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発表日:2023年6月29日14時

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県政ニュース

サクラの外来害虫“クビアカツヤカミキリ”被害を発見してください ー「クビアカツヤカミキリ発見大調査2023」スタートー

部局名:環境部
課所名:環境科学国際センター
担当名:生物多様性センター
担当者名:三輪、角田、岡本

直通電話番号:0480-73-8331
Email:g7383318@pref.saitama.lg.jp

環境科学国際センターでは、サクラの外来害虫“クビアカツヤカミキリ”の県内における被害状況を把握するため、6回目となる「クビアカツヤカミキリ発見大調査2023」を実施します。県民の皆様は、調査に参加して被害情報の提供に御協力ください。

県内では、現在もクビアカツヤカミキリによる被害の拡大が続いています。この状況を抑えるためには、県内での被害状況を把握し、被害発生地域での防除を引き続き実施するとともに、その周辺の被害未発生地域での新たな被害を防止することが急務です。

これまで多くの県民や団体の皆様に、被害発見の御協力をいただきましたが、防除対策を効果的に推進し、被害の拡大を抑えるためには、皆様から寄せられる被害情報がまだまだ必要です。

埼玉のサクラを守るため、ぜひ皆様の御協力をお願いします。

クビアカツヤカミキリ発見大調査2023

目的

県内におけるクビアカツヤカミキリの被害状況を把握し、被害対策に活用します。

調査参加者

県内在住・在勤・在学の方であれば、どなたでも御参加いただけます。

調査方法(詳細は「クビアカツヤカミキリ発見大調査マニュアル2023」を参照

調査場所・樹種

県内の公園や河川敷、学校などにあるサクラを主な調査対象とします。特に河川沿いのサクラ並木は、被害拡大に関与している可能性が高いため、注意して見てください。

なお、ウメ、モモ、スモモなどのバラ科樹木に関する被害情報も受け付けます。

確認方法

クビアカツヤカミキリの成虫(図1)や、排出されたフラス(図2、糞と木くずが混ざったもの)を確認します。

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図1 クビアカツヤカミキリ(オス)

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図2 フラス(褐色のカリントウ状で比較的硬い)

報告方法

確認した情報を電子メールや郵送などで環境科学国際センターに報告してください。また、スマートフォンから専用フォーム(https://arcg.is/1j4P1b)で報告することもできます。

なお、成虫やフラスを見つけた場合は、市町村や管理者へ報告していただいても結構です。情報は環境科学国際センターと共有されます。

調査期間

集中調査期間は、令和5年8月31日(木曜日)までです。

なお、集中調査期間外の情報提供も随時受け付けます。

クビアカツヤカミキリの特徴

  • 自然分布は、中国、モンゴル、朝鮮半島、ベトナムなどです。
  • 成虫の体長は25-40mm程度で、前胸背板(一般に「首」に見える部分)が鮮やかな赤色、他の部分が光沢のある黒色です。
  • 成虫は、昼間によく活動し、柑橘系のにおいを発します。
  • メスの成虫は木の樹皮の割れ目に産卵し、1000個近く産むこともあることから、繁殖力が極めて旺盛です。
  • 幼虫は、サクラ、ウメ、モモ、スモモなどの主にバラ科樹木の生木を好んで摂食します。
  • 幼虫は木の内部で2~3年かけて成長し蛹(さなぎ)となり、6月中旬から8月上旬に成虫となって、木の外に脱出します。
  • 幼虫の活動期は春から秋で、この間にフラスを排出します。
  • 成虫の寿命は、野外では1か月程度です。

その他

  • クビアカツヤカミキリは、外来生物法により、特に生態系などへの影響が認められる「特定外来生物」に指定され、飼育や運搬などは禁じられています。
  • 成虫を見つけた場合は、被害拡大を防ぐため、逃さず、その場で捕殺するようお願いします。なお、成虫が人を刺すことはなく、人体への危険はありません。
調査に関する詳細は、以下の「クビアカツヤカミキリ情報」サイトを御覧ください。
https://www.pref.saitama.lg.jp/cess/center/kubiaka.html

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参考

〇 これまでの県内におけるクビアカツヤカミキリ被害の変遷

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〇 これまでに実施した「クビアカツヤカミキリ発見大調査」で被害が確認された市町村及び被害箇所数(成虫のみの確認を含む)

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〇 令和4年度までにクビアカツヤカミキリ被害が確認された地域

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マップの詳細は、上述の「クビアカツヤカミキリ情報」サイトにある「クビアカツヤカミキリ調査地点マップ」を御覧ください。

〇 写真

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サクラの根元に堆積したフラス

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樹体から排出されるフラス

報道発表資料(ダウンロードファイル)

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