トップページ > 県政情報・統計 > 県政資料・県報 > 県政ニュース(報道発表資料) > 2021年度 > 2021年10月 > 県立さきたま史跡の博物館 最新出土品展「地中からのメッセージ」の開催について
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発表日:2021年10月5日11時
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部局名:教育局
課所名:さきたま史跡の博物館
担当名:資料・展示担当
担当者名:別所
直通電話番号:048-559-1181
Email:k5911111@pref.saitama.lg.jp
さきたま史跡の博物館では、(公財)埼玉県埋蔵文化財調査事業団並びに埼玉考古学会と共催で、令和3年度最新出土品展「地中からのメッセージ」を開催します。
埼玉県には約10,000の遺跡があり、毎年200件を超える発掘調査が実施されています。これらの調査では貴重な発見が相次いでおり、学術的価値の高い出土品は、埼玉県の歴史を語る上で欠かせない歴史資料です。
今回は令和3年度までの発掘調査出土品や整理報告の終了したもの、学術的に注目されるものを中心に御紹介します。装飾豊かな縄文土器や、水鳥の形をした古墳時代の土器、中世の埋蔵銭の一部や近世の生活用具など幅広い考古資料を取り上げます。
市の有形文化財に指定された、志木市城山遺跡第96地点の弥生土器と坂戸市入西石塚古墳の副葬品もお披露目します。
令和3年10月9日(土曜日)~11月21日(日曜日)
開館時間 9時00分~16時30分 (入館は16時00分まで)
休館日 10月11日、10月18日、10月25日、11月8日、11月15日
県立さきたま史跡の博物館 企画展示室 (行田市埼玉4834)
一般200円(120円)、高校生・学生100円(60円)
※( )内は20名以上の団体料金
中学生以下、障がい者手帳をお持ちのかた(付添1名含む)は無料
埼玉県南西部に位置する飯能市にある縄文時代中期(約5000年前)の大集落遺跡です。竪穴住居跡が80軒見つかり、なかでも第77号住居跡からは縄文時代中期の阿玉台式土器がまとまって出土しました。その場で潰れて割れた状態のものが多く、縄文時代に廃棄されたそのままの状態で発見されたようです。大型の深鉢形土器に加えて、注口の付いた浅鉢形土器も見つかりました。
埼玉県のほぼ中央に位置する坂戸市にある古墳時代中期後半(5世紀後半)の円形の古墳です。墳丘は現存せず、昭和30年代に副葬品が発見したものの、再び埋め戻され、平成26年に再発掘されました。2面の銅鏡、鉄製の短甲、冑、刀剣類、鉄鏃など武具武器一式です。中でも短甲は、付属品も含めて一式見つかった例としては県内唯一です。令和2年度に整理報告書が刊行され、「入西石塚古墳(三福寺1号墳)出土遺物一式」として坂戸市の有形文化財に指定されました。
埼玉県東部に位置する蓮田市にある中世(15世紀)の館跡です。約26万枚の銭貨が入った大甕「埋蔵銭」が見つかりました。第3号埋蔵銭は地山のように堅くしまった土の中で、埋められた当時の状態のまま石製の蓋に守られていたようです。甕と銭貨をあわせた埋蔵銭の重さは約963kg、緑泥石片岩製の石蓋は約19.5kgあります。今回の展示では、埋蔵された銭貨の一部と加工痕が良く残る石蓋を展示します。
講師:別所 鮎実(当館学芸員)
日時:令和3年10月9日(土曜日)13時30分~15時30分
場所:さきたま史跡の博物館 講堂
講師:熊澤 孝之氏(飯能市教育委員会生涯学習スポーツ部生涯学習課文化財担当 主査)
日時:令和3年11月13日(土曜日)13時30分~15時30分
場所:さきたま史跡の博物館 講堂
御来館にあたっては、新型コロナウイルス感染症防止対策に御理解と御協力をお願い致します。
県立さきたま史跡の博物館 資料・展示担当 別所
〒361-0025 行田市埼玉4834
電話:048-559-1181 ファックス:048-559-1112
ホームページ:https://sakitama-muse.spec.ed.jp/