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掲載日:2021年11月14日

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知事記者会見テキスト版 平成30年11月13日

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平成30年11月13日(火曜日)

知事発表
11月は埼玉県地産地消月間です!

11月は埼玉県地産地消月間です!(PDF:1,196KB)

知事

先週に続いて今週も県民の皆様には楽しい御案内になります。11月は埼玉県の地産地消の月間になります。御案内のとおり、人口732万の消費県ではありますが、野菜の出荷額が全国7位の農業県でもあります。花は全国の出荷額の第4位になります。新米をはじめとする多くの農産物が出回ります11月を埼玉県の地産地消月間として設定をしており、様々なイベントが集中的に行われます。ちなみに、11月に旬を迎える主な県産農産物は、さといも、全国の出荷額の第1位です。こまつな、不動の1位です。かぶ、ほうれんそう。ほうれんそうは、時々1位になります。ねぎも1位になったりします。こういったところが2位で、そしてきゅうり、カリフラワー、ブロッコリー、こういったところが3位と。大変強い野菜の産地でもあります。そして、この地産地消の月間に「2018彩の国食と農林業ドリームフェスタ」というものを開催いたします。まさに消費者と生産者が一堂に会して、埼玉の生産物を楽しむ大きなフェスタです。今年は朝霞で行います。後ほど、詳しく御説明します。また、「埼玉ブランド農産物フェア」ということで、埼玉のブランド農産物を県内140店舗の飲食店で楽しむフェアも同時に開催をしております。

まず、食と農林業ドリームフェスタでありますが、今週末の17日と18日に2日にわたって朝霞の森、朝霞駅南口徒歩10分くらいのところにありますところで行います。彩の国食と農林業の祭典実行委員会が主催であります。JAとの共催と見ていただければありがたいと思います。旬の県産農産物を販売いたします。彩の国の米まつりということで新米が出されます。様々おいしい彩の国黒豚、彩さい牛、深谷牛など畜産フェアも行われます。また、アイスクリームや諸々おいしいものも提案されます。ステージイベントがあります。なんと、NHK「きょうの料理」公開収録を初めて外で(後に削除)やります。そして、埼玉農業大賞表彰式。生産者の皆さんたちの頑張った方々、非常に立派な農業を展開されている方々が表彰されます。

この中身が、今申し上げましたが加工品などもタマシャモなども、その現場で食べることができます。さらに、埼玉農業大賞表彰式、革新的な経営や新規性、独創性のある技術を持ち、今後の飛躍が期待される方、地域農業の振興や活性化などに特に優れた方々を表彰してまいります。これは去年の雰囲気です。ステージでは「よさこい鳴子踊り」や「ヒーローショー」、また子供たちなども楽しめる様々なステージイベントが予定されております。

NHK「きょうの料理」公開収録が行われます。「つくろう!にっぽんの味47」では初の公開収録になっています。ただし、土曜日12時10分から13時の間、ドリームフェスタ会場内のステージで行われます。当日の出演者は、料理研究家の市瀬悦子氏、それから埼玉県のこうのとり大使でも有名なミュージシャンのダイアモンド✡ユカイさん。それから、初舞台として「きょうの料理」公式キャラクターの「つく郎」さんも初めて外向けに出てくるという、埼玉のキャラクターに合わせてわざわざお出ましをいただけるそうだと聞いております。どんなものが出てくるのかということで、4品のうちレシピ人気投票で上位になった2品を料理で紹介するそうです。どの料理が紹介されるか、よく分かりません。当日のお楽しみだそうです。ほうれんそうとベーコンの洋風かて飯、混ぜ飯だそうです。さつまいものピリ辛肉じゃが風の煮込み。ねぎと鶏手羽元の緑茶スープ煮。よく分かりません。モチモチみそポテトボールということで、この4つのうちどれかが出てくると。お楽しみになっています。先ほど御紹介しました、埼玉ブランド農産物フェアの中で、140店舗の飲食店でこの埼玉の農産物、野菜、肉などを使ったメニューをレストラン等で提供していただきます。ぐるなびと連携して、昨年の21店舗から140店舗に規模を大幅に拡大して県内で実施します。140店舗は「埼玉ブランド農産物フェア ぐるなび」で検索していただきますと、ずらっと各市別に店舗が出てきますので、またそこをクリックしていただきますと、それぞれの店の内容が出てまいります。ブロッコリーとにんじんのシーザーサラダ、豚バラなんこつ、武州和牛のローストビーフをのせたヨロ研サラダ、こういうかたちで埼玉中の店舗で本当に素晴らしい料理を出していただいています。それぞれ、最寄りのところで選んでいただいて食べていただければ楽しめると思っています。以上、埼玉県の地産地消月間であります。

念のために、特Aを取りました彩のきずな、これを展示させていただきました。これも農林フェスタの方で、たぶん5キロレベルで販売されているのではないかと思います。17日からはスーパーでも、このパッケージで売っているそうです。これは5キロですね。分かりやすいと思います。色からしてですね。是非、特Aの彩のきずなをお楽しみいただければと思います。

日経

今の彩のきずなのパッケージなんですけど、これは特Aを取ったのをきっかけに統一的なもので、ということなんでしょうか。

知事

これは前から彩のきずなはこのデザインで販売をしておりました。(後に「量販店が販売するために作成した新たなパッケージデザインで、11月17日から店頭に並びます。」に訂正)

日経

この地産地消月間、取り組む趣旨なんですけれども、産出額が全国7位というところで、これもともと県内の人口が多くて東京へも近いというところも非常に武器になっているとは思うんですけども、イメージみたいな話になっちゃいますけれども、いわゆる地域での消費というのはもう少し拡大できる余地があるというふうにお考えなんですか。

知事

日本で2番目に埼玉県は直売所があるんですね。(後に「直売所の年間販売金額が多い。」に訂正)したがいまして、比較的地産地消が行われておりまして、埼玉県下ありとあらゆるところでそうした直売所でも地元の野菜などが買うことができる、味わうことができるというのが、もう埼玉県のある意味では特色、まさに消費地なのに生産地が近いという大変なところだと思います。

是非、記者の皆さんたちも朝霞市の農林フェスタなどを覗いて、リュックで行っていただいてたくさん詰めて帰っていただければ大変喜ばれると思います。(パネル2枚目の写真を指しながら)大体こんな調子で、これはたまたま何かこの辺が空いてるような感じですけど、もっと詰まった感じになってるかと思っています。

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幹事社質問
マイクロプラスチックを含むプラスチックごみ問題について

日経

先週開かれた九都県市首脳会議でマイクロプラスチックを含むプラスチックごみによる海洋汚染問題について、首都圏連合協議会で取り組みを検討することを提案されました。この問題で、埼玉県では現在どのような取り組みを進められているのでしょうか。

知事

もともと埼玉県、マイバックをもって買い物をしていただくような運動を展開しておりますし、また、川の国応援団を通じて河川でのプラスチックごみなどの回収掃除なども熱心に取り組んでいただいております。基本的には、グリコピアとか赤城乳業などの見学なども含めて、俗にいう親子3R運動(後に「講座」に訂正)、いわゆるリサイクル、リユース、リデュース。リサイクルしながら物を使いましょうね。再利用しましょうね。それから無駄のないように使いましょうねという、そういうことを運動展開をさせていただいています。親子3R運動(後に「講座」に訂正)を赤城乳業やグリコの工場見学などで、親子の皆さんたちに展開したりしてやっているところでもございます。県民の日でもありますので、明日は、プラスチックごみの削減についてもアピールをしたい。こんなふうに思っておるところでございます。埼玉県として九都県市でわざわざ提案したところは、プラスチック加工品そのものの、製造・生産も全国で4位という生産県の1つでもあります。消費県でもありますので、とりわけ埼玉県、あるいはまた、九都県市のメンバーが(約)4,000万人という消費者を抱えているわけですので、主体的に、熱心に運動していけば、ある意味では日本中のゴミの4割ぐらいを先導的に減らすことが可能だということで提案をさせていただいて、取り急ぎ幹事会(後に「検討会」に訂正)の中で共通に展開できるようなものを、どうしたらうまくできるかなどを研究して、大々的にアピールをして実行していきたいと考えています。

日経

現時点で他の都県と共同で取り組めるようなことは、例えばこんなものがあるという何か…。

知事

それをまさに幹事会(後に「検討会」に訂正)でやってもらおうと思っているのですけれども、それぞれが取り組んでいるものの具体的な事例というものを、ある意味では提示していただいて、いわゆる共通の部分をできるだけ一緒にやっていきましょうと。例えば、同じようなスローガンや同じようなステッカーやそういったもので運動していく。そういったことも大事なキャンペーンを張るにしても、埼玉だけで張るのではなくて、東京でも神奈川でも千葉でもやっていく。そうすることで二度三度、例えば千葉から東京に通っていく電車の中で、千葉市内でも見たものが電車の中でも見る。あるいは職場の近くでも見る。そういうことで刷り込み効果が高くなって、よりプラスチックごみなどの削減に意識が変わっていくと考えておりますので、これまで環境や教育関係でも、九都県市、足並みを揃えてやってきましたので、是非、足並みを揃える努力をしたいと考えています。

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その他の質問
受動喫煙防止対策について

産経

先日行われた九都県市首脳会議で受動喫煙防止対策を推進するための国への要望や、首都圏連合協議会で検討を進めるということが決まりましたけれども、今後の県の対応について知事のお考えをお聞かせいただければと思います。

知事

埼玉県は認証方式でしっかりやっていただいているところは、こんなかたちでしっかりやっていただいていますというような、まさに条例に基づく義務とかではなくて自発的にやっていただいているという認証方式でやっています。ただ、2020年のオリンピック・パラリンピックを迎える時に、それだけで十分なのかどうかということに考え方を整理しなければいけないと思っています。今、政府が健康増進法の中で一定の網をかけました。その枠の中で、この認証の部分もかなりクリアできます。ただ、それでも課題が残っています。禁煙なのか喫煙なのかということが、はっきりしない部分がありますので、こうした部分に関して、例えば埼玉県が行っているような認証マークみたいなものを共通でやっていくことで、ここは禁煙ですよとはっきり明示していく。あるいは喫煙できる場合も、どういったところだったら喫煙ができるということを国がきちっと定めていった方がいいだろうと私たちは考えております。そうした部分を要望をさせていただきました。ただ、国に要望ばかりしていても、やはりいかがかなと思っておりますので、九都県市は九都県市できちっとある程度やっていった方がいいでしょうと。その場合、今例えば東京などは、小規模飲食店の場合、自分(後に「家族」に訂正)だけで経営している人のところは喫煙もいいでしょうと。でも従業員が一人でもいたらノーですよという、こういう違いを出しています。千葉県など(後に「千葉市」に訂正)では、いわゆる風営関係のところではオッケーですと。いわゆるバー、キャバレー的なところではオッケーと。たばこ吸ってもいいですと。それ以外の小規模飲食店はダメですというような、なかなかちょっと違ったりしていますので、オリンピックの会場は御案内のとおり東京、神奈川、千葉、埼玉、それぞれありますので、できればやはり一定程度揃えた方がいいでしょうと。そういう部分で健康増進法に基づいて、政府として本当に禁煙のところ喫煙のところとかを、一定程度ロゴマークで分かりやすいようにしていくということが大事ではないかなと思っていますので、九都県市でもどこで揃えるかということについて、やはり検討会をつくって一定程度揃えたいと考えています。そうしないと埼玉でオリンピックの時に、例えば小規模飲食店でオッケーで、東京だと従業員がいるとオッケーでない。だけど、外から見て本当に一人親方(後に「家族だけの経営」に訂正)なのか従業員がいるかというのは分からないわけですから。そういう部分でやはり、ある意味では日本国としてのロゴマークみたいなものをきちっと提示していただいて見えるようにしていくというのが大事ではないかなと思っていますので、そういう部分を政府においても検討していただく。しかし、ただ政府に検討を要望するだけではなくて、私たちも提案ができるように検討会議を開いて、場合によってはこうしたらどうでしょうかとか、とりあえず私たちはこの部分で先行しますよとか、そういうことを申し上げていきたいと考えています。

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地方法人課税の見直しを求める提言について

テレ玉

先週9日に行われました全国知事会議の中でまとめられました政府の税制改正への提言についてお伺いします。提言の中で、東京都は本来は税源移譲によって税収格差を是正すべきと主張したというような注意書きを追加をすることになったわけなのですけれども、税収格差の是正について改めて知事の所見というのを伺えればと思います。

知事

比較的、大都市圏は消費税などもたくさん、例えば埼玉県の方でも東京に行って買い物をされる。東京のレストランで食べ物を食べたりする。そうすると東京の人口は日本全国の10分の1ですけれども、消費税そのものは全体の3割ぐらい、東京都で徴収ができているところがあります。それはもう東京都の1つの魅力でもあるかもしれませんが、一方では、今度は消費税と地方消費税が増税になって増収になるとなったら、ますますその差が開くと。こんなことが現実には起こってくる可能性が高いと見ているわけです。東京や埼玉も含む大都市圏などが成長のエンジンとして雇用をつくり、産業を振興させていることは事実ですけれども、しかし地方は地方で、まさに少ない人数で国土を守っているという、それぞれ役割分担を果たしていますので、できるだけ税に関しては偏在性がない方がいいというのは、これは共通なのです。東京都の皆さんでもそう思っているのです。都知事もそう思っていらっしゃるのです。問題は、どのようなかたちで偏在をなくすかという方法論で考え方が一部異なってきます。国が持っている財源を地方に移すことでならしたらどうだと。こういう議論を東京都などはなさっておられます。このならす方法として、例えば地方交付税なども使われているわけでありますけれども、では地方交付税ですべて地方が均一化されることが本当に望ましいかというと、これもまた全部国の交付税に頼っていますねという世界がいいのかどうか。地方の自主財源というのは本当にないのかと、このようなことも言われかねませんので、できれば地方の自主財源も増やしたいと。その上で、できるだけならしたいという考え方を考えていって、全国知事の皆さんたちも東京から取れとは一度も言っていないのです。うまくならす方法がないかということで、ならしていく仕組みを、まさに税制度は法律で決まっていきますので、ある意味では国がきちっと地方の意見を聴いて、法人税(後に「地方法人課税」に訂正)の偏在性をできるだけ是正していくという、このことを国はやはりしっかりやるべきだということを、知事会としてはまとめ上げたと、まとめ上げているわけですけれども、でも、ともすれば結果として東京都の部分に国は手を入れていくのではなかろうかという考え方を東京都的には思っておられますので、それはおかしいでしょうということで意見を述べていますので、そのことに関して、どうしても修文だけでは納得できないということで注意書きで、但し書きで、国の責任において税源の配分でその是正を正せという東京都の主張を入れさせていただきました。ただ、現実には今申し上げたように、税源の配分だけで是正ができるかどうかということはなかなか厳しい。こういう状況がありますので、結果として主文として東京都の意見を入れることができなかったということになります。

テレ玉

現実的にはなかなか厳しいので、主文としては入れることができなかったというお話ですけれども、知事御自身の意見としても、やはり現実的にはなかなか厳しいというところが…。

知事

国が例えば制度として、国が持っている財源を地方に渡すという、これ法律で決めると同じように配分されていきますので、またそこで強弱がはっきりしていくのです。それを避けるにはもう交付税しかないわけですね。例えば、埼玉だったら交付税は全体の中で予算の額で言えば1兆7,000億、そのうち交付税は3,000億と。例えば鳥取県であれば、仮に総予算が6,000億(後に「約3,700億」に訂正)だとすると、そのうちの半分ぐらい(後に「約4割」に訂正)が交付税とか、こういう話になってくるのですね。それで鳥取の力をさらに強くするために、今度は交付税を半分ではなくて(後に削除)6割にしろという話になってきたとすると、鳥取県というのは交付税で飯を食っているのかという話になりかねない。それで本当にいいのですかと。そうではなくて地方の鳥取の法人などを評価して、より高く評価して、そこでより税収が入るような、そういう仕組みづくりを国が考えたらいかがですかというのが基本的な主張なのです。そういう偏在是正の仕組みができないかと。そういうことを言っています。結果としてそのことが、よりローカルなところ、例えば東京の本社があることでたくさん東京都には税収が入っているわけですね。逆に地方には本社がないことで税収があまり入らないと。しかし、外形標準課税だとかそういったもので少しは入ってくると。その部分の量を増やすとかということにすると、結果的に本社の部分を減らすとかという話になってくるかもしれません。そうすると本社機能の多い東京都やら愛知県やら大阪府などは減収につながるかもしれないと。これがならすようなことで、今考えられてるようなイメージだと思います。したがって、どうしても大都市圏というのは法人税の是正という形になってくると、どうしても本社の評価を低くして、地方にある様々な支社だとか営業所だとかそういったものの評価を高くすることで、地方の方を少し増やしていって全体としてならすとか、そういうことを考えざるを得ないので、結果として東京都をはじめ本社機能の高いところなどが割を食うのではないかと。そういう考え方を持っておられて、どうしても反対意見を述べられると。しかし、これも本社だけに吸い上げられるのもいかがなものかというのも、やはり理論的にはあるんですね。実際、工場があり働いている人たちが地方にもたくさんいるわけですから、それを全部本社に集約されるというのはいかがなものかと。本社をどんどん地方に分散していただければまた違ってくるのかもしれませんけどもそうではないと。そんなことで、地方をどういうふうにして評価するかということについて、税制の場合は非常に難しいんですけども、やはり複合的にそういうものを絡ませながらできるだけ偏在性を減らせと。そういうことを、これはもう意見としては皆同じ意見ではあるんです。ただ、方法論でね、どうするかということで、割を食わないで偏在性を正すことが全部できれば一番いいんですけれど、どこかで割を食う可能性はやはりあるので、そのことが大都市のところはやはり心配されているということになると思います。

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県立病院の独立行政法人化について

朝日

県立病院の件なんですけれども、独法化が望ましいという報告書がまとまりましたけれども、独法化のいい点とよくない点とどのようにお考えでしょうか。

知事

何でも長所があれば短所がありますので、独法化のいいところは、より民間的な色彩を持って効率性を上げていくことだというふうに思っています。その中で県立病院の特殊性というのでしょうか、ある意味では赤字覚悟で専門病院を運営しなければいけない、こういった社会的使命をきちっと果たしながら、なおかつ効率よくできるかという、このことを問われているわけですので、その手法の1つとして地方独立行政法人という形を採用したらいかがかという問題提起ですので、十分このことについては検討すべきものだというふうに私自身は認識しています。また、病院局の方も前向きに検討すべきだという判断をしているところです。

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入管難民法の改正法案について

読売

入管難民法の改正法案について今日国会で審議入りしたんですけれども、これが改正されると県内でも色んな建設業とか様々な業種で外国人の方が県内に入ってくるかと思うんですけども、まずこの改正法案についての受け止めをお伺いしても…

知事

まだ審議が始まったばかりで、どのような形で最終的に収束するのかよくわからないので、今の時点で拙速な判断はし辛いところですが、規模感的にはかなり大きな話ですので、いわゆる移民か移民でないかというようなこういう議論をムキになってやることの意味があるかどうかは別としても、極めて移民的な方向に政府が転じていると。今の段階ではですね。こういうふうな判断をせざるを得ないようなところがあるかと思います。したがって、そうした場合には在留されていく家族を含めて、そういう可能性があります。その生活の実態というのは、やはり地方にあるわけですから、我々地方政府を預かる身としては生活をどうしっかり保護(後に「支援」に訂正)したりあるいは生活をきちっと運営できるようにするにはどうしたらいいのかとか、こういった部分についての国の関与、あるいはまた、私たちがしなければならないことの役割とか、こうしたものをもっと詰めなければいけないと思っています。相当議論が必要ではないかなと思っています。その議論をこれからの審議の中でしっかりしていただきたい。こんなところでありますので、今の時点で良い悪いは言いにくい、こんなふうに思っています。

読売

4月にこの制度が始まった場合、その生活の実態というのはまさに地方にあるっていうお話がありましたけども、すごい時間が迫られた中で色々と準備が必要になるかと思うんですけれども…

知事

ただ、いきなりドンと来るのではなくて、段階的に人が来るものだというふうな認識を持っていますので、予定された人数がいきなりボンとくるものではないというふうに思います。当然、派遣国(後に「送り出し国」に訂正)国での様々な審査やそのプロセスもありますし、受入側についても十分な期間が必要でしょうから、ドンと法律が4月に施行されるから4月に新しく30万なら30万ドンと来るとかという世界ではないと思っていますので、そこはやはりきちっと、今のうちに議論を与野党でしていただいて、中身はやはりきちっと詰めてもらいたいというふうに思っています。

読売

関連ですけど、そうするとですね、政府は臨時国会での成立を目指してますけども、知事としてはですね、それは時機拙速だというふうにお考えでしょうか。

知事

どのくらい審議が進むのかなというようなことですよね。少なくとも趣旨説明だとかの段階では、ややまだ漠としたところがありましたよね。そういったものがどれだけ本当に整理されているのかどうか。そういった部分で決まってくるのかなと。たまたままだ答弁者が十分中身を詰め切ってなかったので、答弁が少し漠としてたのか、事務的にはかなり整理してたのか、その辺の関係はちょっとよく分かりません。したがって、今後審議のプロセスの中で中身がどの程度詰まってるのかがはっきりすると思いますので、特に相当な方々が日本に留まる可能性が出てきましたので、やはり生活の実態が地方にありますので、どの程度我々が関与したら、また国がどの程度きちっとカバーをするのかとか、この辺の部分をしっかり見ていかなければならないので、私もまだ細かく審議を見ているわけではありませんので、審議のプロセスをしっかり担当課で見ていただいて、それもやはり掌握していきたいなと思っています。

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野本陽一県議会議員の引退について

朝日

県議会で野本県議が引退しますけれども、知事の受け止めをお聞かせください。

知事

最古参の議員さんですので、勇退されるということですので、それはそれでやむを得ないのかなと。年齢とかそういったことも考えて御自身が判断されたことでしょうから、それはそれで後進に道を譲られたというようなふうに思っております。

朝日

議会への影響は何かありそうでしょうか。

知事

それはもう超ベテランですのでね。当然、色んな知見を持った方ですので、そういった知見というのがどんな形で継承され、どんな形で活かされるのかという、それは予測ができません。

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全国ご当地うどんサミット2018in熊谷について

埼玉

うどんサミットについてお伺いしたいんですけれども、今回は熊谷開催2回目ということで地元のうどんがグランプリを受賞するなど盛り上がりましたけれども、知事は名誉会長も務めてらっしゃいますけれども、イベントの感想の方をお願い致します。

知事

昨年は3位(後に「2位」に訂正)だったんですが、今年は熊谷うどんが1位になったと。人数が増えた部分が結果的には熊谷市民が増えたのかなと、そんなふうに思っています。前回は2日間で10万人、今年は2日間で12万人ということで、この部分は外からたくさん増えたというふうにはあまり思えないもので、まだ集計は聞いてませんけども、比較的やはり熊谷周辺で増えたものだと思いますので、そうした方々はやはり熊谷のうどんの味に慣れてますので、その評価が高いということで熊谷うどんがグランプリをとったのかなと私は思っています。

埼玉

イベント自体のご感想はいかがですか。

知事

すごく、前前年、蒲郡でやったそうですが56,000(後に「約52,000人」に訂正)で過去最高だったというので、それをはるかに超える12万人ということになりますので、是非、3年連続だということですので、来年また頑張っていただいて、日本一のうどん県にはなれないかもしれませんが、バラエティに富むうどんがあるうどん王国に是非なってもらいたいなと思っています。

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メッツァへの期待について

埼玉

今月9日に飯能市内にムーミンのテーマパーク、メッツァビレッジが先行オープンし、来年の3月には有料エリアのムーミンバレーパークがオープンする予定とのことですが、ムーミンのテーマパークに関して県の観光振興への何か期待などがありましたらお聞かせいただけますか。

知事

それはもうすごいことになるのではないかと思っています。100万人ぐらい年間で運営会社は予定をしているようなお話ですけど、そんなものにならないのではないかなと思います。近くにあるサイボクハム牧場だけでも年間350万ぐらいという話も聞きますし、周辺の集客、例えば川越でも川越まつりまで入れれば760万と、こんな話もありますので、こういったものとセットメニューになっていったり、秩父の入口とは言いませんが、秩父方面に飯能の方から行くときの1つの道筋にもありますので、場合によってはもっともっとヒットする可能性があるのではないかなと思っています。問題はうまく車の場合の誘導だとか、そういったものが今後大事になってくるのかなと思っていますので、しっかり、今回の無料部分のオープンに関しては混乱はなかったと聞いてますけど、有料部分が本命ですので、本番になった時にはどうなるのかということも想定しながら、混乱のないように、事故のないように、県としては受け止めていくしかないなというふうに思っています。当然、民間事業者の利益につながることでもありますけども、やはり人の流れができるということは周辺市町村にもやはり経済効果がありますので、これはやはり相乗効果でそれぞれが活かされていくべきではないかと思っています。

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(終)

お問い合わせ

知事直轄 報道長  

郵便番号330-9301 埼玉県さいたま市浦和区高砂三丁目15番1号 本庁舎1階

ファックス:048-830-0029

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