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掲載日:2026年6月8日

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人材育成・文化・スポーツ振興特別委員会視察報告

調査日

令和8年1月29日(木曜日)

調査先

⑴TUMO Gunma(高崎市)
⑵エアリスベース(太田市)

調査の概要

(1)TUMO Gunma

(デジタルクリエイティブに特化した人材育成について)

【調査目的】

■本県の課題

  • あらゆる分野での技術革新の進展に対応し、新たな価値を生み出す創造性を身に付けて活躍できる人材を育成するために、こどもたちの科学技術やものづくりに対する興味・関心を高め、こども一人一人が持つ能力・才能の伸長を図るような取組を推進する必要がある。

■視察先の概要と特色

  • 「TUMO Gunma」は、デジタルクリエイティブ人材育成の更なる拡充、発展を図るため、デジタル教育拠点として、令和7年7月にGメッセ群馬内にオープンした。
  • 海外で開発された革新的なデジタルクリエイティブプログラム「TUMO」を取り入れ、世界レベルのデジタル技術や芸術に関する学習プログラムやワークショップを、中高生(12歳~18歳)に対して無料で提供している。

【調査内容】

■聞き取り事項

  • 群馬県では、2040年までに、新たな価値を創出・発信する人材や企業が、県内で育ち、国内外から集積することを目標とする「クリエイティブ拠点化」を進めている。
  • 同県独自の施策として、小中高生を対象としたデジタルクリエイティブ人材育成拠点である「tsukurun」を令和4年3月から設置しており、現在は年間約5,000人が施設を利用している。
  • 続いて、アルメニアで開発された国際的に評価の高い人材育成プログラムである「TUMO」を導入し、当該プログラムを提供するアジア初の拠点として「TUMO Gunma」を整備した。
  • セルフラーニングと呼ばれる自己学習と講師によるワークショップで構成されるカリキュラムを組んでおり、当初は年間9,400人ほどの利用者数を見込んでいたが、令和8年1月現在で10,000人を超える利用者数となっている。
  • 今年度、世界の教育課題に取り組む優れたプロジェクトを表彰する「WISE賞」の最優秀賞を受賞した。

■質疑応答

Q:TUMO Gunmaの整備に当たって、国からの補助金などは活用したのか。

A:当該施設整備のための財源の2分の1は、国からの「新しい地方経済・生活環境創生交付金(第2世代交付金)」を活用した。

Q:TUMOの導入の検討が開始されてから、実際にTUMO Gunmaの整備が完了するまで、どのくらいの期間を要したのか。

A:令和5年度から検討が開始され、アルメニアへの現地調査、覚書の締結、施設の設計・施工を経て、令和7年度に整備が完了するまでに実質2年弱と、非常に短期間で迅速に事業を展開することができた。

Q:TUMOのプログラムを利用するに当たって、アルメニアに支払う必要のある費用などはあるのか。

A:アルメニアに支払うフランチャイズ費や、職員がTUMO Gunmaで働くために必要となるアルメニアでの研修費用などが発生する。

TUMO Gunmaにて議員とスタッフの集合写真

TUMO Gunmaにて

(2)エアリスベース

(魅力ある文化施設の運営について)

【調査目的】

■本県の課題

  • 長期的な人口減少などによる社会構造の変化に対応していくため、公共施設の再編や施設機能の見直しを通じて、県民のニーズに確実に応えるサービス展開が求められている。

■視察先の概要と特色

  • エアリスベース内にリニューアル移転した新田図書館は、群馬県内の公立図書館では最大級の約15,000冊の漫画蔵書数を誇り、昔懐かしい漫画から現在の流行漫画まで、幅広いジャンルが所蔵されているため、全世代が楽しめる施設である。
  • エアリスベース内の新田保健センターでは各種保健サービス、西サービスセンターでは住民票の交付や納税の受付など、住民は施設を利用しながら様々な行政サービスの提供も受けることができる。

【調査内容】

■聞き取り事項

  • 旧新田町の時代に建設された図書館の老朽化に伴う建替えとともに、隣接する保健センターと市民課の出張所であるサービスセンターと合わせて、それらの施設を新しい一つの施設として複合させる計画が進められた。
  • 複数の施設を集約することによって、効率化を図り、周辺地域のにぎわいを創出していくことを目的として建設事業が進められ、令和7年2月にエアリスベースをオープンした。
  • エアリスベース建設の総事業費は、用地取得費、外構整備費、備品購入費などを含めて、29億8,500万円となっている。
  • 施設建設に当たっては、基本構想策定のためのワークショップを計3回実施することで、当該ワークショップに参加した市民から意見を募り、その後、設計業務プロポーザルにより決定した委託業者が主体となって、基本設計作成のためのワークショップを計4回実施した。
  • エアリスベース内の新田図書館は、図書・CD・DVDの貸出しを行っており、蔵書数は合わせて約178,000点(図書約166,000冊、CD・DVD約12,000点)であるが、このうち漫画本約15,000冊は館内での閲覧のみとなっている。

■質疑応答

Q:施設建設事業の基本構想のためのワークショップの参加者の意見はどのように反映されたのか。

A :ワークショップの参加者からの「屋上庭園や多目的スペースがほしい」といった意見を取り入れ、それらの整備を実現することができた。

Q:エアリスベース内に新田図書館がリニューアル移転したことによって、以前の図書館と比べて、どのぐらい利用者数が増加したのか。

A :旧新田図書館と比べると、利用者数は2倍以上となっており、特に土曜日・日曜日は、親子連れなど、1,000人ほどの来館者が利用している。

Q:施設建設の総事業費29億8,500万円について、国の補助金はどのぐらいで、市の負担額はどのぐらいなのか。

A :当該施設建設のための財源については、国の補助金の交付は受けておらず、地方債を使っている。

お問い合わせ

議会事務局 議事課 委員会担当

郵便番号330-9301 埼玉県さいたま市浦和区高砂三丁目15番1号 議事堂1階

ファックス:048-830-4922

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