問題の全面解決に向けた機運を盛り上げました。
※氏名の一部にJIS規格第1・第2水準にない文字があるため、第1・第2水準の漢字で表記しているものがあります。
北朝鮮による拉致問題の啓発活動の一環として、県立熊谷図書館及びさきたま史跡の博物館においてパネル展示を行っています。
開催期間等についてはこちらをご確認ください。→拉致問題を考えるパネル展の実施状況
令和6年3月24日(土曜日)、上野公園前において、知事が拉致被害者・特定失踪者の御家族、救う会埼玉の会員の方々とともに、
拉致問題の早期解決を求める署名活動を行い、197名の署名をいただきました。
知事は、「拉致被害者等やそのご家族が高齢となっている現在、拉致問題の解決には、もはや一刻の猶予も許されません。『拉致は絶対に許さない』『風化させない』『早期解決を求める』という私たちの声が、政府を力強く後押しして、拉致問題解決につながっていきます。」と拉致問題早期解決に向け強く訴えました。
集まった署名は、救う会全国協議会を通じて内閣官房に届けられます。
令和6年3月22日(金曜日)、蕨市文化ホールくるるにて蕨市とともに映画「めぐみへの誓い」の上映会を開催しました。
上映会開催にあたり監督の野伏 翔 氏及び頼髙英雄 蕨市長からご挨拶をいただきました。
当日が一般観客94名が観覧いただき、31名の署名をいただきました。
令和6年1月30日(火曜日)、富士見市民会館キラリ☆ふじみにて政府拉致問題対策本部及び富士見市と共催で劇団夜想会の上演による舞台劇「めぐみへの誓いー奪還ー」を開催しました。
富士見市内の中学1年生・2年生にも多数ご参加いただき、中学生であった横田めぐみさんが拉致された当時から現在に至る舞台劇を通じて幅広い世代に拉致問題の深刻さを理解してもらう機会となりました。
当日は一般観客642名が観覧されました。
拉致問題解決に向けた街頭署名活動を行い、297名の方から署名をいただきました。
北朝鮮人権侵害問題啓発週間(12月10日~16日)に合わせ、「北朝鮮に拉致された日本人を救出する埼玉の会(救う会埼玉)」などが行う街頭での署名活動に、副知事、県議会議員等が参加し、北朝鮮による拉致問題の一日も早い解決を訴えました。
(1)日時 令和5年12月10日(日曜日)午後2時~午後4時
(2)場所 JR浦和駅西口伊勢丹浦和店前
(3)主催 北朝鮮に拉致された日本人を救出する埼玉の会
(4)主な出席者(敬称略)
北朝鮮に拉致された日本人を救出する埼玉の会
埼玉県副知事 堀光敦志
埼玉県議会議員 田村琢実、新井一徳、齊藤邦明、立石泰広、飯塚俊彦
宇田川幸夫、松坂喜浩、岡村ゆり子、保谷武、長峰秀和
北朝鮮による拉致被害者家族連絡会 鈴木正子(拉致被害者田口八重子さんの実姉)、本間清子(拉致被害者田口八重子さんの義姉)
飯塚綾子(拉致被害者田口八重子さんの義姉)、佐々木アイ子(特定失踪者佐々木悦子さんの実母)
佐々木美智子(特定失踪者佐々木正和さんの実姉)
さいたま市長 清水勇人
集まった署名は、297名分で、救う会全国協議会を通じて内閣官房に届けられます。
※氏名の一部にJIS規格第1・第2水準にない文字があるため、第1・第2水準の漢字で表記しているものがあります。
国は、拉致問題その他北朝鮮当局による人権侵害問題について、国民の関心と認識を深めるため、毎年12月10日から12月16日までを「北朝鮮人権侵害問題啓発週間」と定めています。
北朝鮮による拉致問題の解決のためには、県民一人一人の声が何よりも強い力になるとともに、被害者等ご家族の心の支えになります。
国・地方団体が行う啓発事業への参加や拉致問題の解決を願う気持ちを込めたブルーリボンの着用等にご協力ください。
※詳細はこちらをご覧ください。→「ブルーリボンの作り方等(PDF:280KB)」
埼玉県では、12月10日から16日の「北朝鮮人権侵害問題啓発週間」に、県民のみなさんに北朝鮮による拉致問題に関する理解を深めていただくため、パネル展を開催いたします。
日時:令和5年12月8日(金曜日)~18日(月曜日)
場所:本庁舎第2庁舎間渡り廊下
内容:パネル等の展示、啓発資料の配布
埼玉県では、拉致問題をより多くの県民に理解していただくため、令和6年1月30日(火曜日)に政府及び富士見市とともに劇団夜想会による舞台劇「めぐみへの誓い-奪還-」を開催します。
入場は無料です。観覧を希望される方は、令和6年1月16日(火曜日)までに往復はがき等でお申し込みください。
応募者多数の場合は先着順とさせていただきます。
過去の取り組みについてはこちらをご覧ください。→拉致問題に対する埼玉県の主な取り組み
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