トップページ > 県政情報・統計 > 県政資料・県報 > 県政ニュース(報道発表資料) > 2023年度 > 2023年11月 > 国登録有形文化財(建造物)の新規登録について(熊谷市・旧長島家住宅主屋など8件)
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発表日:2023年11月24日17時
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部局名:教育局
課所名:文化資源課
担当名:指定文化財担当
担当者名:中村
内線電話番号:6981
直通電話番号:048-830-6981
Email:a6910-04@pref.saitama.lg.jp
国の文化審議会(会長:佐藤信(まこと))は、令和5年11月24日(金曜日)開催の同審議会文化財分科会における審議・議決を経て、熊谷市に所在する「旧長島家住宅主屋(きゅうながしまけじゅうたくおもや)」、「旧長島家住宅米蔵(こめぐら) 」等の8件を、新たに登録有形文化財に登録するよう、文部科学大臣に答申しました。この結果、後日行われる官報告示を経て、県内の登録有形文化財(建造物)は212件になります。
埼玉県熊谷市小八林字大境1022
荒川右岸の水田地帯にある旧名主長島家の屋敷です。主屋の周囲に米蔵、前蔵、裏蔵を配し、主庭の入口に木戸門を建て、表門、長屋塀、石塀が広大な屋敷地を画しています。
江戸時代後期の建立である主屋は、広い土間と田の字型間取りの西に上段の間(じょうだんのま)を設け、旧家の風格を示しており、米蔵、前蔵、裏蔵は大谷石(おおやいし)を用いた二階建の石造蔵でいずれも大正時代の建築です。主屋と同時期の表門、木戸門、長屋塀に加え、大谷石を用いた長大な石塀とともに集落の歴史的景観を構成しています。
長島家は、埼玉銀行頭取・会長等を歴任した長島恭助(きょうすけ)の生家で、現在建物は長島恭助の記念館として公開活用されています。いずれの建造物も今回、国土の歴史的景観に寄与しているものとして評価され、答申が行われました。
熊谷市教育委員会社会教育課文化財保護係(電話048-536-5062)
文化財保護法に基づき、保存及び活用のための措置が特に必要とされるものが登録される。建築後50年を経過している建造物で、次のいずれかの基準に当てはまるものが対象となる。
一 国土の歴史的景観に寄与しているもの
二 造形の規範となっているもの
三 再現することが容易でないもの
国登録有形文化財(建造物)の新規登録について(熊谷市・旧長島家住宅主屋など8件)(PDF:809KB)