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掲載日:2024年5月1日
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地域経済の発展や雇用創出につながる地域整備事業の旗振り役
数年がかりの壮大なプロジェクトを管理する屋台骨として活躍!
地域整備課 計画・造成担当主任 遠藤亘さん(平成29年4月採用)
年月 | 所属 |
平成29年4月採用 | 庄和浄水場(工務担当) |
令和2年4月 | 地域整備事務所(工事第二担当) |
令和5年4月 | 地域整備課(計画・造成担当) |
私の所属する地域整備課では、産業団地整備事業を推進する様々な業務を行っています。内容は、産業団地のための土地の造成工事等の管理や、分譲企業との契約・調整業務等があります。
当課の総合土木職の職員は、土地の造成工事の管理を担当していますが、実際の工事の設計・発注・施工管理は、地域整備事務所(地域機関)で実施しています。
私たちは、工事の進捗状況を常に把握し、状況に応じて工事内容の変更について局内での調整を行なったり、工事に関する予算の管理を行なっています。
また、管理だけではなく計画業務も行っています。これは、「将来どの地域で産業団地を整備するか」を決めるべく、市町からの要望を受けて、地質や周辺環境、交通利便など、現地の基礎情報を調査したうえで、候補地を選定する業務です。
産業団地整備事業は、計画から完成まで長い年月を要します。工事費が数億円、事業費が数十億円規模となる、壮大なプロジェクトです。
プレッシャーのかかる仕事ですが、その分、事業が完成したときの達成感も大きいです。
課全体で15名(総合土木職、事務職)と非常に小規模な職場で、20代の若手から50代のベテランまで幅広い年齢層の職員が働いています。
課の雰囲気は和気あいあいとしています。仕事で分からないことがあっても気軽に相談できる環境で、私自身とても助かっています。
時刻 | スケジュール |
8時20分 | 出勤 |
8時30分 | メールチェック等 |
9時00分 | 業務委託書類の作成・確認等 |
11時00分 | 工事の変更に関する書類の確認 |
12時00分 | 昼食休憩 |
13時00分 | 工事内容の変更に関する幹部への説明 |
13時15分 | 各工事の進捗報告資料のとりまとめ |
15時30分 | 現場工程会議(オンライン) |
17時15分 | 退庁 |
令和2年度から4年度の3年間従事した、地域整備事務所での業務です。
配属されて間もないとき、担当業務の引継ぎで造成予定地に行ったのですが、その時は何も出来上がっていない状況でした。
その後、私たちが設計・発注した工事が開始され、何もなかった場所に、道路や調整池が出来上がっていくことに感動を覚えました。
将来、その場所に民間企業が物流倉庫や工場を建築し、地域経済の発展やその地域における雇用の創出を通して埼玉県全体の発展に貢献できると思うと、業務に対するやりがいや達成感が湧きました。
また、工事の完成後に家屋補償調査業務委託も担当しましたが、整備した産業団地の周辺に住む県民の方を訪ねた際、皆さまから様々な意見をいただきました。
県民の方から直接ご意見をいただく中で、「地域整備事業は、土地を売却してくださった地権者の皆さまや近隣住民の方々のご理解・ご協力があってこそ成立つもの」と改めて実感しました。この経験を、今後の県職員人生に活かしていきたいと考えています。
※遠藤主任が発注・工事監督で携わった、松伏田島産業団地の造成前と造成後の様子。なお、現在は産業団地に進出した企業が、建築工事を行っています。
抽象的な表現となりますが、「本庁は森を見るような仕事」、「地域機関は木を見るような仕事」と感じています。
総合土木職の職員は、地域機関では工事の設計書作成や監督のほか、地元住民の皆さまから要望を聞いたり工事に関する説明を行うなど、いわゆる「現場」に出る業務が多いです。一方、本庁は事業全体の進捗や課題を把握し、局内で意思決定を行うための資料作成等、「調整」や「計画」に関する業務が多いと感じています。
本庁では幹部職員、地域機関では住民の皆さまに説明する機会が多いですが、どちらも「人」に対して説明する仕事ですので、説明前はとても緊張します。
地元に貢献したいと思ったことが一番大きいです。子どもの頃、地元に橋が造られて生活が便利になったことをきっかけに、社会インフラの恩恵を感じました。
高校生になり、将来のことをぼんやり考えていたときに、そのことを思い出し、将来は土木技術系の公務員になりたいと思いました。
県職員になって良かったと思うことは、自分の担当した工事が完成し、地元に貢献できたときです。埼玉県は広いですが、地元に近い場所の工事等に携わることができ、非常に幸運だったと感じています。
総合土木職として携われる工種は多くのものがあると思いますが、担当する事業に対し、前向きな姿勢で取り組める職員でありたいです。
私自身が前向きな姿勢で仕事をすることで、周りの職員からも協力いただけると思っています。
上司が「仕事はワンマンプレーではなく、全員で協力して取り組んでいくもの」と話しているのですが、そうした職員でありたいと思っています。
特技と言えるほどではありませんが、20代後半から再開したソフトテニスを楽しむことが多いです。1日中やることもあり、月曜日の朝が一番疲労感がある、という日もあったりします。そうした理由で月曜日に休暇をいただくこともあります。
業務のスケジュールを調整できれば、公務員は比較的に休暇が取りやすい職業と思います。
教養試験(※)の対策として、大学の“公務員講座”を受講していました。数的処理が大きな割合を占めるので重点的に、毎日4時間くらい勉強していたと思います。(問題文をいかに可視化(図解)するかが試される科目だと個人的には思います。社会人になっても、数的処理で身に付けた能力が役に立つ場面もありますので、諦めずに頑張ってほしいです。)その他人文系の問題等は出題範囲が広く対策が難しいので、ぶっつけ本番で臨みました。
専門科目試験は、大学の試験と同じくらい、もしくは簡単と感じていたので、特に対策はしていませんでした。
面接試験は、公務員講座の先生にお願いして実践練習を行っていました。面と向かって見ず知らずの方に自分のことを説明するのは、とても緊張し気恥ずかしく感じるため、慣れるまで回数を積んだ方が良いと思います。また、アルバイトで得た社会経験も、面接の際に役に立つと感じました。
※令和6年度から、上級・初級試験の専門職試験における教養試験は廃止されています。
「埼玉県で働きたい!」という思いを自分の言葉にして、面接官にぶつけてください。埼玉県を未来へ繋ぐために、一緒に働きましょう。