トップページ > 県政情報・統計 > 県政資料・県報 > 県政ニュース(報道発表資料) > 2023年度 > 2023年11月 > 東松山市「箭弓稲荷神社(やきゅういなりじんじゃ)」の国の重要文化財指定について
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発表日:2023年11月24日17時
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部局名:教育局
課所名:文化資源課
担当名:指定文化財担当
担当者名:中村
内線電話番号:6981
直通電話番号:048-830-6981
Email:a6910-04@pref.saitama.lg.jp
国の文化審議会(会長:佐藤信(まこと))は、令和5年11月24日(金曜日)開催の同審議会文化財部会での審議・議決を経て、東松山市の「箭弓稲荷神社本殿・幣殿・拝殿(ほんでん・へいでん・はいでん)」を、国指定重要文化財へ指定するよう 、文部科学大臣に答申しました。
この結果、後日行われる官報告示を経て、県内の国の重要文化財は81件、うち建造物は29件となります。
箭弓稲荷神社本殿・拝殿・幣殿(やきゅういなりじんじゃほんでん・はいでん・へいでん) 1棟
宗教法人 箭弓稲荷神社
東松山市箭弓町2丁目5番14号
江戸後期から末期の関東地方において、有数の規模を誇る権現造(ごんげんづくり)(本殿と拝殿をつないだ神社建築様式)の社殿。天保6年(1835)建立の本殿と幣殿、同11年の拝殿からなります。
熊谷を拠点とする大工棟梁飯田和泉藤原金軌(いいだいずみふじわらのきんき)と、同じく熊谷で上州の彫物大工の系譜をひく飯田仙之助(いいだせんのすけ)が手掛けた社殿は、素木(しらき)とする外観の随所に精緻な彫刻を施しており、この時代の特徴をよく示しています。一方、本殿内部は絢爛豪華(けんらんごうか)な極彩色(ごくさいしき)を施し、幣殿・拝殿内部の彩色や絵画、彫刻も質が高く、外観と好対照をなしています。本社は、江戸後末期の関東を代表する神社建築として高い評価を受けました。
東松山市教育委員会生涯学習課埋蔵文化財センター(電話0493-27-0333)