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掲載日:2024年4月19日
埼玉県総合リハビリテーションセンターは、障害のある方々の自立と社会参加の促進を目指して、昭和57年3月に開設されました。
開設以来、相談・判定から医療、職能訓練、社会復帰まで、一貫した総合的なリハビリテーションを提供しています。
病院部門では、重点的に取り組む医療分野を明確化し、令和4年6月1日に「神経難病センター」「若年者リハビリセンター」「障害者医療センター」の3つのセンターを設置しております。医師、看護師、療法士、医療相談員、薬剤師などの多職種が連携し、神経難病患者の包括的医療の提供、若年脳卒中患者などの就労・就学を目指したリハビリテーションの提供、障害者の痙性麻痺や疼痛などの症状改善を図るための医療提供を行っております。
神経難病センターでは、リハビリテーションに加え、パーキンソン病の薬剤調整、デバイス補助療法(DBS、LCIG、Vyalev)も実施し、総合的治療を行っています。
また、令和6年2月からは、アルツハイマー病治療外来を設置し、認知症治療にも取り組んでいます。
相談部門では、身体障害者更生相談所及び知的障害者更生相談所として障害者等に対する相談・支援の業務を行うほか、身体障害者手帳及び療育手帳の交付、補装具の製作・修理などの業務を行っております。
施設部門では、障害者総合支援法に基づき、自立訓練(機能・生活)、就労移行支援、就労定着支援、施設入所支援の自立支援事業を実施し、身体能力や生活能力、職業能力の向上を目指し、地域で自立した生活ができるよう支援しております。
また、企業や障害福祉サービス事業所などに対し、高次脳機能障害者の方の就労支援方法をアドバイスする事業も行っております。
今後も、各事業の充実を図るとともに、健康増進施設の活用により、障害のある方の健康管理や体力づくりを支援してまいります。
当センター内に設置している「高次脳機能障害者支援センター」では、高次脳機能障害者の支援拠点機関として、相談内容に応じた助言や情報提供を行うとともに、センター内の各部門と連携して診療、訓練などの利用を進めております。
また、県内2か所(川越・春日部)の医療機関にも相談窓口を設置し、地域の相談支援体制の充実にも努めております。
さらに、福祉・保健・医療関係者を対象とした研修や技術支援を行うほか、市町村や地域の医療機関等と連携した障害者への支援サービスを提供するなど、県内のリハビリテーション活動の中核施設としての役割を果たしております。
リハビリテーションのための様々な機能を有した県内のリハビリテーション活動の中核施設として、良質で信頼される医療・福祉の提供に努めてまいります。
令和6年4月
埼玉県総合リハビリテーションセンター
センター長 市川 忠
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