トップページ > 県政情報・統計 > 県政資料・県報 > 県政ニュース(報道発表資料) > 2022年度 > 2022年9月 > 県立近代美術館×岩槻観光委員会 オンライントーク「岩槻出身の田中保画伯を語る」を開催
ページ番号:221866
発表日:2022年9月2日11時
ここから本文です。
部局名:教育局
課所名:近代美術館
担当名:企画展担当
担当者名:佐伯、吉岡
直通電話番号:0488240110
Email:p240111@pref.saitama.lg.jp
県立近代美術館は岩槻観光委員会と共催で、現在開催中の企画展「シアトル→パリ 田中保とその時代」の関連イベントとして、令和4年9月10日(土曜日)にオンライントーク「岩槻出身の田中保画伯を語る」を開催します。
シアトルやパリで評価を受けながらも、その画業や生涯に多くの謎が残る岩槻出身の美術家・田中保(たなか・やすし、1886-1941)について、岩槻観光委員会の担当者と県立近代美術館の学芸員が紹介します。
オンライントーク「岩槻出身の田中保画伯を語る」
令和4年9月10日(土曜日)18時30分~19時45分
Zoomによる開催
どなたでも(定員:先着100名)
シアトルやパリで評価を受けながらも、その画業や生涯に多くの謎が残る岩槻出身の美術家・田中保(1886-1941)について、岩槻観光委員会の担当者と県立近代美術館の学芸員が紹介します。
語り手: 県立近代美術館学芸員 佐伯綾希
司会: 岩槻観光委員会 髙橋真理以
下記担当へお申し込みください。
岩槻観光委員会 オンライントーク企画担当 髙橋真理以
e-mail:concreate.arai@gmail.com
電話:080-5536-6395(18時30分~20時30分)
令和4年9月9日(金曜日)まで
無料。ただし、視聴にかかる通信料等は、視聴される方の御負担になります。
県立近代美術館、岩槻観光委員会
田中保(たなか・やすし、1886-1941)は、埼玉県南埼玉郡岩槻町(現在のさいたま市岩槻区)に生まれ、1899年に埼玉県第一中学校(1901年浦和中学校に改称、現・県立浦和高等学校)に入学、1904年に同中学校を卒業しました。
同年12月に18歳で移民として単身シアトルに渡った田中は、働きながら絵を学び、画家としての活動を始めました。1917年には、シアトルで出会った美術批評家のルイーズ・ゲブハード・カンと、国籍の違いを乗り越えて結婚しています。
1920年にパリに移住した後は、サロン・ドートンヌなどの展覧会に出品を重ねて評価を高め、肖像画や裸婦像といった分野で自らの芸術を開花させます。パリで人気画家となってからも、田中の胸中には祖国でこそ認められたいという思いがありました。しかし、日本の美術教育を受けず、アメリカで身を立ててきた田中は、生前に日本の画壇から受け入れられることはありませんでした。
1941年にパリで没(享年54歳)。日本を離れてから一度も帰国することはありませんでした。
1970年代に作品がまとめて紹介されたことで再評価の機を得たものの、その生涯にはなおも多くの謎が残されています。
令和年7月16日(土曜日)~10月2日(日曜日)
10時00分~17時30分(展示室への入場は17時00分まで)
月曜日(9月19日は開館)
県立近代美術館 2階展示室
(さいたま市浦和区常盤9-30-1 電話048-824-0111)
一般900円(720円)、大高生720円(580円)
※( )は20名以上の団体料金
※中学生以下及び障害者手帳等を御提示の方(付き添い1名を含む)は無料
※併せてMOMAS(モマス)コレクション(1階展示室)も観覧できます。
県立近代美術館 企画展担当 佐伯、吉岡