トップページ > 県政情報・統計 > 県政資料・県報 > 県政ニュース(報道発表資料) > 2021年度 > 2022年2月 > SAITEC北部研究所の支援で県内中小企業が新食感の発芽玄米ごはんパンを商品化
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発表日:2022年2月25日11時
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部局名:産業労働部
課所名:産業技術総合センター北部研究所
担当名:総務・事業化・製品開発支援担当
担当者名:増田、仲島
直通電話番号:048-521-0614
Email:masuda.fumiyuki@pref.saitama.lg.jp
県産業技術総合センター(SAITEC)では、埼玉ブランド食品開発研究会を設置し、高付加価値食品の開発及び商品の魅力の伝え方等の販売促進を支援しています。
このたび、同研究会の会員企業(ディボーネクラフト株式会社)が開発を進めてきた発芽玄米ごはんパンが商品化されました。
なお、このパンの開発支援の概要については、3月11日(金曜日)開催予定の同研究会成果発表会で紹介します。
埼玉県産の特別栽培米の玄米を発芽させ、炊飯して生地に練り込みました。
発芽玄米の栄養素を含むとともに、ごはんの水分保持効果により卵・乳製品を使わずに通常のパンよりも柔らかく、その柔らかさが持続します。健康や食生活に気を遣う方や高齢者の方々にもお勧めです。
ごはんの甘み、もちもち感、腹持ちの良さに加え、トーストすると外はカリッと、中はもちもちとした新食感の、ごはんの特性が活かされたパンです。
ごはん、従来のパンに次ぐ「第3の主食」として食べていただけることを目指しています。
パン製造業者にとって、ごはんパンの製造には「生地の最適なミキシング条件が従来のパンとは異なる」「焼き上げ後にパンの側面がへこむ『腰折れ』が発生する」「ごはんパンの糖分により焦げやすい」などの課題がありました。
SAITEC北部研究所が、これらの課題解決を支援することで商業ベースでの安定生産が可能となりました。
また、発芽玄米ごはんパンの柔らかさや甘みを機器分析により評価し、それらの指標を商品のPRに活用しました。
SAITEC北部研究所では、今後、希望する県内中小パン製造業者に、ごはんパンの製造技術を移転していく予定です。
ディボーネクラフト株式会社(店舗名:魔女のコッペンパ)
〒337-0041 さいたま市見沼区南中丸316
代表取締役 諸田 三比呂(もろた みつひろ)
産業技術総合センター北部研究所 電話:048-521-0614 ファックス:048-525-6052
総務・事業化・製品開発支援担当 増田
食品プロジェクト担当 仲島