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掲載日:2022年12月16日
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西川口駅のほど近く、西川口陸橋のすぐそばにクラフトビールが味わえるお店があります。GROW BREW HOUSE(グロウ・ブリュー・ハウス)は、定番のブラック、ホワイト、ゴールドの他に地元産の柑橘類を加えたフルーティーなフレーバーが楽しい限定ビールなど、常時6種類ほどのクラフトビールを提供する人気スポットです。創業者の川本代表は、地域コミュニティづくりの入口としての店づくりをコンセプトに、地元産に拘った原料選びや周辺のお店の料理持ち込みOKなど西川口周辺の賑わい創出の仕掛け人のひとりです。
立ち飲みスタイルのタップルーム
カウンターの上には手書きのメニュー。それぞれのビールの原料や風味などの説明を読むのも楽しい
開店前のお店にお邪魔して、奥にある工房で仕込みの様子を見学させていただきました。
お湯に麦芽を混ぜ、加熱しながら掻き混ぜて麦汁をつくる。ホップや果汁などの風味付けのタイミングや微妙な温度調整に気を遣う
できあがった麦汁は、タンクに移し、熟成させる。柑橘のピールを投入したり、発生するガスを加減したりして味わいを調整する
完成したクラフトビールは樽に詰め替えて店頭へ。醸造長オススメの温度は、ビールの風味が際立つよう、10℃前後とか
樽詰めされたビールは、ビア・ハウスなどへ卸売りも行っているそうです。また、小さな工房の利点を生かし多品種・小ロット生産が可能なため、オーダーメイドにも対応。自分だけのビールが作れるなんて素敵ですね!
2021年は、新型コロナウイルスの感染拡大による飲食業への自粛要請に応じ、タップルームを全面休業してテイクアウトにシフトチェンジしました。もともとあった缶詰機に加えて移動販売用自転車とビン詰機を導入するなど工夫を重ねテイクアウト需要を開拓。緊急事態宣言の解除後は、タップルームは以前の9割ほどまで賑わいを取り戻し、また卸売りの引き合いが増え、一時は醸造が追い付かなくなったとか。まん延防止等重点措置の対象区域となった今、感染防止対策を十分に行い、県ワクチン・検査パッケージ制度を活用して営業を続けています。ウィズコロナの時代を先取りする姿勢に注目です。
川口市内にはGROW BREW HOUSEの他に醸造所が数か所あります。いずれは「ビールのまち川口」として醸造所巡りを楽しむお客様が集まるようになるといいですね。
カウンターには川口の元気経営大賞(川口商工会議所)の受賞盾が飾られていた
ご対応いただきました川本代表取締役(左)と岩立醸造長(右)、ありがとうございました。
ネイバー&ブラザーズ株式会社GROW BREW HOUSE
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