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掲載日:2022年7月12日
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埼玉県、国土交通省、関係市及び独立行政法人水資源機構では、公共用水域の水質の汚濁の状況を監視するため、水質汚濁防止法に基づき、県内の主な河川や湖沼に係る水質測定計画を作成し、水質の調査を行っています。
このたび、令和2年度の水質測定結果を取りまとめましたので、水質汚濁防止法第17条の規定に基づき公表します。
(令和3年7月28日公表)
河川の定期的な水質測定を実施することにより、環境基準の維持達成状況を把握し、人の健康の保護と生活環境の保全を図ることを目的とします。
令和2年度公共用水域水質測定計画に基づき、44河川94地点、3湖沼3地点において水質測定を実施しました(資料1(PDF:333KB))。測定は、埼玉県、国土交通省、政令市(さいたま市、川越市、川口市、越谷市、熊谷市、所沢市、春日部市、草加市)、事務移譲市(狭山市)及び独立行政法人水資源機構が行いました。
測定項目は資料2(PDF:115KB)のとおりです。
健康項目(資料3(PDF:97KB))については、測定を行なった44河川93地点全てで環境基準を達成しました。
生活環境項目(資料4(PDF:148KB))の年度平均値は、資料5(PDF:285KB)のとおりです。
BODの環境基準に対する適合・不適合を判断するための75%値(注1)は、資料6(PDF:185KB)のとおりです。
全亜鉛については、水生生物保全に係る環境基準の類型指定がされている42水域のうち、40水域で環境基準を達成しました(資料7(PDF:150KB))。
また、地点別のBOD年度平均値の低い地点及びBOD改善幅の大きい地点は資料8(PDF:161KB)のとおりです。
環境基準の類型(注2)指定がされている34河川44水域(注3)のうち、42水域で環境基準を達成しました(表1)。
※達成状況とは、環境基準達成水域数/類型指定水域数
表1 河川の類型別環境基準(BOD)達成状況
類型 |
AA |
A |
B |
C |
D |
E |
計 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
達成状況 |
2/2 |
14/14 |
8/10 |
16/16 |
2/2 |
0/0 |
42/44 |
達成率【水域】(%) |
100 |
100 |
80 |
100 |
100 |
- |
95 |
図1 環境基準達成率の推移(全国・埼玉県)
健康項目(資料3(PDF:97KB))については、環境基準を全て達成しました。
生活環境項目(資料9(PDF:188KB))の年度平均値は、資料10(PDF:77KB)のとおりでした。
CODについて、環境基準の類型指定がされている3湖沼中2湖沼で環境基準を達成しました(資料11(PDF:86KB))。
全りんについて、環境基準の類型指定がされている3湖沼注2湖沼で環境基準を達成しました(資料12(PDF:80KB))。
全亜鉛について、水生生物保全に係る環境基準の類型指定がされている2湖沼全てで、環境基準を達成しました(資料13(PDF:78KB))。
その他、県内の主要な湖沼を対象とした水質調査を年2回(夏季・冬季)実施しています。詳細については、「湖沼の水質調査結果について」を参照してください。
(1)今後もこの調査を継続し、公共用水域の水質汚濁の状況の監視に努めます。
(2)環境基準超過があった地点については、原因究明のための追跡調査等を実施します。
(3)公共用水域の水質汚濁を改善するため、次の対策を進めます。
県では、県内の河川浄化をはじめ、川をよみがえらせようと活動をしている人々の交流、連携の場として、県のホームページ上に「川の国応援団」を開設しています。この川の国応援団を新たに「団体サポーター」と位置づけ、個人サポーターや企業サポーターとともに、川の保全や川との共生に向けた活動を活性化し、SDGsの実現を目指します。
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