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発表日:2022年2月28日11時
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部局名:教育局
課所名:文書館
担当名:地図センター担当
担当者名:小澤
直通電話番号:048-865-0112
Email:p6501121@pref.saitama.lg.jp
部局名:教育局
課所名:文書館
担当名:古文書担当
担当者名:村田
直通電話番号:048-865-0112
Email:p6501121@pref.saitama.lg.jp
県立文書館には全国でもめずらしい「地図センター」があり、様々な地図を収集・保存・活用をしています。今回は、県内に多数ある「文化財(お宝)」を地図で辿る企画展を開催します。
本展示では、県内自治体などが作成している「文化財地図」や「観光マップ」を御紹介するとともに、当館に収蔵されている関連資料や貴重な絵図を展示します。新型コロナウイルス感染症により自粛生活が長引いておりますが、この展示を通して、県内の文化財により関心を寄せて頂くとともに、地図の世界を巡る旅を楽しんで頂ければ幸いです。
(1)会期:令和4年3月8日(火曜日)から5月8日(日曜日)まで
(2)会場:県立文書館1階展示室2
(3)開室日:火曜日から日曜日まで
※ただし、期間中毎週月曜日、祝日(4月29日、5月3日・4日・5日)及び月末館内整理日(3月31日)は休室
(4)開室時間:9時から17時まで
※開室時間中に正面玄関から入館してください。
※新型コロナウイルス感染拡大防止のため、検温、手指の消毒、
観覧者カードの提出などに御協力ください。
(5)観覧料:無料
(6)アクセス:JR浦和駅西口下車徒歩15分、JR中浦和駅下車徒歩18分
※駐車台数に限りがあるため、公共交通機関を御利用ください。
※企画展の詳細、最新の休室情報等については、文書館ウェブサイト(https://monjo.spec.ed.jp/)を御覧ください。
プロローグ 埼玉のお宝
県民のお宝である文化財を管理するために各自治体が作成している「文化財地図」について取り上げます。また、文化財の種類を紹介し、史跡・名勝・天然記念物など地図上に現れるものも文化財の対象として指定されていることを御紹介します。
・「埼玉県文化財目録付埼玉県文化財地図」昭和46年埼玉県教育委員会
・「埼玉県文化財目録付埼玉県文化財地図」平成22年埼玉県教育委員会
(1)県北地域
県北地域からは、寄居町の鉢形城跡と行田市の埼玉古墳群を中心に取り上げます。寄居町の鉢形城跡は史跡名勝天然記念物等保存法の仮指定を受けた県内第一号の史跡です。地図に載る指定文化財の歴史を紹介します。
行田市の埼玉古墳群は、令和2年3月に国の特別史跡として指定されています。
・「武蔵鉢形城絵図」新田家文書1(C309)
・「さきたま古墳公園散策マップ」平成25年埼玉県立さきたま史跡の博物館
(2)県西地域
県西地域からは、国指定史跡比企城館跡群(菅谷城跡、松山城跡、杉山城跡、小倉城跡)と、秩父三十四所札所を取り上げます。鎌倉街道上道のような交通の要衝の先や、江戸近郊の霊場として栄えた秩父地域を取り上げ、人々が足繁く通う道の先の文化財を御紹介します。
・「古城跡近傍図(写)」小室家文書740
・「ちゝふ三十四所巡礼道案内図」武笠(昇)家文書264
(3)県南地域
県南地域からは、世界かんがい施設遺産でもある見沼代用水、国指定史跡見沼通船堀、赤山陣屋跡をはじめとした赤山街道周辺の文化財マップについて御紹介します。県南部の地図には、用水を引き田畑を増やした痕跡が確認されます。これらは江戸近郊の地域として、幕府による開発の手が入ったことを現代に伝え、その一部は文化財として残っていることを御紹介します。
・「赤山陣屋図」(C13273)
・「見沼用水路絵図」見沼土地改良区133
(4)県東地域
県東地域からは、「日光道中」を中心に、その途上にある、国指定名勝おくのほそ道の風景地としても名高い草加松原や、日光道中随一の関所である栗橋関所跡を御紹介します。江戸時代の県東部の地図に点在する文化財に注目し、将軍の日光参社に端を発した地域的な文化のつながりを御紹介します。
・「下総国葛飾郡中田町・武蔵野国埼玉郡栗橋町之間房川御船橋之図(木版)」篠﨑家4352
エピローグ 地図を持ち文化財に会いに行こう
これまで御覧いただいたような文化財地図は現在でも制作され続けています。新しい発見や指定、研究が進むことによって作られる新しい文化財地図を御紹介します。
また、当展示では、一部の文化財マップをお持ち帰りいただける形で御用意しております。ぜひ、とっておきの一枚を手に入れ、文化財を訪ね歩いてください。
※配布は部数限定です。
・近年発行の各地の文化財地図(一部取得可能)
約50点