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景気動向指数は、生産、雇用など様々な経済分野を代表し、景気に敏感に反応する複数の景気指標の動きを統合することにより、景気の現状を迅速に把握するために作成する統合的な指標です。
( 令和2 年= 100)
寄与度がプラスの系列 | 寄与度 |
---|---|
C4:県有効求人倍率(除学卒・就業地別) | 0.76 |
C7:県百貨店・スーパー商品販売額 | 0.47 |
C9:県耐久消費財出荷指数 | 0.41 |
C8:県生産財出荷指数 | 0.06 |
寄与度がマイナスの系列 | 寄与度 |
C3:県投資財出荷指数 | -0.81 |
C5:県雇用保険初回受給者数(逆サイクル) | -0.54 |
C6:県建築着工床面積(非居住用) | -0.24 |
C1:県生産指数(製造工業) | -0.16 |
C2:県所定外労働時間指数(調査産業計) | -0.14 |
各個別系列のウェイトは均等です。
(注1)この指数は毎月遡及改訂されます。御利用の際は、過去の数値も含め、最新の公表分を御参照ください。
(注2)この指数を作成する際の季節調整では、対象系列の全期間の季節調整値を毎月再計算しています(同時調整方式)。そのため、当該個別系列の季節調整値及びそれらに基づく景気動向指数も毎月遡及改訂されます。
景気動向指数は、生産、雇用など様々な経済分野を代表し、景気に敏感に反応する複数の統計指標の動きを統合することにより、景気の現状を迅速に把握するために作成する統合的な景気指標です。
景気動向指数には、主として景気変動の大きさや速さなど景気変動の量的な面を反映するCI(コンポジット・インデックス)と、主として景気の変動(風向き)や景気の転換点(景気の山・谷)の判定に用いるDI(ディフュージョン・インデックス)があります。
CIは、経済の各分野を代表し、景気の動きに敏感に反応する統計指標の量的な動きを合成・指数化した経済指標です。
景気の動きに先行して動く傾向のある先行指数、ほぼ一致して動く傾向のある一致指数、遅れて動く傾向のある遅行指数の3つの指数があります。
作成方法はやや複雑ですが、グラフから景気動向を量的に把握しやすく、利用者にとって直感的にわかりやすいという利点があります。
個々の指標の前月からの変化率を求め、一定の計算方法で調整したうえで合成することにより作成します。
(手順)
詳しくは、内閣府のホームページをご覧ください。
(https://www.esri.cao.go.jp/jp/stat/di/di3.html(別ウィンドウで開きます))
一致指数は、景気の現状把握に適しています。
先行指数は、景気予測の判断材料とすることができます。
遅行指数は、景気の局面や転換点の確認等に適しています。
CIでは、一般的に一致指数が上昇している時が、おおむね景気の拡張局面、低下しているときが景気の後退局面であり、また、一致指数の変化の大きさが景気の拡張又は後退のテンポを表しています。
ただし、景気の局面を判断するに当たっては、DIも併せて参照することをお勧めします。
通常、CIの作成に当たっては、一定の計算方法で異常値(外れ値)を検出し、その影響を軽減する処理が行われます。
しかしながら、こうした処理により、指標の変動を過小評価してしまう可能性も残るため、「外れ値」処理CI(参考値)を併せて掲載しました。
DIは、経済の各分野を代表し、景気の動きに敏感に反応する統計指標の変化(風向き)を合成した総合的な経済指標です。CIと同様に、先行、一致、遅行の3つの指数があります
景気循環の局面判断に資するため、埼玉県景気動向指数を踏まえ、景気循環の転換点として「埼玉県景気基準日付」(景気の山・谷)を設定しています。1999年4月分より推計しているため、第13循環*の山から設定しています。
*埼玉県景気動向指数における景気循環は、国の景気動向指数の景気循環に合わせた名称を使用しています。
第15・16循環の景気基準日付(山・谷)については、2018年5月を景気の山に、2020年6月を景気の谷に設定しています。
埼玉県景気動向指数第15循環の景気基準日付(山・谷)の設定について(PDF:317KB)
循環 |
谷 |
山 |
谷 |
全循環期間 |
拡張期間 |
後退期間 |
---|---|---|---|---|---|---|
第13循環 |
1999年4月 |
2000年12月 |
2002年3月 |
35か月 |
20か月 |
15か月 |
第14循環 |
2002年3月 |
2007年9月 |
2009年5月 |
86か月 |
66か月 |
20か月 |
第15・16循環 |
2009年5月 |
2018年5月 |
2020年6月 |
133か月 |
108か月 |
25か月 |
*国の景気循環の名称と合わせるため、第15循環を第15・16循環ということとなりました(令和5年12月26日)。
埼玉県の景気動向や景気基準日付の設定など景気動向指数の作成に関して、幅広い観点から議論するとともに、専門的助言をするため埼玉県景気動向指数懇話会を設置しています。
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