トップページ > 彩の国統計情報館 > 経済全般 > 埼玉県景気動向指数

印刷

ページ番号:37725

掲載日:2025年1月31日

ここから本文です。

埼玉県景気動向指数

景気動向指数は、生産、雇用など様々な経済分野を代表し、景気に敏感に反応する複数の景気指標の動きを統合することにより、景気の現状を迅速に把握するために作成する統合的な指標です。

令和6年(2024年)11月分(令和7年1月31日掲載)

 基調判断

  • 景気動向指数(CI一致指数)は、下げ止まりを示している。

 指数の動き

( 令和2 年= 100)

  • 先行指数:106.8(前月差-2.5ポイント、3か月ぶり下降)
    3か月後方移動平均:106.8(前月差+0.96ポイント、5か月連続上昇)
    7か月後方移動平均:105.2(前月差+0.83ポイント、2か月連続上昇)    
  • 一致指数:111.5(前月差-0.2ポイント、2か月連続下降)
    3か月後方移動平均:112.2(前月差+0.20ポイント、2か月ぶり上昇)
    7か月後方移動平均:111.2(前月差+0.35ポイント、5か月連続上昇)
  • 遅行指数:89.2(前月差+0.7ポイント、2か月連続上昇)
    3か月後方移動平均:88.5(前月差+0.34ポイント、3か月連続上昇)
    7か月後方移動平均:88.1(前月差+0.17ポイント、2か月連続上昇)

グラフ:景気動向指数CI一致指数の折れ線グラフ2020年12月から2024年11月まで  

  • 一致指数は景気の動きに一致する9個の指数を合成した指数で、令和2年の年間平均を100として計算しています。

一致指数の前月差に対する個別系列の寄与度 

寄与度がプラスの系列 寄与度
C4:県有効求人倍率(除学卒・就業地別) 0.76
C7:県百貨店・スーパー商品販売額 0.47
C9:県耐久消費財出荷指数 0.41
C8:県生産財出荷指数 0.06
寄与度がマイナスの系列 寄与度
C3:県投資財出荷指数 -0.81
C5:県雇用保険初回受給者数(逆サイクル) -0.54
C6:県建築着工床面積(非居住用) -0.24
C1:県生産指数(製造工業) -0.16
C2:県所定外労働時間指数(調査産業計) -0.14

各個別系列のウェイトは均等です。 

 統計表

(注1)この指数は毎月遡及改訂されます。御利用の際は、過去の数値も含め、最新の公表分を御参照ください。

(注2)この指数を作成する際の季節調整では、対象系列の全期間の季節調整値を毎月再計算しています(同時調整方式)。そのため、当該個別系列の季節調整値及びそれらに基づく景気動向指数も毎月遡及改訂されます。

過去の概要

令和6年(2024年)

 

ページの先頭へ戻る

統計の概要

景気動向指数とは

景気動向指数は、生産、雇用など様々な経済分野を代表し、景気に敏感に反応する複数の統計指標の動きを統合することにより、景気の現状を迅速に把握するために作成する統合的な景気指標です。
景気動向指数には、主として景気変動の大きさや速さなど景気変動の量的な面を反映するCI(コンポジット・インデックス)と、主として景気の変動(風向き)や景気の転換点(景気の山・谷)の判定に用いるDI(ディフュージョン・インデックス)があります。

CIについて

概要

CIは、経済の各分野を代表し、景気の動きに敏感に反応する統計指標の量的な動きを合成・指数化した経済指標です。
景気の動きに先行して動く傾向のある先行指数、ほぼ一致して動く傾向のある一致指数、遅れて動く傾向のある遅行指数の3つの指数があります。
作成方法はやや複雑ですが、グラフから景気動向を量的に把握しやすく、利用者にとって直感的にわかりやすいという利点があります。

作成方法

個々の指標の前月からの変化率を求め、一定の計算方法で調整したうえで合成することにより作成します。

(手順)

  1. 各指標の季節要因を、統計処理によって除去します。(季節調整)
  2. 各指標について、前月からの変化率を求めます。
  3. 各指標の基準化変化率(過去の平均的な動きと比較した当月の変化の大きさ(量感))を求めます。
  4. 各指標の基準化変化率を合成し、当月の「合成変化率」を求めます。
  5. 前月のCIの値に当月の合成変化率を累積し、当月のCIを算出します。

詳しくは、内閣府のホームページをご覧ください。
https://www.esri.cao.go.jp/jp/stat/di/di3.html(別ウィンドウで開きます)

利用の仕方

先行指数・一致指数・遅行指数について

一致指数は、景気の現状把握に適しています。
先行指数は、景気予測の判断材料とすることができます。
遅行指数は、景気の局面や転換点の確認等に適しています。

指数の解釈について

CIでは、一般的に一致指数が上昇している時が、おおむね景気の拡張局面、低下しているときが景気の後退局面であり、また、一致指数の変化の大きさが景気の拡張又は後退のテンポを表しています。
ただし、景気の局面を判断するに当たっては、DIも併せて参照することをお勧めします。

「外れ値」処理なしCI(参考値)について

通常、CIの作成に当たっては、一定の計算方法で異常値(外れ値)を検出し、その影響を軽減する処理が行われます。
しかしながら、こうした処理により、指標の変動を過小評価してしまう可能性も残るため、「外れ値」処理CI(参考値)を併せて掲載しました。

DIについて

概要

DIは、経済の各分野を代表し、景気の動きに敏感に反応する統計指標の変化(風向き)を合成した総合的な経済指標です。CIと同様に、先行、一致、遅行の3つの指数があります

作成方法

  1. DIは、各指標の3か月前からの変化に着目し、プラスに変化した指標数(「変化なし」は0.5)の割合(%)を求めることにより作成します。
  2. 累積DIは、毎月のDIから50を引いた値を累積して作成します。

利用の仕方

  1. 一致指数が連続して50%を上回っている状況が景気の拡大局面、50%を下回っている状況が後退局面と判断されます。
  2. DIでは、景気の山・谷は100%や0%の時点ではなく、50%のラインを横切る時点のいずれかに対応することに留意が必要です。
  3. 累積DIは、その山と谷が景気の山・谷に対応しており、景気の局面や転換点を視覚的にとらえやすいという利点があります。
    ただし、景気変動の「量感」を反映するCIと異なり、景気変動の向きのみを累積している点に留意が必要です。

ページの先頭へ戻る

埼玉県景気基準日付について(令和4年12月27日更新)

景気循環の局面判断に資するため、埼玉県景気動向指数を踏まえ、景気循環の転換点として「埼玉県景気基準日付」(景気の山・谷)を設定しています。1999年4月分より推計しているため、第13循環*の山から設定しています。
埼玉県景気動向指数における景気循環は、国の景気動向指数の景気循環に合わせた名称を使用しています。 

第15・16循環の景気の山・谷の設定について

第15・16循環の景気基準日付(山・谷)については、2018年5月を景気の山に、2020年6月を景気の谷に設定しています。

埼玉県景気動向指数第15循環の景気基準日付(山・谷)の設定について(PDF:317KB)

循環

全循環期間

拡張期間

後退期間

第13循環

1999年4月

2000年12月

2002年3月

35か月

20か月

15か月

第14循環

2002年3月

2007年9月

2009年5月

86か月

66か月

20か月

第15・16循環

2009年5月

2018年5月

2020年6月

133か月

108か月

25か月

国の景気循環の名称と合わせるため、第15循環を第15・16循環ということとなりました(令和5年12月26日)。

埼玉県景気動向指数懇話会について(令和6年12月11日更新)

埼玉県の景気動向や景気基準日付の設定など景気動向指数の作成に関して、幅広い観点から議論するとともに、専門的助言をするため埼玉県景気動向指数懇話会を設置しています。

参考資料

関連する情報

 

ページの先頭へ戻る

 

お問い合わせ

総務部 統計課 経済分析担当

郵便番号330-9301 埼玉県さいたま市浦和区高砂三丁目15番1号 本庁舎2階

ファックス:048-822-3758

より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください

このページの情報は役に立ちましたか?

このページの情報は見つけやすかったですか?

スマートフォン版を表示する