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掲載日:2023年11月27日
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マエダは、1948年5月に文京区指ヶ谷町(現白山1丁目)に創業者の前田喜知雄氏により合資会社前田硝子店として設立されました。
1973年にステンレスフロントサッシの製造販売を開始し、1975年に川口市東領家に第一工場、1976年に北区西ケ原に本社新社屋を建設しています。
1982年に第一工場隣接地に営業本部、1986年に第三工場を建設し、装飾金物の取扱いを本格的に開始し、1988年に代表取締役に前田喜一氏が就任しました。
その後、1989年にレーザー加工、1997年にデジタルグラフィックスの販売を開始し、2001年に代表取締役に前田三枝子氏が就任しています。
本社(東京都北区)は経理部門を担い、川口市内にある営業本部及び工場等が生産拠点となっています。
鋼製建具、装飾金物、強化ガラス、装飾アクリル、サイン全般等の多品目を、設計、デザイン、製作、施工、メンテナンスまで全て自社での対応が可能となっています。
ステンレス、スチール、アルミ、アクリル、ガラス等の素材を用いて、お客様の要望に沿った「唯一無二」のフルオーダー製品を製作し、全国の商業施設や公共施設に納めています。
会社案内やホームページに、施工実績の一覧が掲載されており、その中には、有名企業の名前が散見されます。
現代建築に欠かせない多くの製品を通じて、お客様へ「安心」を提供する製作・施工会社であり、創業から75年の豊富な実績と確かな技術力で、空間づくりについては、他に負けない実力と実績があります。
マエダ 営業本部、第一工場、第三工場
工場内部の様子
マエダは、川口商工会議所が行っている「川口 i-waza(いいわざ)ブランド認定」を受けています。
「川口i-waza(いいわざ)ブランド認定制度」とは、ものづくり中小企業の集積する川口市において、川口商工会議所が川口市や川口産業振興公社など関係機関と連携して、優れた製品を産み出すための高い技術や技能を認定する制度です。
認定内容は、「特注建築金物製品等一貫生産技術、設計・デザインから製作・施工までのトータルプランニング」です。
具体的には、鋼製建具、装飾金物、強化ガラス、装飾アクリル、サイン全般等の多品目を、設計・デザイン・製作・施工・メンテナンスまで全て自社での対応が可能であり、知識・経験の豊富な営業が様々なプランを提案し、設計・デザイン部門がその要望を具現化し、製造・工程管理部門が高品質な製品を製作し、安全で迅速な施工・管理を実現しています。
【参考/川口 i-waza(いいわざ)ブランド認定制度】
https://www.kawaguchicci.or.jp/brand/product/waza/tech10.html
認定証 (マエダの「特注建築金物製品等一貫生産技術、設計・デザインから製作・施工までのトータルプランニング」)
2017年には、川口市の産業における鋳物・機械・木型などの工業、建設業、植木造園業、食品加工製造業など様々な製造業の分野で、技能の維持・発展に積極的に取り組み、他の模範となる事業所として、「川口市技能振興推進モデル事業所」に認定されています。
【参考/川口市技能振興推進モデル事業所】
https://monozukuri.kawaguchi-net.or.jp/support/detail/91
認定証(プレート) (「川口ものづくりネットワーク」のホームページ)
今回のマエダへの訪問のきっかけは、当センターが行う企業訪問の紹介ホームページの中で数度にわたり紹介させていただいた「川口まちこうば芸術祭2023」の会場に足を運んだことです。
この企画において、クリエーターと町工場の間に立ち、この素敵なイベントを支える幹事企業の一つがマエダです。
「川口まちこうば芸術祭2024」が、令和6年3月28日(木曜日)から3月31日(日曜日)の4日間、川口市立アートギャラリー・アトリアで開催されることが決定しました。
今回も、マエダは幹事企業として参加します。
会場に足を運んでいただき、デザイナーと町工場がコラボした作品の数々を鑑賞していただくとともに、川口市内の町工場が持つ技術力の高さを是非ともその目で確かめてみてください。
【参考/川口まちこうば芸術祭】
https://www.kawaguchicci.or.jp/kawaguchifaf/about.html
チラシ (「川口まちこうば芸術祭2024」開催決定のホームページ)
企業訪問の中で、マエダの自社ブランドである「em.feel エムフィール」について話を聞かせていただきました。
リーフレットによると、「爽葉 -sowha- 」はピンホールメガネとスマホスタンドとして利用可能で、「角パイプのミニ蔵さん」は自分で組み立てる鉄のロボットで観賞用、知育用としての利用が可能です。
また、10月27日(金曜日)から10月29日(日曜日)まで、川口オートレース場で開催された「川口市市産品フェア」において、ピンホールメガネ兼スマホスタンドの新作として「黒猫 -Black Cat- 」と「桜 -Sakura・Cherry Blossom- 」が発表されました。
実際に商品を見ましたが、デザインが素晴らしく、素敵な商品となっています。
自社ブランドの立ち上げにより、商品の高付加価値化が図れるとともに従来型のB to B(企業間取引)のみでなく、B to C(企業と消費者間の取引)による収益確保も見込まれます。
また、実際に自社ブランド商品を手にしてもらうことにより、技術力の高さを直に感じてもらえるのもメリットの一つです。
【参考/「em.feel エムフィール」のリーフレット等】
「em.feel」 のリーフレット 「em.feel」の商標登録
【参考/川口市市産品フェアの出展ブースの様子】
新作の「黒猫-Black Cat-」と「桜-Sakura・Cherry Blossom-」
【参考/自社ブランド・共同ブランドのECサイト】
ブランドロゴ (自社ブランド『em.feel』のECサイト)
マエダと新光ステンレス研磨が共同で立ち上げたブランド「空のカケラ」では、オリジナルブランドの時計等を取り扱っています。
https://soranokakera.theshop.jp/
ブランドロゴ (共同ブランド『空のカケラ』のECサイト)
今回の企業訪問により、マエダの環境問題に真剣に取り組む姿勢を随所に感じ取ることができました。その一つが「エコアクション21」であり、認証を2010年10月に取得しています。
エコアクション21とは、環境省が策定した日本独自の環境マネジメントシステム(EMS)です。一般に、「PDCAサイクル」と呼ばれるパフォーマンスを継続的に改善する手法を基礎として、組織や事業者等が環境への取り組みを自主的に行うための方法を定めています。
マエダは、その基本指針の中で節電と省エネルギー化の推進による地球温暖化防止、省資源のため廃棄物の発生抑制、材料を有効に活用して建築混合廃棄物の排出量削減等を掲げ、環境対策への取組を推進しています。
エコアクション21の環境経営方針は、営業本部建物内部、第三工場の外壁に掲示され、社の内外に対してその取組を明らかにしています。
「エコアクション21」の認定証等 エコドライブの取組
【参考/環境への取り組み】
https://www.kk-maeda.co.jp/maeda-top-page/company-information/initiatives-for-environmental-issues/
社名ロゴ (会社ホームページの「環境への取り組み」へのリンク)
その他にも、埼玉県が行う「埼玉県環境SDGs取組宣言企業制度」において、環境分野のSDGsのゴールの達成に向けた取組を令和3年7月に宣言しています。
取組項目は、「廃棄物、省エネ、気候変動、化学物質等、人材育成・環境学習」となっており、SDGsを意識し、持続可能な環境に配慮した企業の姿勢が打ち出されています。
【参考/埼玉県環境SDGs取組宣言企業制度のご案内】
https://www.pref.saitama.lg.jp/documents/180430/seido_2021_3.pdf
【参考/埼玉県環境SDGs取組宣言企業一覧(製造業)】
https://www.pref.saitama.lg.jp/a0501/sdgs/kigyourist-seizougyou.html
また、2017年3月には埼玉県の行う公害防止フォローアップセミナーを公害防止管理者等が受講したことや認定日において環境に関する法令等の違反がないことなどを認定基準としている「彩の国公害防止取組推進事業所」の認定を受けています。
【参考/彩の国公害防止取組推進事業所】
https://www.pref.saitama.lg.jp/a0505/follow24.html
認定証書 (埼玉県/公害防止フォローアップセミナー・彩の国公害防止取組推進事業所)
最後になりますが、2007年11月に彩の国工場の指定を受けており、営業本部の入口付近に「彩の国工場」の看板が掲示掲示されていましたので、紹介します。
【参考/彩の国工場】
https://www.pref.saitama.lg.jp/a0812/a14.html
彩の国工場の看板 (埼玉県/彩の国工場のホームページ)
今回の企業訪問において、マエダが実際に施工した現場の写真をいくつか見せていただきました。
そこには、誰もが知っている商業施設等の看板が掲げられており、施設の顔ともいうべき入口を含めた正面部分を設計・デザインから製作・施工までのトータルプランニングで関わっていて、その技術力の高さに驚きました。
また、環境問題に対する意識も高く、企業としてSDGsの理念を元に、それらの取組を着実に実践していこうとする姿勢を目の当たりにし、感動しました。
ご対応いただきました株式会社マエダの前田取締役副社長、ありがとうございました。
営業本部の打合せ会場にて撮影
株式会社マエダ
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