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発表日:2023年4月24日11時

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県政ニュース

埼玉県西部地域5市で実施したワーケーションの実証実験結果がまとまりました

部局名:企画財政部
課所名:西部地域振興センター
担当名:地域振興担当
担当者名:斉藤、平野

直通電話番号:04-2993-1110
Email:f9311106@pref.saitama.lg.jp

  ワーケーション * は、地方創生につながる動きとして地方自治体から期待を集めています。埼玉県では、県西部地域5市(所沢市、飯能市、狭山市、入間市、日高市)で実施したワーケーションのあり方の検討に向けた実証実験結果をとりまとめました。

  *【ワーケーション】
         ワークとバケーションを組み合わせた造語。観光地やリゾート地でテレワークを活用し、働きながら休暇を取る過ごし方のこと。

  • 実証実験のプランは、「一般社団法人日本ワーケーション協会が提唱する7つのタイプ」(別紙参照)(PDF:266KB)や「企業の意向」、「受入れ地の特性」等を踏まえて設計しました。
  • 「入間・狭山で日本茶業に触れる日帰りワーケーション」、「遠足の聖地日高でワーケーション」、「飯能で地域課題に取り組む人に学ぶワーケーション」、「新しくて懐かしい所沢でワーケーション」等をテーマとして実証実験を実施しました。
  • 実証実験後のアンケート調査によると、参加者の約8割が県西部地域でのワーケーションに好意的な回答を寄せています。
  • 委託先の株式会社エイチ・アイ・エスによる分析結果では、一部のプランは商業的にツアーを組むことができるとの結論に至りましたが、認知度不足や更なる施設整備の必要性などを指摘されるツアーもありました。
  • 今後、実証実験結果を県西部地域5市と共有し、当地域でのワーケーションの持続的な実施の可能性についてさらに検討を深めていきます。

【実証実験の概要】

実証実験の目的

  近年、テレワークを中心とした多様な働き方が浸透している中、新たな施設整備等を伴わない形態でのワーケーションの持続的な実施可能性を把握・検討すること。

 

実証実験の実施コース

(1)入間市・狭山市


  入間・狭山で日本茶業に触れる日帰りワーケーション【ウェルビーイング型】

  世界のお茶や狭山茶の歴史に触れ、茶摘み体験ができるコース

《主な訪問施設》

  • 入間市博物館、宮野園(狭山市内の製茶販売事業者)  等

《参加者からの主な意見》

  • 茶摘み体験が都心からこんなに近いところでできるのはすごい
  • 茶摘みは結構重労働なため、ウェルビーイングには結びつかない

(2)日高市


  遠足の聖地日高でワーケーション2日間【休暇活用型】

  大人も遠足のように楽しくリフレッシュ体験ができるコース

《主な訪問施設》

  • 高麗郷古民家(国の登録有形文化財)、高麗神社、巾着田  等

《参加者からの主な意見》

  • ハイキングと一緒だと強みになる
  • 仕事をする環境が十分でない

(3)飯能市


  自然あふれる飯能で自分と向き合うワーケーション2日間【休暇活用型】

  自然に恵まれた環境で気軽にアウトドア体験ができるコース

《主な訪問施設》

  • 名栗カヌー工房、ケニーズ・ファミリービレッジ(キャンプ場)等

《参加者からの主な意見》

  • 初任者研修等に使うとチームワークが向上して良いと思う
  • 休暇も仕事もイメージ通りに実施できる場所だと思う

(4)飯能市


  飯能で地域課題に取り組む人に学ぶワーケーション2日間【地域課題解決型】

  空き家再生活動や林業体験等に触れることができるコース

《主な訪問施設》

  • 株式会社Akinai(まちづくり会社で空き家再生の取組について伺いディスカッション)、メッツァビレッジ、名栗地区内の市有林(林業体験)  等

《参加者からの主な意見》

  • 地域課題の解決に向けたキーパーソンがいることは強みだ
  • 林業の体験ができることはよい

(5)所沢市


  新しくて懐かしい所沢でワーケーション2日間【会議型】

  ポップカルチャーや狭山丘陵で自然を体験できるコース

《主な訪問施設》

  • サクラタウン、掬水亭(多摩湖畔にある宿泊施設)  等

《参加者からの主な意見》

  • KADOKAWAや西武園ゆうえんち、多摩湖など、東京に近いのに自然やアミューズメントがあり楽しめると思った

 

実証実験結果から想定できる事項

1  西部地域での持続的なワーケーション実施の可能性
  • 参加者の約8割が西部地域でのワーケーションに好意的であり、ワーケーションを促進・増加させられる可能性は十分にある。
2  今後の西部地域のワーケーションの在り方
  • 東京都内を含めた埼玉県西部地域近隣からの「近場、短期間」での誘客が有効である。
  • 近場ならではの費用負担の低さをアピールすることが有効である。
  • 飯能市の地域課題解決型コースについては、新規の施設整備等を伴わずに誘客が可能である。
  • その他の地域においては、業務環境の改善や実施テーマの見直し、知名度を向上させること等により誘客につながることが期待できる。

 

実証実験結果に関するホームページアドレス

 

報道発表資料(ダウンロードファイル)

 

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