ページ番号:218341
発表日:2022年7月4日11時
ここから本文です。
部局名:教育局市町村支援部
課所名:文化資源課
担当名:指定文化財担当
内線電話番号:6981
直通電話番号:048-830-6981
Email:a6910-04@pref.saitama.lg.jp
令和4年11月27日(日曜日)、ウェスタ川越 大ホール(川越市)にて、第64回関東ブロック民俗芸能大会を開催します。関東ブロック民俗芸能大会とは、関東・甲信越静の11都県で実施する大会で、埼玉県での開催は平成23年以来11年ぶりです。国指定重要無形民俗文化財「玉敷神社神楽」(加須市)や県指定無形民俗文化財「石原の獅子舞」(川越市)など、地域の特色あふれる7つの民俗芸能が出演します。
埼玉県教育委員会、第64回関東ブロック民俗芸能大会実行委員会
文化庁
令和4年11月27日(日曜日)12時30分~17時00分(予定)※開場は12時00分
ウェスタ川越 大ホール(埼玉県川越市新宿町1―17―17)
無料・事前申込み制(定員610名)(予定)
※詳細は、後日県HPなどでお知らせします。
■玉敷神社神楽(国指定重要無形民俗文化財・玉敷神社神楽保存会)[加須市]
2月1日、5月5日、7月15日、12月1日に玉敷神社神楽殿(加須市騎西)で公開されている神楽です。地域の人びとによって伝承され、現在は18の演目が伝えられています。ほとんどの演目に、舞台の北西隅から順に廻り四方を固めていく「四方固め」があり、演劇性の強い舞においても四方固めが行われるのが、玉敷神社神楽の特徴の一つです。今回は4演目を上演予定で、何柱もの神々が登場する「山めぐり」は約20年ぶりの公開となります。
関東ブロック民俗芸能大会への出演は、昭和40年の第6回大会(東京都・日本青年館)以来2回目です。
■石原の獅子舞(県指定無形民俗文化財・石原のささら獅子舞保存会)[川越市]
毎年4月に開催される観音寺(川越市石原町)の観音祭で披露される獅子舞で、「石原のささら獅子舞」とも呼ばれています。山伏役や天狗を先立ちとして、ほら貝の音とともに獅子が入場し、12切の演舞が始まります。獅子は、先獅子(雄獅子)・中獅子(雌獅子)・後獅子(雄獅子)の三頭立てで、ゆったりとした舞が終わると、雌獅子をめぐって2頭の雄獅子が激しく乱舞します。獅子とともに舞う山の神役や、ささらを奏でる4人のササラッコなど、子供たちのかわいらしい所作も見所です。
関東ブロック民俗芸能大会への出演は、昭和61年の第28回大会(群馬県・前橋市民会館)以来2回目です。
■このほか、茨城県・栃木県・群馬県・新潟県・静岡県の民俗芸能が出演予定です。
ブロック別民俗芸能大会は、昭和34年に、全国を5ブロックに分け、第1回大会が開催されました。民俗芸能を舞台で紹介する大会としては、大正14年から続く日本青年館の「全国民俗芸能大会」に次いで、長い歴史があります。
関東ブロックは、埼玉県のほか、東京都・神奈川県・千葉県・茨城県・栃木県・群馬県・山梨県・長野県・新潟県・静岡県の11都県で構成され、毎年持ち回りで民俗芸能大会を実施してきました。出演した民俗芸能は、令和3年の第63回大会までで、延べ470にのぼります。
埼玉県での開催は、今回で7回目です。
開催年度 |
回 |
会場 |
埼玉県の出演芸能 |
昭和43 |
第10回 |
埼玉会館 |
秩父屋台囃子(秩父市) |
昭和46 |
第13回 |
埼玉会館 |
上覧ばやし(川越市) 貴布祢神社神楽(吉田町[現秩父市]) |
昭和52 |
第19回 |
埼玉会館 |
閏戸の式三番(蓮田市) 老袋の万作(川越市) |
昭和63 |
第30回 |
岩槻市福祉会館ホール |
横瀬の人形芝居(横瀬町) 笹久保の古式土俵入り(岩槻市[現さいたま市]) |
平成12 |
第42回 |
彩の国さいたま芸術劇場 |
下名栗の獅子舞(名栗村[現飯能市]) 秩父屋台囃子(秩父市) |
平成23 |
第53回 |
彩の国さいたま芸術劇場 |
浦山の獅子舞(秩父市) 鷲宮催馬楽神楽(久喜市) |
令和4 |
第64回 |
ウェスタ川越 |
玉敷神社神楽(加須市) 石原の獅子舞(川越市) |
第64回関東ブロック民俗芸能大会の埼玉県開催について(PDF:411KB)