早わかり！統計で見る埼玉県の動き（月刊統計資料 平成21年10月号）

1.県推計人口(10月1日現在)から

県人口717万人、世帯数292万世帯

• 平成21年10月1日現在の推計人口は、7,170,362人（男3,606,258人、女3,564,104人）で、前月に比べ2,406人(0.03％)増加した。この内訳は、自然増減1,128人の増加（出生5,199人、死亡4,071人）、社会増減1,278人の増加（転入25,443人、転出24,165人）であった。なお、世帯数は2,922,386世帯であった。

2.毎月勤労統計調査(8月)から

賃金指数（現金給与総額）、労働時間指数（総実労働時間）及び常用雇用指数とも引き続き減少

• 毎月勤労統計調査の平成21年8月分によると、事業所規模5人以上調査産業計の1人平均現金給与総額は255,947円、総実労働時間数は135.1時間、推計常用労働者数は1,840,046人であった。
• 各指数を前年同月と比較してみると、賃金指数（現金給与総額）は1.0％減少、賃金指数（定期給与)は1.5％減少、賃金指数（所定内給与）は0.4％減少、労働時間指数（総実労働時間）は0.4％減少、労働時間指数（所定外労働時間）は12.5％減少、常用雇用指数は1.3％減少した。

3.県鉱工業指数(8月)から

生産指数、出荷指数が上昇

• 平成21年8月の埼玉県鉱工業指数（季節調整済、平成17年平均＝100）は、生産81.4、出荷77.6、在庫76.7、在庫率156.3で、前月と比べ、生産は4.4％、出荷は3.5％、在庫は0.9％、在庫率は8.8％上昇となった。
• 生産指数を22業種別に前月と比べると、一般機械工業、輸送機械工業などが上昇に寄与し、情報通信機械工業、その他製品工業などが低下に寄与した。

4.消費者物価指数(8月)から

消費者物価指数（総合）、対前月比は0.2％上昇、対前年同月比は2.0％下落

• 平成21年8月のさいたま市の消費者物価指数（平成17年平均=100）は総合で100.0となり、対前月比は0.2％上昇、対前年同月比は2.0％下落した。対前月比が0.2％上昇となった要因は、「教養娯楽」「食料」などが上昇したことよる。

5.家計調査(8月)から

勤労者世帯の消費支出は前年同月比で0.1％の増加

• 平成21年8月のさいたま市の勤労者世帯1世帯当たりの実収入は、570,309円であった。このうち、所得税等の非消費支出を差し引いた可処分所得は463,910円で、実収入に占める割合は81.3％（前年同月84.7％）であった。
• 消費支出は328,078円で、前年同月に比べて0.1％増加し、実支出に占める割合は75.5％（前年同月79.9％）、可処分所得に占める割合（平均消費性向）は70.7％（前年同月71.6％）であった。