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掲載日:2024年11月6日

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知事記者会見 令和6年11月5日

知事記者会見動画【全体:YouTube】
知事会見パネル(PDF:3,833KB)

  知事発表

「11月は埼玉県地産地消月間」について 【該当部分動画(YouTube)】

知事

    今日は私の方から何点か御報告させていただきたいと思います。

    まず1つ目ですけれども「11月は埼玉県地産地消月間」から御報告させていただきます。現在、本県の農業は国内外で非常に高い評価を受けております。梨につきましては、9月に開催された日本野菜ソムリエ協会主催の「第3回全国梨選手権」におきまして、県内の生産者が最高金賞を受賞し、昨年に引き続き、2連覇を果たしました。また、いちごにつきましては、同協会主催の全国選手権において、令和5年2月から県内の生産者が3回連続で最高金賞を受賞しており、3連覇しております。そして、令和5年7月には江戸時代から続く「武蔵野の落葉堆肥農法」が国際連合食糧農業機関(FAO)により世界農業遺産に認定されました。このように本県の農業に対する評価が(国)内外で高まっておりますが、埼玉県は野菜の出荷(後に訂正:産出)額が全国第9位と、実は農業が盛んな県であります。「収穫の秋」と言われるように、これからの時期、多くの農産物が旬を迎えるおいしい季節です。これから旬を迎える代表的な埼玉県の県産農産物を紹介したいと思います。まず、米でありますが、県育成品種には「彩のきずな」と「彩のかがやき」がありますが、このうち「彩のきずな」の方は、「米の食味ランキング」で、4年連続5回目の最高ランキングである「特A」評価を獲得いたしました。次に野菜では、全国1位の産出額を誇るさといも、あるいは第2位のねぎ、ほうれんそう、こまつな、かぶがこれから旬を迎えることとなります。是非県民の皆様に味わっていただきたいと思います。

    続いて、「地産地消の推進~近いがうまい埼玉産~」についてであります。本県は「近いがうまい埼玉産」をキャッチフレーズに、地産地消の取組を推進しております。このキャッチフレーズは、地産地消の3つのメリットを表すものであります。地産地消のメリットというのは、1つ目は「産地に近く新鮮」、そして2つ目は「生産者の顔が見えて安心」、そして3つ目は「輸送距離が短く、その分環境に優しい」であります。また、「近いがうまい埼玉産」、これを特に推進するために、11月を「(埼玉県)地産地消月間」と定め、この期間中には農林業団体、民間企業、市町村などで県産の農産物を味わっていただく取組を集中的に実施していただいております。さらに、この「近いがうまい埼玉産」の「近い」には大消費地東京があります。大消費地東京のすぐ隣にある埼玉は、輸送距離が短く、新鮮な農産物を届けることができます。この立地の優位性を生かし、今年度は都内での県産農産物のPRも行いたいと思っています。

    次に、「地産地消月間中の県内イベント」でありますが、最大の取組は、県内最大級の農林業の祭典であります、「彩の国 食と農林業ドリームフェスタ」の開催であります。今月16日の土曜日、17日の日曜日の両日、10時から15時まで熊谷スポーツ文化公園のにぎわい広場で開催いたします。今年度は、熊谷市産業祭とのコラボ開催となり、合わせて136の団体が出展し、採れたての野菜や新米など県内の農産物の販売やステージイベントも行われます。また16日には、私も現地に行き、県内(農)産業の発展に貢献した方を表彰する、「埼玉農業大賞」の表彰式も行わさせていただきます。そして次に、セブンイレブン、イトーヨーカドーによる「彩の国フェア」を御紹介させていただきたいと思います。今月の19日の火曜日から来月の9日の月曜日まで、県内のセブンイレブン及びイトーヨーカドーにおいて、県産農産物や県産農産物を使用した加工品が販売されます。サブタイトルには今回「近いがうまい埼玉産」を採用していただき、県産農産物を大いにPRいたしますので、是非お立ち寄りいただきたいと思います。なお、16日には川口アリオにおきまして、「彩の国フェア」の(プレ)イベントが行われるところ、私も出席したいと思っています。(パネルを指しながら)そしてこちら、川越プリンスホテルでは11月30日土曜日まで、県産農産物を使用したオリジナルメニューがホテル内5箇所のレストランやバーで提供されます。まろやかな風味とコクの深さで人気の「武州和牛」をはじめ、ねぎ、こまつな、ゆず、狭山茶など埼玉県の魅力ある食材がふんだんに使用されています。川越プリンスホテルで、この規模の埼玉県産フェアが開催されるのは初めてと聞いております。是非、埼玉の魅力あふれるメニューをこの機会に御賞味ください。そして11月28日木曜日には、パレスホテル大宮で、「埼玉県地産地消ブランド農産物を味わう集い」が開催されます。県内の一流シェフが集まって腕を振るい、県内各地のブランド農産物をふんだんに使用している、埼玉のおいしさがぎゅっと詰まったコース料理が提供されますので、旬の味を体感していただきたいと思います。申込みはパレスホテル大宮、先着順だそうです。

    次に、地産地消月間では他にも様々なイベントが開催されます。11月14日木曜日、県庁オープンデーでは、県産農産物のPRとして、県産の農産物の販売や「彩のきずな」の試食等も実施します。また、11月17日の日曜日には、県庁の本庁舎北側通路で「県庁朝市」が開催されます。県庁朝市は今後も毎月第3日曜日に開催されますので、是非、足を運んでいただきたいと思います。そのほかにも、小売業者による埼玉フェア、飲食店による県産農産物を使用した特別メニューの提供が行われ、県内各市町村では農業祭や朝市なども行われます。イベントの開催場所などは県のホームページで紹介しておりますので、「埼玉県地産地消月間」で検索し、是非、この機会に埼玉の秋のおいしい食材を味わっていただきたいと思います。次に「埼玉県農産物プレゼントキャンペーン」を御紹介します。キャンペーンは既に始まっており、今月29日金曜日まで行っています。インスタグラムの「埼玉わっしょい」、こちらのアカウントをまずはフォローいただき、キャンペーン用の投稿に好きな県産農産物に関するコメントを投稿していただくと、抽選で、野菜の詰め合わせやあるいは「彩玉梨スイーツ」が各5名、合計で10名に当たるキャンペーンであります。詳しくは「埼玉県産農産物プレゼントキャンペーン」で検索の上、是非応募ください。

    最後に、「地産地消月間中の都内イベント」を御紹介いたします。まず、豊洲市場での県産秋野菜のトップセールスであります。このたび、県産農産物を豊富に取り扱っていただいている豊洲市場において、初めてトップセールスを実施することとなりました。当日は、私が全農埼玉県本部と共に、豊洲市場の小売業者など売買参加人(者)へ、直接、県産秋野菜をPRさせていただきます。次に、都内百貨店で県産農産物PRを行う、「近いがうまい埼玉産」農産物フェアin東京におきまして、夏の第1陣に続き、第2弾、11月中旬(以降)に実施いたします。野菜のプロである野菜ソムリエの方々が県産農産物の魅力を伝えながら、試食販売を実施していただきます。このように、バラエティに富んだ事業が展開される地産地消月間を契機に、多くの皆様に、新鮮でおいしい旬の埼玉県産農産物を味わうことで、「近いがうまい埼玉産」を実感いただき、地産地消に取り組んでいただきたいと思います。

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「リバサポ  秋の魅力」について 【該当部分動画(YouTube)】

知事

    そしてもう1つ、「SAITAMAリバーサポーターズ(通称リバサポ)」についてであります。まず、リバサポでありますが、令和3年度から開始したプロジェクトで、埼玉の川を愛し、守り育む意識の向上を図るとともに、川を育む活動が、県民、企業、そして川の国応援団の連携の下、持続・活性化するよう県が支援する仕組みであります。これまでのリバサポの取組といたしましては、川辺でのサウナ事業や湖畔でのイベント、カヌーでの清掃活動など、川の国応援団や企業サポーターとの連携による取組が展開されています。本リバサポでは、令和6年9月末時点でありますが、個人サポーター19,774人、企業サポーターは372社、そして、川の国応援団768団体にエントリーいただいています。また、個人サポーターにおかれましては、LINE、インスタなどのSNSやリバサポのポータルサイトを通じて、県内の川の絶景スポットやイベントの案内のほか、川の国応援団や企業が実施するカヌー体験や清掃活動など、県民の方が楽しみながら参加できるイベント情報をお届けしています。個人サポーターの方の登録には、リバサポ公式アカウントを「友だち追加」もしくは「フォロー」するだけと簡単なので、県民の方には個人サポーター、募集していますので、是非、応募いただきたいと思います。

    次に、「夏だけではない秋の魅力」について御紹介いたします。川の活動は夏に限ったものではありません。例えば、6人から10人乗りのゴムボートで川を下るラフティングについては、秋ならではの楽しみ方があり、すばらしい秋の紅葉風景を、このラフティングから見ていただくのはいかがでしょう。また、湖上にカヌーを並べて、湖を囲む風景を堪能するのも良いかと思います。このような川や湖のアクティビティについては、荒川や入間川などの上流地域でリバサポの企業サポーターがツアーを企画していますので、是非、先ほどお話ししたリバサポポータルサイトからチェックしていただきたいと思います。そして、この秋の時期は紅葉が美しく、いわゆる「映える(ばえる)」写真を撮ることもできる季節です。是非、皆様には秋のリバサポの魅力を満喫していただきたいと思います。

    次に、「この秋冬のリバサポの取組」について御紹介します。まず、「リバサポアワード2024」でありますが、この「リバサポアワード」とは、川の保全、あるいは共生に優れた活動や川の魅力を伝える写真について皆様にこのように投稿いただきます。そして、その中から得票数の多い取組や写真を表彰し、広く紹介することで活動の活性化を図るものであります。投票の対象でありますけれども、川の優れた活動としてエントリーいただきました「県民部門」10団体、そして「企業部門」3社の取組と、応募いただいた川の魅力を伝える写真から、3名の埼玉県広報アンバサダーなどの審査により選出いただいた「魅力発信部門」12の作品であります。投票の対象となる活動の例としては、例えばですけれども、カヌーを使って(通常拾えない)河川のゴミ拾いをする活動や、小学校と連携しこどもたちと一緒に河川の生物などの学習支援活動を行うことでこどもが川と触れ合う機会を作る取組などがあります。全て、川を大切にしたいという熱い思いを持って川の活動にお取り組みいただいている皆様からエントリーしていただいております。なお、投票の対象の詳細は11月14日に、リバサポ公式SNSやポータルサイトに掲載します。投票期間ですけれども、11月14日(木曜日)から12月24日まで(後に修正:12月14日(土曜日)まで)、同じく、リバサポ公式SNSやポータルサイト上の投票フォームから投票を受け付けます。県庁オープンデーでも投票の機会を設ける予定なので、是非、皆さんの心からの1票を投じていただきますようよろしくお願いいたします。

    次に、「リバサポ清掃部活動」について御案内します。リバサポの趣旨に賛同する企業の輪は広がってきています。これらの企業と共に川辺の清掃活動に取り組んできたのが、今回は初めて個人サポーターや一般の方の参加を募集いたします。1年間の川での活動に対する感謝の意を込めて、12月1日に越谷レイクタウン周辺でリバサポ清掃(部)活動を行います。今回は、スウェーデンで発祥いたしました「プロギング」と言うジョギングをしながらゴミ拾いを行う活動を導入しますので、体を動かしながらゴミ拾いをしていただくことで、心も身体もリフレッシュするのではないかと思っています。ジョギングだけではなくて、ウォーキングのコースも御用意していますので、是非、多くの皆様に御参加いただきたいと思います。こちらにつきましては、11月24日までWEBで参加を受け付けていますので、是非、御応募ください。  

    そして、「リバサポ・クエスト」ですが、こちらはリバサポ公式LINEアカウントを利用して川でのイベントに参加し、川に関する施設で学びを深めながら、スマートフォンの上でポイントを貯めていただくものであります。5ポイントを貯めるごとにレベルが上がり、そしてそのレベルに応じ、抽選で特典を得ることができます。7月の発表の際には詳細は追って公表していくと申し上げましたが、今回、その第2弾として、抽選会と特典の詳細についてお知らせさせていただきたいと思います。まず、抽選ですが、各レベルをクリアした方、是非、スマートフォン上に抽選券が表示されますので、抽選会にこの抽選券が表示されたスマホをお持ちいただきたいと思います。抽選会は2回予定しており、第1回目の抽選会は11月14日(木曜日)開催の県庁オープンデーの際に行います。県庁オープンデーでは、県庁全体で様々な企画を用意しているので、この抽選会のみならず併せてお楽しみいただきたいと思います。また、抽選会第2回目として、来年2月8日(土曜日)開催の川の再生交流会を予定しています。地域において河川の清掃や体験イベントなどに取り組む「川の国応援団」の活動内容などの発表を行う川の再生交流会は、川を愛しリバサポ・クエストに参加していただいた方々にも日常の生活や、あるいは活動の参考になる場と考えています。そして、特典の詳細なのですが、企業サポーターの御協力も頂き、カヌー体験ペアチケットや川沿いにあるグランピング施設の宿泊券などレベルに応じて賞品を用意させていただきました。抽選結果によってはこのような特典が当たるかもしれません。最高レベルのレベル10に達した場合には貸切キャンプ&ラフティングツアーの招待券も御用意しています。全ての特典の内容はリバサポポータルサイトに掲載していますので、是非、チェックしていただきたいと思います。本日御紹介した川下りアクティビティやリバサポ清掃部などの企画についてもリバサポ・クエストの対象イベントとなっています。1回目の抽選会に参加出来ない方でも、2回目の抽選会にはまだまだ時間がありますので、皆様には、リバサポ・クエスト対象のイベントに参加し、ポイントを貯めていただきたいと思います。そして、2回目の抽選会にも、是非、御参加ください。皆様には、このようなイベントを通じて、埼玉県の川の魅力を感じていただけるものと考えております。

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「CSUPの開催」について 【該当部分動画(YouTube)】

知事

    そして次に、「CSUP(シーサップ)」の開催であります。「CSUP」とは耳慣れない言葉だと思いますけれども、埼玉県のサーキュラーエコノミー・スタートアップ・ビジネスプラン・コンテストのことであります。このアブリビエーション(略語)を取って、CSUPと不思議な名前にしております。このCSUPにつきましては、全国のスタートアップ企業などを対象としたコンテストとなっています。テーマとしては、埼玉県内で展開するサーキュラーエコノミーのビジネスプランとしており、最終的に4者を表彰し、賞金を授与させていただくとともに、受賞者の県内での事業展開を支援したいと思っています。サーキュラーエコノミーに特化したビジネスプランコンテストは、全国初となります。このコンテストを通じ、埼玉県内でサーキュラーエコノミーを更に推進するとともに、斬新なビジネスプランを持つ企業を新たに県内に呼び込んでまいりたいと考えています。

    8月1日から9月20日まで、出場者を募集させていただきましたところ、19者から応募いただきました。内訳としては、県外11者、その他8者であります。県外からの応募者は東京からの企業が多いものの、東海、近畿、九州からも応募がありました。また、中には高校生や、あるいは大学生からも応募があり、意欲的な皆様から応募いただいたと思っています。これまでに、外部有識者等の審査員による一次審査を行い、ファイナリスト8者を決定したところであります。この8者を対象に、11月12日(火曜日)13時から、さいたまスーパーアリーナ4階の「TOIRO(トイロ)」におきまして、最終審査会を開催いたします。審査方式としては、このファイナリストのプレゼンテーションによる審査を行い、当日会場で受賞者を決定いたします。観覧希望の方は、専用ホームページから事前にお申込みいただきたいと思います。私も途中からではありますが、参加させていただく予定であり、ファイナリストの皆様のプランを伺うのを楽しみにしております。受賞したスタートアップに対しては、埼玉県産業振興公社や金融機関など、様々な支援機関と連携し、事業化を強力に後押ししてまいりたいと考えておりますので是非、皆さんにも御注目いただきたいと思います。

埼玉

    知事発表について幹事社から2点、地産地消についてとリバサポについてそれぞれお伺いさせていただきます。まず、地産地消について、県内での促進に加えて都内でのPRを予定されているということだと思うのですが、野菜の産出額の順位アップなど具体的な目標などを今設定されているものがあれば教えてください。

知事

    まず、今回、私どもがこのような、東京都内におけるトップセールスをさせていただくということはですね、実は、春には大田市場でPRさせていただいて、仲買人、売人の皆さんにお越しいただき、埼玉県の野菜、あるいは果物について、PRさせていただいています。他方ですね、埼玉県内の野菜には、秋が旬のものも多く、今回、そういったことをまずは御紹介させていただきたいと思っています。もちろん、埼玉県産の野菜、どんどん取引が進んで、順位も上がることが有り難いと思っていますが、今回は、豊洲市場で(行うトップセールス)も初めてですし、秋野菜も初めてでありますので、まずは御紹介に努めさせていただくことが目標であります。

埼玉

    続いて、リバサポについてお伺いしたいのですが、リバサポ・クエストのサービスがですね、始まったのが7月25日だったかと思うのですが、3か月が経って、その登録者数の推移に対して、県としてどのように受け止められているかみたいなところを教えていただけますでしょうか。

知事

    7月25日にこのクエストを開始させていただき、まだ3か月ぐらいではありますので、評価はまだ早いかもしれませんけれども、400名程度の方に御参加いただいております。これはレベルがどんどん上がっていくということなので、今のところ400名ですから、是非、皆さん今のうちに参加していただいてですね、いろいろなものが当たるチャンスが人数が多くなると減っていきますので、是非、今のうちに参加していただきたいというふうに思っています。今後、企業、団体が中心であったこれらの活動を個人に進めていく上で、このクエストに私どもは期待しているところであります。

埼玉

    先ほど知事からですね、第1回目の抽選には今登録してからでは、ちょっと現実的ではないのではというお話もあったかと思うのですが、今登録するとさすがに県庁オープンデーでの抽選は間に合わないかなというような感じでしょうか。

知事

    県庁オープンデーは11月14日にありますので、どうしても(それまでに参加できる)イベントが限られています。もちろんたくさん、是非ですね、全てのイベントも可能な限り来ていただきたいと思いますけれども、そういった意味では、来年の2月を目指しても、既に(レベルが)積み重なった方もおられますので、そういった方とレベルがある程度同じになってくる可能性が高いので、(2回目の抽選会に向けてポイントを貯めていただきたい)と申し上げたところであります。

日経

    CSUPの関連で1点お伺いしたいことがあるのですけれども、このサーキュラーエコノミーを実現するに当たっては、川上から川下までいろいろな企業さん同士の連携というのが必要になってくるかと思うのですけれども、その中で、なぜスタートアップという存在が必要なのか、サーキュラーエコノミーの関連スタートアップが生まれる意義についてですね、知事のお考えというのをお伺いできればと思います。

知事

    今、おっしゃったとおりですね、やはり様々なビジネスをつなげていくことによって、サーキュラーエコノミーというものは、やはり持続的な経済として成り立っていくのだろうというふうに考えています。他方、どうしてもこのサーキュラーエコノミーのビジネスモデルというものが、ある程度限定されていたり、あるいは、一定程度を環境等に配慮することによって企業価値が上がる大企業等に偏りがちな傾向もあるのではないかと考えています。こういった中で、斬新なビジネスプランを持つ企業であったり、あるいはサーキュラーエコノミーというある意味、非常に新しい起源のものですから、こういったところには、スタートアップやあるいは非常に小さな企業におきましても、ビジネスチャンスがあり得る市場でありますので、こういった方々に参加いただく、しかも、これを単なる環境ではなくて、エコノミー、経済に結び付けていくということを、是非我々としても応援したいし、この少しの応援をさせていただくことによって、これらの企業が大きくステップアップしていただくことを我々も期待していますし、これらの企業は、更には大手も含めた、既存の企業の活動と結び付くことによって、サーキュラーエコノミーがより有効なものになっていくといった期待があります。

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  幹事社質問

現行企業誘致戦略の評価及び次期計画の展望について 【該当部分動画(YouTube)】

埼玉

    10月28日に令和6年度第2四半期の企業立地件数が発表されたかと思います。3年間の企業誘致戦略の最終年度に当たり、数値目標に対する実績への評価と次期計画の展望などについて、知事のお考えをお聞かせください。

知事

    まず発表させていただいた企業誘致戦略でありますけれども、埼玉県は令和4年4月にですね、「企業誘致Soul-Saitama戦略」というものを定めました。そこでの目標は3年間で150件の企業立地件数、これが目標として定めたところであり、これによって地域経済を活性化し税収の増加や雇用の拡大につなげたいと思って活動してまいりました。

    埼玉県は本当に立地の優位性があるので、おかげさまで好評なうちに進んでおります。先ほど3年間で150と申し上げましたが、2年6か月で139の立地件数があり、おおむね我々が目標としたところで進んでいるのではないかというふうに考えているところであります。

    そして次にはですね、私どもといたしましても更なる企業に対するアプローチを行いたいというふうに思っています。今回の戦略、令和4年4月に作り上げて今やっている戦略ですね、これはコロナ禍であったので、オンラインを活用した企業アプローチやPRセミナーが行われたり、あるいは金融機関、建設・不動産業者、経済団体から成る「埼玉Rich応援団」を含む「ワンチームRich埼玉」を構築してオール埼玉で進めてきたというのが今回の特徴であります。そして次の戦略については現在検討中ではありますけれども、誘致活動の基本理念として定めてきた「ワンストップ」、「クイック」、「オーダーメイド」、この理念については引き継いでいきたいと思っております。

    また、他方で課題としてですね、産業用地の確保であったり、つまり、来ていただきたいという意向がある企業があっても、なかなかその意向に対して応えられない部分も、これまでも正直ありました。産業用地の確保や、立地企業に対して資源の循環利用、あるいはエネルギーの共同利用など、埼玉ならではの取組を進めていく、こういった必要性もあるというふうに思いますので、企業ニーズに応えることと新たな我々の特徴、こういったものも両方を踏まえて次の戦略を作るよう検討するよう指示したところであります。

    いずれにいたしましても、県経済、短期的に企業が入ったから活性化するだけではなくて、これを持続的な発展につなげていかなければなりませんので、成長産業の誘致につなげていきたい、そして、企業と県と地元とwin-win-winの関係を作りたいと思っています。

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  その他質問

 「伝統的酒造り」のユネスコ無形文化遺産への登録の勧告について 【該当部分動画(YouTube)】

埼玉

    国連教育科学文化機関、いわゆるユネスコの評価機関で、日本酒や本格焼酎などの「伝統的酒造り」をですね、無形文化遺産に登録するように勧告したと、本日、文化庁が発表しました。輸出拡大ですとか、地域活性化に期待が高まることも考えられますが、この勧告についてですね、知事の御所感をお聞かせください。

知事

    ユネスコの指定(後に訂正:(評価機関から)登録の勧告)を受けられたということについて、私も報道で拝見いたしました。埼玉県は酒造りについて非常に豊かな基盤を持っています。特に、日本酒につきましては、全国4位の酒造り県であります。したがって、埼玉県といたしましては、その生産能力、それからそれぞれの蔵元が非常にユニークでしかも質の高い酒を提供していただいていますので、こういったことをきっかけにですね、是非、埼玉県のお酒の評価を高めていきたい、利用して活用していきたいと思っています。

    特に先般、今年ですか、マレーシア並びにコロンバス、(アメリカの)オハイオですね、に行かせていただいたときに、両方ともお酒の紹介をさせていただいたところ、埼玉県のお酒に対して非常に高い評価を頂くことができました。我々はこういった機会をしっかりと捉えて、海外に対しても、あるいはインバウンドの方々に対してもPRできるよう、これまで以上に働き掛けを強めていきたいと考えています。(終)

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お問い合わせ

知事直轄 報道長  

郵便番号330-9301 埼玉県さいたま市浦和区高砂三丁目15番1号 本庁舎1階

ファックス:048-830-0029

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