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掲載日:2023年2月15日

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秩父祭の屋台行事と神楽 [秩父市]

秩父祭保存委員会

03御旅所(宮地屋台と上町屋台)

  • 国指定重要無形民俗文化財
  • 秩父地域

笠鉾、屋台は、重要有形民俗文化財として指定されているが、12月3日を中心に秩父神社冬季例大祭の付祭りに公開される笠鉾、屋台の曳行と曳行のための屋台ばやし、屋台上の歌舞伎、屋台上の曳き踊り等が重要無形民俗文化財として指定されている。嘉永5年(1852)の「上町祭礼協定書」に当時各屋台歌舞伎の狂言の様子が記述されている。
神楽は、祭礼当日朝より公開されるが、斎場祭で舞われる面をつけない代参宮神楽は、古風な形式をのこす代表的な舞いといわれている。
屋台行事とともに秩父神社神楽も指定されている。
※公開日:12月2・3日

動画

秩父屋台囃子保存会「埼玉 WABI SABI 大祭典 2020」ライブ配信アーカイブ
日付:令和2年11月22日(日曜日)

写真ギャラリー

秩父屋台囃子(成田市での講演)

秩父屋台囃子保存会では、祭り当日の各山車内での演奏のほか、伝統芸能の継承活動、一般公開事業を行っており、依頼を受けての公演を年間を通して行っています。

秩父屋台囃子(靖国神社での公演)

当会は秩父神社例大祭である秩父夜祭、夏祭りの秩父川瀬祭の山車町会等で構成されています。公演では、各町代表者混合による特別編成で秩父屋台囃子を披露します。

御旅所(宮地屋台と上町屋台)

秩父夜祭の山車は国の重要有形民俗文化財であり、同無形民俗文化財の「秩父祭の屋台行事と神楽」はユネスコ無形文化遺産にも登録されています。

秩父祭の屋台行事(中町屋台)

天明5(1785)年に現在の屋台の規模が整ったと思われる。屋台の腰軸妻は4.72mあり、他の屋台よりも大きく重量もある。歌舞伎上演の廻り舞台機構や彫刻が優れている。

秩父屋台囃子(中近太鼓連)

中近太鼓連による、秩父宮記念市民会館・秩父市役所本庁舎開館記念式典での公演風景です。秩父祭当日は、中近笠鉾が曳行される際、笠鉾の土台の中で演奏が行われます。

秩父祭の屋台行事(下郷笠鉾)

腰屋根四方唐破風造、三層の笠鉾、波形のせき台、万燈の上に天道をおいたものである。秩父祭屋台・笠鉾6基の内で、もっとも大きく重量もある笠鉾である。

秩父祭の屋台行事(宮地屋台)

現在の屋台はほぼ文政年代に修造が行われたものといわれ、各部の構造にも高度の工作技術が見え、装飾彫刻も屋型とよく均整を保っている。

秩父祭の屋台行事(上町屋台)

表2.64m、妻4.29m、軒の出も多く華麗な屋台である。軒支輪の雲に遊ぶ鶴の姿態は様々な変化に富み、屋台彫刻の逸品と言われている。牡丹に唐獅子の水引幕、鯉の滝上りの後幕の刺繍も鮮やかである。

秩父祭の屋台行事(本町屋台)

表2.64m、妻4.3mで登勾欄がなく宮地屋台とともに古式な姿を残している。水引幕は当時江戸随一の縫師玉孫により文政4年(1821)に作られ、後幕は嘉永5年(1852)に作られる。また、芸座の彫刻は、秩父屋台の中では逸品である。

秩父神社神楽

秩父神社神楽は35座からなり、舞い方も能・歌舞伎の手法が取り入れられ、一般に里神楽と同じ黙劇であるが、その中に演劇的な表現が多いのが特長である。